こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ヒスパニック見聞録
というテーマで
メキシコ・オブ・デス
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
ここ数回は
メキシコの社会問題について
考察してきましたので
これからはちょっと方向性を変えて
メキシコ文化
をテーマにお送りしたいと思います
(*´∇`*)
メキシコは
独特の文化が魅力的な国!
テキーラ、タコス、
エンチェラーダ!
マリアッチたちの奏でる
陽気な音楽!
ソンブレロやポンチョのような
不思議なファッション!
セクシーで魅力的な
女性モデルたち!
けれど
一番インパクトのある文化といえば…
死者の日のカーニバル
ではないでしょうか?
11月の1~2日。
ガイコツのメイクをして人が街に溢れる
死者の日のカーニバルは
明るい雰囲気だからこそ
かえって妙に不気味な感じ!
↑007スペクターのオープニングでも
死者の日の仮装は
不気味なインパクトを与えていました!
あのガイコツには
一体どんな意味があるのでしょうか?
↑なんでガイコツで楽しんでるの?
えっと…
これは私の推論ですが
骸骨に対する独特の思い入れは
アステカ文明の名残り
なのではないかと思います。
ご存知の通り
生贄の風習があったアステカ文明は
人間の心臓を神に捧げる
という
エクストリームな風習のあった文明
↑人間の心臓を
神様への生贄として捧げたアステカ文明!
アステカ文明では
祖先の骸骨を身近に飾る習慣があった
という事ですから
ガイコツに抵抗感がないのも納得できます。
↑普通は死に対する恐怖としてのガイコツが
メキシコでは日常的な存在に!
そんなメキシコ人は、他の民族よりも
死に対する恐怖や
禁忌の気持ちが少ない人々なのかもしれません。
↑彼らにとって死んでしまうのは
そんなに恐ろしい事ではないのかもしれません。
本日のメキシコ・オブ・デスは
そんな
死に対する恐怖感の少ない国の人が
ホラー映画を作るとどうなるの?
という視点で観て頂けると
なかなか面白いオムニバス映画!
けれど
メキシコ人気質を全く理解しないで観ると
きっと、ひたすらグロい汚い映画
という感想になってしまうと思います
σ(^_^;)
※という訳でなので、本作品を観るなら
残酷描写に充分ご注意下さい!
日本のホラーの場合
幽霊や化け物に襲われる理由は
呪い、恨み、禁忌を破る
といった
何らかの原因が存在します!
↑たとえ自身に因果がなくても
禁忌に近づいた事によって呪われていく残穢も
[呪われた理由]は存在します!
けれど本作の短編の多くは
すごろくのサイコロの目が出た先に
はい。死にました!
と書いてあるようなテイストで
登場人物は死んでしまいます!
↑残念でした!
あなた死亡で~す。
ストーリーもメキシコらしいものばかり!
メキシコで多発している誘拐事件の
真相だったり…
「生贄の祭壇」&「重要なのは中身」
ヒスパニックらしい
セクシーな内容だったり…
「ハラル・デ・ベリオ」&「ささいなもの」
神(悪魔?)への捧げものが
テーマだったり…
「排出」&「人形」
突然襲われる恐怖に
人はなすすべもなく血みどろになっていきます!
まるで
生贄に選ばれたように…
けれど…
「7回の7倍までも」&「死者の日」
というラスト2話だけは
ちゃんと
襲われる理由があるホラー
なのです!
↑お待たせしました!
「死者の日」をテーマにした作品も
ちゃんと用意されています
\(^▽^)/
一体どんな理由?
それは
復讐者の怒り
なのです!
(別バージョンのポスター)
呪いや恨みではなく
怒りによって
暴力的なホラーが発生する!
あ。
これってひょっとすると
残酷なメキシコ麻薬カルテルの行動基準と
よく似ているのではないでしょうか?
怒りがホラーへと転化していく
ヒスパニックならではマインドが生み出した
激情型ホラー映画
と言っても良いような気がいたします
ヽ(=´▽`=)ノ
一体どんなストーリー?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑今日は死者の日。
身売りされてストリップ小屋に売られた女の子たちも
死者のメイクをして舞台に上がります。
↑さて彼女のたちの心の中には
一体、何が隠されているのでしょうか?
メキシコは
世界のどこよりも死が身近にあるの国
なのです!
↑死者の日を
死ぬほどエンジョイしてね
という訳で次回は
死と痛みと激情と
というテーマで
フリーダ
という映画を解説してみたいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑死者と生者の逢魔が時の
メキシコ死者の日!
行ってみたいけど
行くのが怖いような世界観ですね
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