本日も

「ランゴ」


という作品を通して

想像力と
挑戦するアニメーション

というテーマについて

考えてみたいと思います。






役者さん

というのは

役を演じる
お仕事






宇宙飛行士の役

なら

宇宙飛行士になりきる!


↑「インターステラー」は
宇宙飛行士のお話






潜入捜査官の役

なら

潜入捜査官になりきる!


↑「22ジャンプストリート」は
潜入捜査官のお話







これって

普通の人には真似できない

特殊な能力

だと思います

\(^▽^)/






けれど

逆に

役者さんそのものを
演じた映画

というのは

あるのでしょうか?







ブラッド・ピットという
役者



ブラット・ピット自身が
演じた映画







( ̄_ ̄ i)






あんまり

聞いたことありませんね。






けれど本日の

「ランゴ」


そんな

ある役者さんの内面


描いたような作品

なのです。







誰?







それは

ジョニー・デップ

です。






ご存知の通り

ジョニー・デップは

多彩な役を
演じることができる
役者さん






孤独な人造人間も





復讐に取り付かれた
理髪師も





ヘッポコな白人を導く
インディアンも





卑怯で恥知らずな
海賊だって






自由自在に演じられる男!






それが

ジョニー・デップ
なのです

ヽ(=´▽`=)ノ






でも

彼自身の内面

とは

一体、どんなものなのでしょう?






本作の主人公は

カメレオン







カメレオンと言えば

変幻自在

ですね!



↑自在に皮膚の色を変えることができます
(^^)







映画の冒頭では

このカメレオンは

安全なガラスケースの中

一人で安全に暮らしています。


↑一人でのんびり
ガラスケースの中で生活する
カメレオン






けれど…






彼は突然


荒野に放り出されて

しまうのです!






それも

モハベ砂漠の真ん中に!!



↑あれ?






もちろん

ガラスケース育ちのカメレオンには

サバイバル能力なんて
皆無

です!


↑助けて~!!!






さて

カメレオンは一体

どうなってしまうのでしょう?




というお話です。






このカメレオンは

どんなものにも変身できる

という存在。






変身といっても

本物になる訳ではありません!






彼は

どんな役でも
演じられる

と思っているカメレオン。


↑はい!
剣士参上(^^)







だから

放り出された砂漠の真ん中で

砂漠の生物たちが暮らしている

西部劇のような街

に行き着いた時も

簡単に

その町に相応しい存在に

なりきってしまうのです。






酒場のドアを開け

にらみつける住人たちに

オレは
タダモンじゃないぜ!


武勇伝を語るカメレオンは

嘘つき

という訳ではありません。






彼は役者なので

西部の男
になりきって

即興で役を演じたのです。


↑オレは根っからの
西部の男さ!
(という演技ができます)






けれど

その話を聞いた町の住民たちは

スゴイ男がやって来た!

と大喜び






いろいろあって

カメレオンは

町の保安官に任命されるのです!

↑新保安官バンザイ
ヽ(^o^)丿





やったね!






役者ではなく

本物

として認められたんです

\(^▽^)/





でも…





彼は

本物の保安官ではない

ですよね!






役者であるカメレオンは

果たして
本物の保安官になる資格が
あるのでしょうか?






それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。


↑すっかり
本物の保安官になりきっている
カメレオンですが…






この映画は

役者という存在の
特殊性

について

描いた作品。






何でも演じられるけれど
何者でもない

というカメレオンには

実は名前もありません。






酒場で適当に名乗った

ランゴ

という名前すら

本物ではないのです。






でも

本物って
何なんでしよう?






本物になるためには

どんな資格が必要なのでしょう?






この映画はきっと

ジョニー・デップだけではなく

自分は何者なのかを考え
悩んでいる人

にとって

とても役に立つ解答に
なっているラスト


が用意されています。






変装を好み

常に道化として

自分の本心を隠すような役者

ジョニー・デップ






彼のプロ意識の根底

には

きっと

この映画のような

悩みと悟り


あるのだと思います。





それを

カメレオンを通して描いた本作は

面白い視点に挑戦した

哲学的な映画でもあるのです

ヽ(=´▽`=)ノ





という訳で次回は

エクストリームな侍魂

を魅せてくれる怪作

アフロサムライ
レザレクション


について

解説してみたいと思います




ではまた(*^ー^)ノ




この映画は
西部劇の魅力を再認識させる