本日も
「ハットしてキャット」
という作品を通して
想像力と
色で魅了する映画
というテーマについて
考えてみたいと思います。
この映画で特筆すべきは
パステル・グリーン!
映画全体が
カラフルでPOPな
パステルなグリーン
で
埋め尽くされています。
↑こんな街!
完ぺきですね
\(^▽^)/
\(^▽^)/
なんだかとっても
かわいい感じ
ですよね
(*´∇`*)
子供も好きそうです!
…けれど
この作品は
日本では
公開が見送られた映画
です。
日本では
公開が見送られた映画
です。
???
(・・;)
なんで?
それは
アメリカで全くヒットしなかったばかりか
サイテー映画賞として有名な
ゴールデン・ラズベリー賞
に6部門もノミネートされ
コンセプトが全てで
中身空っぽ賞
中身空っぽ賞
を
受賞してしまったからだと思われます
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
そんなにひどい作品?
( ̄_ ̄ i)
う~ん。
説明するのが難しいのですが
この作品は
これじゃない感
が
漂っている作品
漂っている作品
なのです。
これじゃない感
とは
期待していたものと
これ、なんか違うだよな~
という
がっかり感
のこと。
がっかり感
のこと。
例えて言うなら
子供が親に
機動戦士ガンダムのプラモを
買ってきて!
買ってきて!
と、お願いしたのに
という感じ…
これが
これじゃない感
です!
これが
これじゃない感
です!
この映画の原作は
THE CAT IN THE HAT
という絵本
THE CAT(そのキャット)
IN(の中に)
THE HAT(そのハット)
CAT と HAT
何となく
内容が想像できますでしょうか
(〃'▽'〃)
内容が想像できますでしょうか
(〃'▽'〃)
つまりこれは
子供の言葉遊びの本
なのです。
書いたのは
Dr. Seuss(ドクター・スース)
と呼ばれている児童文学者の
セオドア・スース・ガイゼルさんです。
THE CAT IN THE HAT
は
は
母音が一つしかない単語
だけで作られた絵本
だけで作られた絵本
ちょっとラップみたいなテイストの
分かりやすい文体は
子供がはじめて読む英語の本
にピッタリ!
今でも
アメリカの小学生の教科書に使われている
アメリカの小学生の教科書に使われている
みんなが知ってるキャラクターなのです。
ちなみに主人公のキャットはコチラ
↑こちらが
国民的人気キャラの
キャットさん
\(^▽^)/
国民的人気キャラの
キャットさん
\(^▽^)/
けれど
映画のキャットはコチラになります
映画のキャットはコチラになります
↑は~い。
僕がキャットだよ!
僕がキャットだよ!
…
( ̄* ̄ )
はい。
これじゃない感
を感じて頂けましたでしょうか?
小さい頃
自分が好きだった作品
自分が好きだった作品
であればあるほど
イメージと違う
というのは
ファンを失望させてまうのです。
↑大好きだった絵本…
この作品は
二人の子供のところに
THE CATが来て巻き起こす
大騒動のお話。
残念ですが
ストーリーは一本調子の
ストーリーは一本調子の
ドタバタ・コメディーに過ぎません。
この映画の色の使い方は
どことなく
ティム・バートン
に似ている気がします。
けれど
ティム・バートンの場合は
色だけでなくストーリーも
ティム・バートン色
が強く残っています。
↑ティム・バートンの映画には
ティム・バートン・テイストが
ストーリーにも色濃く反映されています。
けれど、本作は
監督の心象風景は描かれず
キレイな色の世界で
へんな太目の猫が
オー!イェェェェ!!
と
大騒ぎしている映画
になってしまいました。
原作ファンからも
映画ファンからも
愛されなかったこの作品は
ある意味
映画って
色がスゴイだけじゃ
ダメなんだよ
というコトを教えてくれる
教科書のようなものかもしれませんね…
ではまた(*^ー^)ノ
原作者のドクター・スースは
子供に愛される本を作るために
妥協を許さないプロフェッショナルでした。
そんな原作だからこそ
中途半端なお笑い作品を
観客は許さなかったのかもしれませんね…
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