こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と天使とデート
というテーマで
ペーパー・ムーン
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
天使のような女性というのは
出会った時から天使とは限りません!
出会った時の印象が
とんでもない厄介者のように感じる天使だって
たくさん存在するのです。
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
時に男性は
女の子を天使と認識するのに
時間がかかるかもしれない
という事を描いている映画だから
主人公のモーゼという男は
女好きの詐欺師。
↑彼がモーゼ。
モーゼはアメリカ中を車で旅しながら
聖書を販売しているのですが
やり口はとっても悪質!
新聞の死亡欄でターゲットを探し出し
夫が死亡した人の家を訪ねて
あなたの夫が死ぬ前に
あなたの名前入りの聖書を注文したのですが…
と、妻に売り込みに行くのです。
天国に旅立った
死んだ夫からのプレゼント!
というウソのちょっといい話をでっち上げ
感動した妻からお金を巻き上げていたのです!
( ̄□ ̄;)
そんなモーゼが、以前関係を持った
水商売の女の家へ立ち寄ってみると…
なんと、その女の埋葬をしている所に
出くわしてしまうのです!
↑安らかに眠り給え…
彼女には近隣に親族がいないため
近隣の住人によって埋葬されていたのです。
そんな時、都合よく車でやって来たモーゼは
死んだ女の娘を
遠くの叔母の家まで送り届けて欲しいと
依頼されてしまうのです。
近隣の人は一方的に娘を預け
早々とその場を去ってしまいます。
どうも母子は
近隣にあまり歓迎されていなかったようですね…
困ったモーゼですが
そのままにしておく訳にもいかず
とりあえず近隣の駅まで
彼女を送り届ける事にするのですが
車に乗り込んできた少女は
なんだか気難しそうな女の子だったのです!
↑…女の子です。念のため。
さて、変な縁で出会ってしまった
詐欺師と女の子は
一体どうなってしまうのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑駅連れていき、遠い親戚に電報を打って…
けれど彼女は
一筋縄ではいかない女の子だったのです!
彼女の切符代を稼ぐために
詐欺師の本領を発揮して
ある男を騙して200ドルをせしめますが
それを見ていた女の子は
詐欺のネタに自分が使われていたことを根拠に
その200ドルは自分のものだ
と要求してきたのです!
↑さっきの200ドルは私のものよ!
は?
↑くれないなら詐欺師だって大声で言うわよ!
こ、このガキ!!!
女の子の名前はアディ。
彼女の母親は酒場で男を取っており
生まれたアディは
誰が父親なのか分からない子だったのです。
↑亡き母は奔放。娘はしかめっ面!
周囲の人々から距離を置かれ
孤独に生きてきたアディは
人の言いなりにはならず
なんとしても生き残ろうとする
サバイバル能力に長けた子だったのです!
↑結局、車で送ることになったモーゼはムッツリ。
作戦成功でニコニコのアディ。
けれどアディの能力は
思わぬ形でモーゼを助けることになります。
彼女が一緒にいる事でモーゼは
父子で旅をしている聖書売り
という雰囲気になり
モーゼ一人で詐欺を行うよりもずっと
信用されるようになったのです。
↑子供連れなら、お前詐欺師か!
と疑われにくいですね。
その上アディはモーゼ以上に
詐欺の才能を持っていたのです!
要領よく詐欺の手口を理解し
期待以上の結果を出してくるアディ
次第にモーゼは
とりあえずコンビを組んでもいいかも…
と思うようになるのです。
推薦理由②
他者と親しくなるためには
まずは認められること!
けれど
詐欺師のコンビという関係では
天使とデートではありませんね。
モーゼがアディの天使となったのは
今まで誰からも与えられなかったものを
アディからもらえたから!
それは、一体なんだと思いますか?
先ほど書いた通り
モーゼはとっても女好き!
アディとの旅の途中でも
グラマーなサーカスのモデルに
デレデレになってしまいます。
↑素敵なお車ね~
よし、買っちゃいましょうか?
けれど、サーカスの女は
本気でモーゼを愛してなんかいません!
モーゼの人生には
本当の意味で愛してくれる人になんて
登場しなかったのです。
↑人を騙し、人に騙されるモーゼの人生。
もちろん最初の頃のアディも
モーゼに対して、愛なんて持っていません!
けれど、色々あった旅の終わりに
アディが残した写真の中に
モーゼが今まで出会った事のないものが
隠されていたのです。
騙しあいのない関係
というのは
得難き存在なのではないでしょうか?
推薦理由③
人を騙すことはできても
作られるのは
紙の月のような嘘の関係
けれど
本当の関係とは
自分を想ってくれる存在からしか
生まれてこない
↑紙の月に乗ったアディ。
神の月はニセモノですが
乗っているアディは本物ですね。
サーカスで撮った写真だから
この写真は1枚のみ!
そんな写真に寄せられた言葉は
to Moze(モーゼへ)
そう。
この言葉は
一切の騙しも詐欺もない
アディの想いだったのです!
と言う訳で次回は
飛び込んできた
天使とデート
というテーマで
トラブルメーカー
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑遠くの親戚の家に着き、お別れをするモーゼ。
けれど旅の間に芽生えたものは
信頼できる人と一緒に生きる事の嬉しさでした。
二人はお別れしてしまうのでしょうか?
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