こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と子供の環境
というテーマで
天才マックスの世界
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
子供にとって
生きてく上で何よりも大切なものが
愛される事だとするなら
愛されるためなら何だってする子供だって
存在するのではないでしょうか?
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
愛される事に必死になっている子供は
時に暴走するのでは?
という状況を
的確に描いている映画だから
この映画の主人公のマックスは
学校が大好きな少年!
↑学校で一人だけ制服の少年マックス!
ということはマックスは優等生?
いいえ。
ハッキリ言えば彼は劣等性。
けれど学校は大好きなのです!
↑学校大好き!!!!
マックスは学校のためなら
あらゆる努力を惜しみません!
新しいクラブを創設し
他のクラブにも積極的に参加し
イベントや演劇も実行し…
↑学校の1年間の活動記録には…
↑マックスの活躍がビッシリ!!
(ただしクラブ活動のみ)
そう。
マックスは勉強が好きなのではなく
彼の通うラシュモアという学校を
一途に愛している男
なのです。
↑好きです!ラシュモア学園!!
そんなマックスはある日
新任の女性教員に恋してしまいます!
↑うわ~
といっても、彼女はかなり年上の先生。
↑先生は結婚歴もある年上の女性!
年齢的には不釣合いなのですが
彼は、今まで学校に注いでいた愛と同じように
彼女を一途に愛し始めるのです。
彼女がタバコをくわえれば火を差し出し
↑唐突に火を差し伸べられて先生はビックリ!
ペンのインクがなくなった瞬間に
新しいペンを用意したりして
先生の傍で気を利かせ続けるマックス。
↑何か先生のお役に立ちたくて必死のマックス!
(ただし表情はいつもクールに)
そんな彼は
魚が好きだという彼女の為に
校庭に水族館を作ろうと計画し
学校に黙って実行しようとするのです!
↑魚が好きなんだ…
よし、彼女の為に水族館を建設だ!!
…
(-"-;A
当然ですが、この計画は失敗!
結果マックスは
大好きだった学校を退学になってしまいます。
そして追い討ちをかけるように
マックスが親友だと思って接していた学校の理事も
先生を好きになってしまい
二人は付き合うようになっていくのです!
学校と先生。
二つの愛すべきもから拒絶されたマックスは
果たしてどうなってしまうのでしょう?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑僕がこんなに好きなのに、どうして!?
↑誰が水族館作ってなんて言った?
そもそも私、あなたの事を愛してないわよ!!
ここまでの展開の説明だけだと
マックスは変な人だとしか思えないですが
実は、彼の行動には
ちゃんとした切ない理由があるのです。
推薦理由②
彼が盲目的に学校や先生を愛する理由が
子供の切ない想いに近いから
ラシュモア学園は私立の有名校なのですが
マックスの家は貧乏な理髪店。
ではどうしてマックスが入学できたのかと言えば
彼が小学生の時に描いた論文が評価され
奨学生として入学を認められたから!
はい。
彼は、褒めてくれた学校に対して
恩返しをしていたのです!
先生に対しても同じ。
マックスが先生が好きになった理由は
図書館の本に書いてあった彼女のメモに
どんな理由だったとしても
特別な人生を送る機会を得た人間は
それを自分だけで独占する権利はない
というクストーの言葉が書かれていたから!
↑彼女のちょっとしたラクガキ。
これって
奨学生として認められたマックスが
一所懸命学校に対してやってきた生き方を
肯定している文章に思える内容です!
だからこそマックスは先生が好きになり
褒めてくれた彼女のためにも
出来る事をすべてしてあげたいと思うようなったのです。
けれど何故
彼は奨学生になれるような論文が
書けたのでしょう?
これについても
映画の後半で、ちゃんと説明されています。
ヒントはお母さんからのプレゼント!
マックスのお母さんは
彼が5歳の時に死んでしまっているのですが
母親からのプレゼントが
彼をラシュモアへと導いていったのです。
↑マックスにとっては
母親から与えられたプレゼントも
特別な人生を送る機会を得るキッカケとなったもの
だったのです。
推薦理由③
特別な人生を送る機会を得た人
ならではの素晴らしいラスト
ラシュモアも先生も失ったマックスですが
映画のラストでは、彼自身が立ち直り
認めてくれた人に
恩返しをする人生ではなく
自らが他者を積極的に幸せにしていく
という生き方
に目覚めていきます。
まるで子供が
愛される為になんでもするという
受動的な生き方を卒業し
自分がやったことで人を幸せにするという
能動的な生き方を見出していくように…
↑最初変人だと思っていたマックスが
実は才能溢れる素晴らしい人間だと分るラストです。
(風貌はこんなんですが…)
という訳で次回は
孤独な子供の暴論
というテーマで
クロニクル
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑本作は、マックスの友達でありライバルでもある
学校の理事で工場経営者も
重要な役割を担っているのですが
テーマの関係上、割愛させて頂きました。
この内容については、いずれ
想像力とウェス・アンダーソン
というテーマで改めて解説してみたいと思います。
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