本日は

「ある優しき殺人者の記録」


という作品を通して

想像力と
神と人との関係性

について考えてみたいと思います。






以前

「テイクシェルター」

という作品で

天啓

をテーマにしたことがあります。








天啓

とは

神様から
送られてきた

重要な使命を帯びた
メッセージ

のこと。


↑天啓は
神様から送られたメッセージ!







けれどこれは

神様からの

ダイレクトなメッセージ!





当人に直接
伝えられるもの

ですから、

他の人が
真偽を確認できない


という問題があります。






例えば

あの工場を破壊すれば
世界は破滅から救われる!

という

天啓を受けた場合







自分としては

神の意思に従って
正しいことをやろうとした

としても

工場側からすれば

異常者による
破壊活動

になってしまう訳です


(>_<)






本日の

「ある優しき殺人者の記録」


そんな

とんでもない天啓を


信じきって
行動している男


それに巻き込まれた人たちとの

鬼気迫るやり取り

の映画です。






映画の舞台は韓国。





冒頭

ジャーナリストの女の子ソヨンが

カメラマンに向かって話し始め

画面はソヨンを写し続けます。




↑ソヨンは心優しい女の子






つまりこれは

ブレアウィッチ型の

ハンディカム映画

ということですね。






彼女は

自分の幼馴染みから

連絡を受けて

これから

会いに行くところなのです。






なんで

幼なじみに会うのに

ハンディカム?






それは

これから会う幼なじみの

サンジュンが

一部始終を
ビデオで撮るよう

指示しているからです。




( ̄_ ̄ i)

???






理由は?







サプライズ・パーティとかの

記録用?


↑映画「プロジェクトX」では
友達の誕生パーティのために
撮影し続けます(^^)







いいえ。

全然ちがいます!






彼は

精神病院に

長期入院していたのですが

脱走し

18人を殺して
指名手配中の男

なのです!








( ̄□ ̄;)







普通、幼なじみでも

怖くて会いに行けませんね。







けれど

電話で連絡してきた彼は

とても普通の声






彼女がジャーナリストと知って

話したいことがある



連絡してきたのです。







彼女は思います。




ひょっとしたら

何か理由があって
殺したのかも?



いや

もしかしたら

殺してないのに
犯人にされたのかも?






この時点では

サンジュンの真意は

全く分かりませんよね。







ソヨンはサンジュンの指示した

日本人のカメラマンと
一緒に来て

という約束も守り

サンジュンの潜伏している

廃墟のアパートへ向かうのですが…







そこに居たのは

包丁を振り回して
二人を監禁しようする

明らかに
言動のおかしい男

だったのです!


↑おら、こっちに来い!
来ないと頃すぞ!!!






!!!


w|;゚ロ゚|w






この状況、
やばいですね!







そして彼は

捕まえたソヨンを前にして

こんな事を言い始めるのです!




↑まぁ、話を聴いてくれ!






オレは

神様の声を聞いた!







オレが
27歳になった年に

27人の人を殺せば

幼なじみのユンジンが
蘇るんだ!


と…





(@ ̄Д ̄@;)






やばい!


やば過ぎです!!








ユンジンとは

小さい頃に遊んでいて

交通事故にあって死んでしまった

ソヨンとサンジュンの友達!







ユンジンが死んだ後

サンジュンは神の声が聞こえるようになり

精神病院に送られたのです。







彼は

オレを信じてくれ!

と言い

もうすぐ

2人の日本人が

このアパートにやって来るから

2人を殺せば
ユンジンが蘇るんだ

と力説します!



↑指名手配では18人殺しですが
実は見つかっていない被害者も含めると
すでに25人殺しているサンジュン!








さて

一体この後

どうなってしまうのでしょう?







それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。







神の声を信じて

殺人を続けてきたサンジュンは

殺意ではなく

天啓を信じて
行動しているだけ!





けれどこれは

狂気としか
言いようがありません!







けれど

もし天啓に従わなければ

サンジュンは

神の天啓に従わなかった

ということになります。





はい。



ここが

天啓

の厄介なところ!







神様からのメッセージは

受けても
受けなくても

その人の人生に
大きな影響を
与えることになるのです!




↑「ほら!ここに神様からのメッセージが!」と
包丁を振り回しながら力説するサンジュン!

この場合
どう対処すれば良いのでしょう?





という訳で次回は

神様から

子供を殺しなさい

という天啓を受けた場合についてを

「悪魔が棲む家666」

という映画を通して考えてみたいと思います。






ではまた(*^ー^)ノ



↑2人を殺して成就する
僕の起す奇跡を信じて!!!






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