こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ヒスパニック見聞録
というテーマで
ブック・オブ・ライフ
~マノロの数奇な冒険~
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
前回の夢の世界 ノクターナは
スペインのアニメーション。
独自の世界観を持つ
イマジネーションを刺激するアニメでした。
↑夜の世界を
想像力で具現化したノクターナ!
では、同じヒスパニックのメキシコでは
どんなアニメが作られているのでしょう?
本日のブック・オブ・ライフは
メキシコの方々が制作に携わっているアニメ。
内容は
メキシコ死者の日をテーマにしています。
↑Googleにもなった死者の日!
私たちから見ると
死者の日はなんだか不気味な感じ。
↑ガイコツって
あんまり楽しいイメージじゃないですよね…
けれど、メキシコ人にとっては死者の日は
死んだ家族と再開できる
嬉しい日
なのです。
↑大好きだった家族と再会できる楽しい日!
この映画のストーリーは
博物館にやって来た子供たちが
死者の日にまつわる話を聞く
といもの。
↑死者の日の事を知らないメキシコの子供たちが
死者の日について知るという映画です。
死者の日は
現世の人と死者の国の人が
一緒に楽しむ日ですが
楽しめるのは
現世の人に覚えてもらっている
思い出の国の住人だけ。
↑思い出の国は、死者たちが楽しく暮らす国
現世の人に忘れられてしまった人は
忘却の国に送られ、やがて消えてしまうのです。
↑現世の人に忘れられれば
死者の存在は消えてしまいます…
だから
死者の日が明るく楽しいのは
生きている人たちから死者たちへの
たとえ死んでしまっても
あなたをずっと覚えているよ!
というメッセージでもあるのです
\(^▽^)/
なんかこういう情に厚いのも
ヒスパニックの良いところですね
↑死んだ家族とも、ずっと仲良し!
思い出の国の支配者は
ラ・ムエルテ
忘却の国の支配者は
シバルバ
以前は夫婦だった2人ですが
現在は険悪な関係です。
忘却の国は寂しい所。
シバルバは
明るく楽しい思い出の国の
支配者になりたいと考え
ラ・ムエルテに賭けを持ちかけます。
↑俺と勝負しようぜ!
メキシコの小さな町
サン・アンゲルに住んでいる
マノロとホアキンという2人の男の子。
彼らは2人とも
マリア・ポサダという女の子が好きなので
3人が大きくなった時に
マリアがマノロを結婚相手に選べば
ラ・ムエルテの勝ち
ホアキンを選べばシバルバの勝ち
という賭けを行うことにするのです。
↑左からロマノ、マリア、ホアキン
代々闘牛士の家系に生まれた
歌が大好きなマノロ。
村を守った
伝説の戦士の息子ホアキン。
2人は愛するマリアに
相応しい男になるため
それぞれの道を歩みます。
ホアキンは戦士になる修行!
という事はマノロは闘牛士?
いいえ、そうではないのです。
マノロはマリアに
歌を歌い続けることを
忘れないでね!
と言われ
人の心に伝わる優しい歌を
歌い続けていたのです!
↑ロマノは優しい歌を歌い続けます
マリアのために
けれど父親は
闘牛士の素質があるマノロには
絶対に闘牛士になってもらいたいと思い
徹底的に闘牛を教え込みます。
↑暴れイノシシを華麗に翻弄する
若きロマノ!
↑お父さんとしては、先祖代々の家業である
闘牛士になってもらいたいのです。
大人となった2人ですが
シバルバの協力を得て
数々の武勲を立てたホアキンに対して
歌の好きな優しい闘牛士となったロマノは
牛を殺すことができず
臆病者としてバカにされてしまいます。
さてマリアは
一体どちらの男性と結婚するのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑とにかく強いホアキンと
とにかく優しいロマノ
↑果たしてマリアはどちらを選ぶのでしょう?
この映画の後半では
彼らと思い出の国の人々が一緒に協力する
死者の日らしいお話になっていきます。
↑御先祖様と一緒に戦うぞ!
そして
この映画を観たメキシコの子供たちは
きっと死者の日の意味を
再確認できるのではないかと思います。
そう!
この映画は
まんが日本昔話と同じコンセプトで作られた
まんがメキシコ昔話
なのです
↑メキシコの伝承
ずっと忘れないでね!!
人々が忘れてしまわない限り
メキシコの昔話も
ずっと思い出の国で行き続けられるのですから!
という訳で次回は
死に向かうステップ
というテーマで
しわ
という映画を紹介したいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑ストーリー、テンポ、キャラクター、色彩
全てが完璧なこの作品は
なぜか日本ではDVDスルー
アニメ大国として躍進したいのなら
世界のアニメ全て楽しめる国にして欲しいです
(*´∇`*)
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