こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ヒスパニック見聞録
というテーマで
マチェーテ
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
メキシコとアメリカとの経済格差は
2国間に不法移民の問題を引き起こしていまます。
メキシコの不法移民は
捕まり次第本国へと送還されますが
その一方で、多くの不法移民たちは
安価な労働力としてアメリカを下支えしています。
↑不法移民を追い出すのもアメリカ。
↑けれど
不法移民の労働力を利用しているのも
アメリカなのです。
前々回のファーストフード・ネイションでは
彼らの仕事場は低賃金の工場と
ホテルのベッドメイキングでしたが
それ以外のヒスパニックの仕事場と言えば…
庭師
下水処理
自動車修理工
そして
タコス屋
などなのです。
↑こういうフードトラックで働くメキシコ人。
でも、これってどれも
低賃金でキツイお仕事ですよね。
はい。
アメリカは
不法移民を追い返しつつ
安価な重労働としても利用する
という
ダブルスタンダードな面を持つ国
でもあるのです。
けれど…
ヒスパニックの人たちは
これからも未来永劫
アメリカの底辺の労働者として
暮らしていくのでしょうか?
本日のマチェーテは
そんなヒスパニックの人々の怒りを描いた
アクション映画。
ヒスパニックへの人種差別を風刺した
ブラックコメディーです。
※注意:この作品はも大変過激な作品ですので
惨殺シーンやハダカかNGの方は、どうぞご留意ください。
↑残酷注意!
主人公の名前はマチェーテ。
↑彼が主人公!!
鬼瓦のような顔をした
マチェーテ(巨大な刀)を愛用する巨漢の男です。
↑マチェーテは、本来は農具ですが
人も殺せる大きさです!
なんか…
バイオレンスジャック実写版という感じですね…
↑こちらバイオレンス・ジャック!
↑こちらマチェーテ!
メキシコで連邦捜査官として働いていたマチェーテですが
とある事件で麻薬王トーレスを怒らせてしまい
妻子を殺された上
彼自身も生死不明となってしまいます!
↑冷酷非情の麻薬組織は
メキシコ映画のお約束のひとつですね!
それから数年後…
マチェーテはメキシコから逃亡し
アメリカで日雇い労働者となってたのです!
今日は庭師、今日は屋根の修理…
その日をしのぐために
出来ることを何でもするマチェーテは
典型的なメキシコからの不法移民の姿です。
↑家族も仕事も失い、帰る所もないマチェーテは
メキシコの不法移民の現状です。
けれど、そんなマチェーテの
とてつもない強さと風貌に目をつけた男がいました。
彼は、大金を用意して
マチェーテに仕事を落ちかけます。
メキシコからの移民を弾圧しようとする
悪徳議員を狙撃してくれないか
と…
↑ターゲットは、超保守派の議員。
彼は、メキシコ移民の一掃を公約に掲げています。
おお!
まるでゴルゴ13のような展開ですね!
↑こちら、ゴルゴ13!
↑こちら、マチェーテ!!
マチェーテは(ゴルゴのように)黙って
仕事を引き受けます。
大金のため?
いいえ。
彼は、もらった大金を全て
街のタコス屋の娘にあげてしまうのです!
↑この金全部、お前にやるよ!
!?
( ̄Д ̄;;
ひょっとしてマチェーテ
このタコス屋の娘が好きなの?
↑確かにタコス屋は
ヒスパニック系の美人のお姉さんですが…
いいえ。
実は彼女、普段はタコス屋ですが
実体は、メキシコから来た移民たちを助ける
秘密組織のメンバーだったのです!
↑彼女は、アメリカで差別されている
ヒスパニック系移民たちを助けている影の組織の
リーダーだったのです!
つまり、ここまでの展開は
メキシコから来た流れ者が
同胞のために
悪い白人をやっつける!
という
逆西部劇のようなストーリー。
けれど実際は
マチェーテは囮として使われていたのです!
マチェーテが議員を狙撃しようとした時
別の人間が議員の足を狙撃!
そして、別の人間が
犯人はアイツだ!!
と叫んで
マチェーテを狙撃してきたのです!
さて、罠に嵌められたマチェーテの運命は?
そして
この映画のラストに待っているものは
一体どんなメッセージなのでしょう?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑重傷を負うマチェーテですが
コレくらいで死ぬような男ではありません!
全ての謎が解けた時
マチェーテとヒスパニックの怒りが
爆発するのです!
この作品は
B級テイストの残酷バイオレンス映画。
↑こんなシーンがいっぱい!!
だから
ひどい作品!
と、一蹴されてしまうかもしれません。
けれど
アメリカの裕福層の人々に
好きな勝手に使われているヒスパニックは
いつまでも過酷な労働に甘んじているとは
限りません。
劇中、議員のボディガードたちは
俺たちはメキシコ移民を嫌うけど
庭仕事や子守りの時には
平気で彼らを使うよね!
これっておかしくねぇか?
と言っています。
そう!
都合の良い時だけヒスパニックを利用し
そうでない時には差別する
ヒスパニック系に対する扱いに対しては
やがて大きなしっぺ返しが
待っているのかもしれないのです!
↑いつまでも
いいように扱われる俺たちじゃねえぞ!
怒りによって
ヒスパニックの過激な血が沸騰すれば
アメリカ国内で
何かが起こるかもしれませんね!
という訳で次回は
ヒスパニックの
サクセスストーリー
というテーマで
ターボ
という映画を解説してみたいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑奇しくも
本日アメリカ大統領となったトランプ氏は
メキシコとの国境に壁を築き
移民を追い出すと言っていますが
これからはアメリカは
メキシコ人を追い出して行くのでしょうか…
マチェーテの出現は
案外早いかもしれません!
↑てめぇらいい加減にしろよ…
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