本日は

「ファーストフード・ネイション」



という映画を通して

「想像力と食の安全」

というテーマで考えてみたいと思います。






食の安全


現代において

かなり深刻な問題に

なりつつありますね。






自分の口にするものに関しては

有害なものではなく

安全なものが望ましいと

誰もが思うのではないでしょうか?






けれど現状では

自分が口にするものが

どれだけ安全なのかを

確認することは

ほぼ不可能だと思います。






一体、

どうしてなのでしょう?






本日の

「ファーストフード・ネイション」


そんな

食の安全の問題点

を鋭く描いた作品です。






公開されたのは、

2006年ですので、

なんと

8年も前から

食の安全の問題は

指摘されていたのです!






この映画の舞台は

コロラド州。






バーガー・チェーン店

“ミッキーズ”では、

とある事件が起こっていました。






事件の内容は…






ハンバーガーの
パテの中への異物混入!






それも

とんでないもの

が入っていた

という報告があったのです!

↑一体、何が混入していたのかは、
ここには、ちょっと書けません 
((>д<))






チェーン店の経営陣は

調査のためのに

パテ工場に調査員を派遣します。

↑パテ工場で働くのは
英語がしゃべれない人たちばかり!

もちろん、熟練工ではありません…







そんなパテ工場では

安い労働力を得るために

メキシコから来た不法移民を雇い、

低賃金で働かせています。

↑メキシコからの不法入国は
徒歩がキホン!

死ぬかもしれない地獄道です。






そして

ハンバーガーショップで働く

学生たちには

衛生観念がほとんどありません。






そして

ハンバーガー用の

牛を育てている牧場では…

↑自立的な行動ができない牛たちは
異常な数で飼われています…






という感じで

様々な
仕事場を経由することで
ハンバーガーが
作られているのだ

ということを描いています。






そして恐ろしいことに


全ての場所で

問題が起きているのですが

どの場所でも

真剣な問題解決は

なされていないのです!







この映画は

観終わった後に

とてもイヤ~な気分になると共に

グローバルな環境での

食の安全を望むことは

ほぼ不可能だと

悟らざるを得ない展開です。


↑この映画を観たら
もうファストフードは食べられないと
思います…






グローバルな世界では

それぞれの仕事場は

パーツ

に過ぎません。






パーツである以上

完成品としての安全は

誰一人保障できない

という事実。






これが

グローバル化のもたらした

食の(非)安全

なのです。






この映画が作られてから

すでに8年が経過しています。






果たしてこの8年で

事態は良くなっているのでしょうか?






いいえ。






残念ですが

実際に食料を口にする

私たち自身も

責任を担っていない以上

この映画で指摘されている問題は

今も続いてるはずなのです。






一体、どんな問題が

描かれているのか?






それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。






この映画は

一見、

何の関係もない人たちの

群像劇。






けれど

登場人物は

「責任をとらない」

という点では

同一行動を

とっているのです…