こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と子供の環境
というテーマで
リトル・ランボーズ
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
子供のおかれている環境とは様々。
裕福な家でも
貧しい家でも
乱暴な家族がいる家でも
子供を放置している家でも
そこで暮らしている子供たちは
その家庭環境に必死に順応しようとします。
その理由は
子供は自分の家の環境しか知らないから。
だからこそ
どんなタイプの家の子供でも
その家の中で起こった問題に関して
真剣に悩んだり苦しんだりすることとなるのです。
この作品を本シリーズに選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
自分の家庭環境に苦しみながら
必死に順応しようとしている
子供たちが描かれている映画だから
この映画の主人公である二人の子供は
どちらも家庭環境に大きな悩みを抱えているのですが…
方向性は全く異なっているのです!
一人は厳格な宗教戒律のある家の
母子家庭の子供ウィル。
ウィルは娯楽を禁じる原理主義的な教育をされていて
TVや映画などを見ることを
一切禁じられている少年なのですが
実は
とてもクリエイティブな
想像力を持った子供
だったのです!
↑こちらがウィルのラクガキ。
彼は
何かを創りたい!
という創作衝動を持った少年だったのです。
ウィルは、自分の頭で想像した物語を
絵に描いているのですが
そんなもの家族にも見せられません。
↑家族には絶対に見せられないノート。
ウィルは心の中の創作衝動を
誰にも打ち明けられずに暮らしているのです…
↑少年がいつも入る学校のトイレの中は
彼の描いたクリエイティブなラクガキでいっぱい!!
でも、その事は
誰にも言う事が出来ないのです。
もう一人の子供は乱暴者の不良少年カーター。
↑常に不機嫌で乱暴な少年カーターは学校の嫌われ者。
カーターの家も母子家庭ですが
母は常に海外旅行に行っていて不在。
カーターは親との関係を感じることなく
唯一の相談相手である兄を慕ってるのですが
兄もカーターに対して不干渉。
↑兄は友達と遊ぶのに夢中で、弟を邪魔者扱い。
結果としてカーターは
誰にも理解されない苦しさから
乱暴な性格となっていくのです。
↑いくら努力しても
兄は振り向いてはくれません…
そんな
過干渉の子供と不干渉の子供が出合った時
一体どんな関係がうまれるのでしょう?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑想像力を認めない家庭の子供と
↑存在を認めてもらえない子供…
偶然であった二人は
一緒に映画作りをすることとなります。
↑お金持ちの家の子なので
撮影用カメラを持っている不良少年カーター。
と言っても、厳格な家で育ったウィルは
映画なんて観た事ありません!
そんなウィルがはじめて観た映画は
不良少年が観ていた
ランボー
↑人生最初の映画がランボー!!
ランボーを観たウィルは
頭の中がランボーの事でいっぱいになり
気がつけば
ランボーの息子
というオリジナルストーリーを
頭の中で描いていたのです!
↑ぼくは…ランボーの息子だ!
という物語を想像力で描き始めるクリエイター気質のウィル
一見すると、ランボーがモチーフというのは
ギャグのように思えますが
実は、ランボーの第一作は
ベトナム帰還兵の
誰にも分ってもらえない
孤独な心の叫びを描いた作品
ですので
ランボーという作品をチョイスしているところに
この映画の監督が描きたいテーマが
誰にも分ってもらえない
孤独な心
だと感じるのです。
↑ランボーが心を許せたのは
ベトナムでの上司トラウトマン大佐だけ!
↑だから当然、
彼らの映画にもトラウトマン大佐は登場します!
推薦理由②
ランボーという映画の本質を理解し
キチンとリスペクトしているから
そして、この映画の最後は
それぞれの家庭が
子供たちとどう向き合うべきかについて
素晴らしい答えを用意しています。
どんな家庭でも
その家の環境への悩みは存在するはずです。
だから子供たちはきっと
自分たちなりに必死になって
その環境に順応しようと努力しています。
だから私たち大人も考えるべきなのです。
推薦理由③
子供たちの順応しようとする努力に
私たち大人も目を向けてあげるべきでは?
という投げかけがラストにある
↑子供たちは子供たちなりに
大人と上手くやりたいと望んでいる事を
分ってあげたいですね…
という訳で次回は
子供が大人に求める事とは
というテーマで
天才マックスの世界
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑子供たちにとって一番嬉しい事。
それはきっと
自分たちが必死で頑張っていた事を
家族が認めてくれる事なのではないかと思います
ヽ(=´▽`=)ノ
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