こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と子供の環境
というテーマで
処刑教室
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
悪い子供にとって最も幸福な環境とは
言ったこと全てを
親が信用してくれる状態
ではないでしょうか?
どんな嘘でも親が信じてもらえるなら
正直でなくても
勉強をしなくても
暴行や窃盗をしても
嘘をついて信用してもらえれば
親が彼らを守ってくれると気づいた子供は
どこまでも堕落していく可能性があるのです。
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
暴走する学生を放置し
どこまでも堕落していった
80年代の高校の状況を
映像として残している
本作が作られたのは
校内暴力が問題になつりりあった1980年代。
社会闘争の70年代が終わり
特に目的がないまま大人になれた80年代は
校内で暴れることを楽しむ
不良たちの氾濫した時代でもありました。
↑学校は俺たちの遊び場なんだぜ!
80年代の不良は
学校を自分たちの遊園地にしていました。
この映画の主人公のノリスは
あまり素行の良くない高校生たちが通う学校に
赴任してきた新任の音楽教師。
↑まじめで正義感の強い教師ノリス。
赴任したエイブラハム・リンカーン高校では
学校の入り口には警備員が立ち
武器や麻薬の持ち込みを禁止してますが
学生たちは警備員の目を盗んで持ち込んでいるので
全く効果をあげておらず
学校は無法地帯のようになっています。
↑学校の入り口には検問が!!
正義感の強いノリスは
学校の状態にあきれますが
教員たちはみんな諦め状態。
子どもの権利が優先され
確実な証拠がない限り罰せられない学生たちは
教師の目の届かない処で
いじめ、麻薬の売買、売春など
あらゆる悪事を行っているのです!
↑学校に安全地帯はありません!
けれど熱血漢のアンドリューは
そんな状況を少しでも良くしようと
学生たちの有志でコンサートを行おうとしますが
そんな学園ドラマのような展開を
面白く思わない不良たちがいたのです。
不良のボスであるステッグマンは
ノリスに赴任初日から注意された事を根に持ち
恰好の攻撃対象となっていくのです!
↑チッ。今度来たあの教師、気に食わねぇな!
ノリスと仲の良い生物教師のコリガンは
常に拳銃を持ち歩いているほど
ステッグマンたちにおびえています。
ノリスにとっては
そこまで不良を恐れるコリガンが理解できません。
↑事なかれ主義のコリガンは
自分に危害が加えられないようビクビクしています。
学生なんだから
キチンと指導し懲罰を与えれば
おとなしくなるだろう
と考えていたノリスですが
ステッグマンたちは
彼の想像を超えた悪党だったのです。
↑わざと自分を傷つけ
ノリスにやられたと告発するスティングレー。
学生のつく嘘のレベルを超えています。
ノリスとステッグマンの争いは
次第にエスカレートし
映画のラストでは
学校は地獄のようになっていくのです!
一体、どんな戦いになるの?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑最初は、対話で接していたノリスは…
スティングレーたちの暴走が
誰にも止められない理由。
それは
制止する大人の不在
です。
↑ノリスの自宅を調べ
嫌がらせをするスティングレーたち!
確実な証拠がないと罰しない
という学校の方針は
証拠さえ見つからなければ
何をしてよい
という逆説を生みだし
暴走を制止できなくなっていくのです。
↑ノリスと仲が良いコリガン先生は
飼っていたウサギを惨殺されてしまいますが
犯行の証拠がないので
スティングレーたちは罰せられません。
推薦理由②
ルールを理解した悪い子供は
改心するのではなく
ルールを破らないようにして
悪事を行うようになる
そして、それ以上に問題なのは
保護者が子供の保護に徹している
という状況では
誰も子供の指導や教育はできない
という事です。
↑先生って、生徒を殴れないんでしょ!
ルールを理解した悪い子供は
ルールを利用した悪事を考え出すのです。
悪の限りを尽くすスティングレーですが
家はとても裕福です。
↑スティングレーがリーダーなのは
カリスマ性もあるから。
それはおそらく
家庭環境がによって培われたものです。
けれど
そんな恵まれた環境で彼か学んだことは
母親の愛を利用する事!
スティングレーの素行を注意しに
ノリスが家を訪れ
スティングレーは母の前で
ママ~
僕そんなことしてないよ
と子供のように泣くのです。
教師の前で子供のように泣き出すというのは
家庭でのキチンとした教育がなされていない証拠。
それにも拘わらずスティングレーの母親は
息子を守るためノリスを追い出してしまうのです!
推薦理由③
家族が子供に保護しかしないなら
誰にも教育はできない!
証拠がなければ何をしてよい!
いざとなれば、母親が守ってくれる!
このような家庭環境は
人として大切なことを学ぶ機会を
子供から奪ってしまうのです…
という訳で次回は
子供の罪悪感
というテーマで
ソムニア
-悪夢の少年-
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑ちなみにアメリカ版のポスターでは
ノリスではなく、気弱な生物教師ゴリガンが
生徒を銃で脅しています!
↑ゴリガンはなぜ、このような行為に走ったのか…
それは
誰も教育しなかった子供たちが
遊び半分でゴリガンを追い詰めたからなのです。
きちんとした教育の不在は
当人自身だけでなく、周囲の人にとっても
悲劇を招くものなのです
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