こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/




本日も

想像力とアーカイブ


というテーマで

想像力と色で魅了する映画
シリーズ

を振り返ってみたいと思います。





本日、ヨーロッパから

無事帰国できましたので

以前の解説を振り返るこのシリーズも

本日でおしまい!






最後はグレーという色をテーマに

二つの映画を比較してみたいと思います

ヽ(=´▽`=)ノ




子供の憂鬱な心のねずみ色
かいじゅうたちのいるところ






楽しい時の心は

想像しやすいですよね

↑女の子を恋した初日の心の中!
(「(500)のサマー」より)




けれど

憂鬱な時の心の中

は、どんな感じなのでしょう?

こちらは
憂鬱な時の姿であって
心の中の映像ではありませんよね。






楽しいとは異なり

憂鬱の原因は人それぞれですので

心の中は見えにくいもの。

↑子供が生まれる憂鬱を映像化したのが
イレイザー・ヘッドですが
子供の誕生=憂鬱
と、なる人はあまりいないのでは
ないでしょうか?






けれど

グレーな気持ち

とい言葉があるように

憂鬱な心のイメージがグレーだということは

万国共通なのだと思います。





もちろん子供だって

憂鬱な気持ちになることはあります!






そんな心の中のグレーと

子供っぽいイマジネーションが

上手にミックスされたのが

かいじゅうたちのいるところ

という映画です。

↑子供の憂鬱な心の映像化!





主人公のマックスは

シングルマザーの子供。





最近、お母さんに

新しい恋人ができてイライラが爆発!





母さんと喧嘩して

家を飛び出してしまいます。





家を飛び出した少年は

走って、走って、走って、走って

そこなにあった船に乗って

どこかの島に行ってしまうのです!



???



その上、島にたどり着くと

そこには

謎の怪物たちが7匹もいて

少年を島の王様にしてくれるのです!


↑マックス。
僕たちの王様になって!


( ̄_ ̄ i)




はい。


もう、お気づきだと思いますが

これは現実の話ではなく

マックスの心の中を
映像化したもの




かいじゅうたちのいるところ

少年の心の中の出来事なのです。







かいじゅうたちの性格は全て別!

友達思いのかいじゅう

きつい言い方の
イヤミなかいじゅう

臆病なかいじゅう

頑固なかいじゅう

優しいかいじゅう

冷静に
考えられるかいじゅう


…そして

好きなことに対しては
楽しむけれど

上手く行かないことがあると
爆発するかいじゅう

です。

↑俺たち、気が合うよな!





少年は

怒りを爆発させるかいじゅうと

一番仲良しになりますが

二人目指した理想の世界は

怒りで周囲のもの全てを破壊していく

廃墟のような世界だったのです。







子供の心が灰色なのは

自分で、心を灰色にしているから!

↑世の中、何もかも気にくわない!
という気持ちが
世界をグレーにするのです。






それに気づけば

灰色は自然と消えていくものなのです。


↑マックスはグレーな気持ちの対処法に
気がついたのです
(*´∇`*)



かいじゅうたちのいるところの回はチコラ!






けれど

大人の憂鬱な灰色を消すのは

簡単ではありません




大人の心のダークグレー編
バッファロー66

↑大人のダークなグレー。





こちらの主人公は

もはや自分の力では灰色を克服できない青年。

↑マックスのように
自力でグレーな気持ちを克服するのは
不可能な状況です。






原因は恐らく、父母の彼への無関心。




四六時中、地元のフットボールチーム

バッファローズ

の事ばかり考えている父母に育てられた彼は

人と上手く繋がれない青年へと成長してしまったのです。

↑父母の家。

筋金入りの
バッファローズ・ファンです…





そんな彼は

知り合いの罪をかぶって刑務所に服役!






やっと出所してきましたが

彼が刑務所に入っていたことすら

父母は知らないのです…

↑出所しても
誰も迎えにこないのです…






彼は家に電話をしますが

自分の状況を上手く説明することができず

つい口からでまかせで

政府の仕事をしている!

結婚して妻もいる!これから連れて行く!

と言ってしまうのです。

↑家族と電話している時の表情。
憂鬱な感じですね。





…途方に暮れた彼は

街のダンス・スタジオにいた女の子を

いきなり拉致!




おい。

車を運転して俺の家に行って

父母の前で妻のフリをしろ!

そして俺を大好きだと言え!

と、無茶を言うのです。

↑おい。
俺の妻のフリをしろ!

ちなみに彼は
武器も何も持っていません…






グレー一色の彼の心は

もはや正常な判断力があるとは

言えないのです。






けれど

何故か拉致された女の子は

いいわよ

と、言ってくれたのです。


↑さて、どうして彼女は
いいわよと言ってくれたのでしょう?





大人のダークグレーの心は

自分だけで晴らすのは不可能に近いこと。





けれどもし

あっ。この人の心に
グレーがある!

と気づいてくれる優しい隣人がいれば

ひょっとしたら

大人の闇に近いグレーも

晴らすことができるかもしれないのです


↑一緒に写真を撮る彼と彼女ですが
彼に表情はありません…



↑大人の心の深いダークグレーは
そう簡単に晴れないのです。









という訳で

想像力とアーカイブシリーズは

本日でおしまい!






また長期出張の際には

再開するかもしれませんが

その際は、どうぞよろしくお願いいたします。






ではまた(*^ー^)ノ