こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力とアーカイブ
というテーマで
想像力と色で魅了する映画
シリーズ
を振り返ってみたいと思います。
色の印象は
ひとつではありません!
このシリーズでは
青という色の二つの側面について
解説してみました!
④
荒廃した心のような青
女と女と井戸の中
この映画は
色を上手に活用することで
心の中の空気
を表現している作品。
を表現している作品。
オーストラリアで
禁欲的な生活を送っていた老婆は
メイドとしてやって来た奔放な女の子に
次第に感情移入していきます。
↑最初は、若いメイドを警戒していた
老婆ですが…
老婆ですが…
クラシックしか聴かせてもらえず
常に古めかしいドレスを着て
父親の看病だけをして
年をとってしまった老婆にとって
若いメイドは
自分の青春を蘇らせるキッカケのような存在。
↑ああ。彼女のような人生を
送りたかった…
送りたかった…
父親が死んだことで自由になった彼女は
今までコツコツ貯めてきたお金で
メイドと一緒にヨーロッパ旅行に
行こうとするのですが…
↑とても優しくしてくれる老婆に
親近感を持つようなるメイドですが…
親近感を持つようなるメイドですが…
この作品は
青いフィルターのかかったような映画。
最初、その理由は分からないのですが
観て行くうちに理解できるようになります。
この青は
寒々とした
登場人物の心の中の青
登場人物の心の中の青
なのだということが…
⑤
本当の美しさを追求した青
ワンダー・アンダー・ウォーター
原色の海
原色の海
一方
この映画に登場する青は
この映画に登場する青は
本当に美しい海の青。
わずか45分の
海の中をダイビングで撮影しただけの
ドキュメンタリー映画なのに
どうしてこんなに美しいのでしょう?
それは
この映画を撮った監督の
魂が宿った映像
だから!
魂が宿った映像
だから!
監督したレニ・リーフェンシュタールは
伝説の映画監督にして悲劇の人なのです。
↑監督のリーフェンシュタールは
時代に翻弄された人。
時代に翻弄された人。
第二次世界大戦以前
とても美しい映像を撮れたリーフェンシュタールは
ナチス党のヒットラーに評価され
意思の勝利
と
民族の祭典
という二つのドキュメンタリー映画を製作。
↑卓越したセンスと撮影技術を持っていた
リーフェンシュタール。
けれど
その圧倒的な完成度の高さが
悲劇となります。
戦後、ナチス協力者として弾劾された
リーフェンシュタールは映画界から追放!
才能があったにも関わらず
映画を撮れなくなってしまったのです!
↑ナチス党員ではないにも関わらず
ナチの協力者とみなされてしまったのは
卓越した撮影技術が
災いしたのかもしれません…
ナチの協力者とみなされてしまったのは
卓越した撮影技術が
災いしたのかもしれません…
そんな彼女が
71歳の時に始めたスキューバダイビングで
自然な海の美しさに感動!
↑ずっと映像を撮れなかった彼女の
最後にたどり着いた世界は
思想とは関係ない美の世界だったのです。
最後にたどり着いた世界は
思想とは関係ない美の世界だったのです。
そんな彼女が100歳の時に
完成させたのがこの作品
(*´∇`*)
100歳になっても捨てなかった
美しい作品を
撮りたいという想い
それが映像に焼き付けられた
ワンダー・アンダー・ウォーター
原色の海
は
本当の意味での
彼女の代表作になったのだと思います。
↑美しい映像を撮るために
自ら魚にライトを当てるリーフェンシュタール。
これぞ100歳の境地!
自ら魚にライトを当てるリーフェンシュタール。
これぞ100歳の境地!
そして本日の最後は
印象が変わるブラウン
です。
です。
⑥
不思議なブラウン
バクダッド・カフェ
この店の主人は黒人女性。
甲斐性ナシの夫と
店の経営でいっぱいいっぱいの彼女は
甲斐性ナシの夫と
店の経営でいっぱいいっぱいの彼女は
↑ザ・不機嫌!
この映画のブラウンは
不思議な効果!
寂しさが伝わるブラウン
なのですが
不思議な効果!
最初の頃のブラウンは
二人の女性の
荒廃した心を描いたかのように
なのですが
↑なんだか寂しいブラウン。
見ている観客の気持ち次第で
印象が変わっていくブラウンは
とても不思議な色なのではないでしょうか?
バクダッド・カフェの回はコチラ!
という訳で次回は
子供の好きな
パステル・グリーン
女の子の心をの中の色
パステル・ピンク
という
2つの色の映画を解説してみたいと思います。
2つの色の映画を解説してみたいと思います。
ではまた(*^ー^)ノ