本日は

「竜馬暗殺」



という映画を通して

「想像力と祭の夜」

というテーマで考えてみたいと思います。






皆様にとって

祭の夜

って

どんな気分になる日ですか?






祭ではなく、

文化祭の最終日や

舞台の千秋楽、

ディズニーランドの夜のパレード

を観ている時の

感覚でも結構です

(*´∇`*)






どれも

最高潮に
盛り上がっている
瞬間


なのですが、

逆に考えると

これで
終ってしまう

訳ですから

何となく寂しくもありますね。






今が最高潮!

というは、

これから先には
最高は無い

と、同義語でもあるのです。






本日の

「竜馬暗殺」

は、そんな

人生という祭の
終わりの夜

みたいな映画。






なんだか

やるせなくなる

不思議な感覚の映画

なのです。






坂本竜馬

といえば

薩長同盟を成功させ

大政奉還を実現させた

近代日本の立役者!!





知らない人はいない

歴史的大人物ですね

\(^▽^)/






にも関わらず

彼は

突然の暗殺

によって

33歳の若さで

この世を去ります。






これは歴史的事実。





坂本竜馬が

死に際して

何を思ったのかは

誰にも分りません…






けれどだからこそ

想像力の入る余地



あると思います。






この映画は

竜馬が死ぬ前の

2日間の日々を描きます。






彼が死んだのは

宿屋ではなく

醤油屋さんの二階
近江屋






つまり彼は

隠れていた訳で…






何か危険を感じていたことは

間違いないと思います。






江戸時代を終らせるという

大偉業

を成し遂げたのに

なぜ…






この映画では

竜馬自身が

自分が必要とされなくなりつつある

時代の空気を

感じ取っているように描きます。


↑坂本竜馬は原田芳雄






過去は同じ夢を見て

時代を動かし

社会をひっくり返した

坂本竜馬。






けれど

そんな日々こそが

坂本竜馬が
主役の祭


だったとしたら…






祭は
大成功!!






みんなが大満足の

素晴らしいイベントでした

\(^▽^)/






けれど

祭は終りました…






坂本竜馬は

もはや主役ではなく

舞台には

坂本の居場所が

もはや無くなっていたのかも…






そして

そういう空気を

坂本自身が

感じていたとしたら…






怒るでしょうか?

苦笑するでしょうか?

嘆くでしょうか?

悲しむでしょうか?


それとも


また次の主役になる手を

考えたでしょうか?












この映画では

この全ての感情を

描いていきます。



↑ワキを固めるのは
松田勇作と…



桃井かおり!
豪華な顔ぶれです!!







元気なようで、

苦しんでいるようで、

ふざけているようで、

やけくそのようで

まだあきらめていないような

坂本竜馬の葛藤!






それはまるで


私たち自身の人生

にも起こり得る

自分が必要とされなくなった時の

心の焦り



を見せつけさせられるようです。





さて

この映画では

坂本の最後の二日間を

どのように描いたのか…





それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。





街で踊り狂う

ええじゃないか

に坂本は吼えます!


何が
ええんじゃ!?



と…




祭の夜は

なんだかとっても

感傷的になるものなのです。




ではまた(*^ー^)ノ


↑失敗して撮れなかった写真。

死の直前の坂本竜馬心の中は
まるで
失敗して撮れなかった写真のようです…





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