中央最低賃金審議会(厚生労働大臣の諮問機関)の小委員会は、2024年度(R6年度)の最低賃金の目安を全国平均で時給1,054円と決定しました。
これは、前年度(現在)の時給1,004円から50円引き上げる約4.98%の賃上げとなる見込みです。
これに拠り、全ての都道府県で時給900円以上となり、時給1,000円を超えるのは16都道府県となる見込みです。
順位 | 都道府県名 | 最低賃金 | ランク | 順位 | 都道府県名 | 最低賃金 | ランク |
1 | 東京都 | 1,163円 | A | 9 | 静岡県 | 1,034円 | B |
2 | 神奈川県 | 1,162円 | A | 10 | 三重県 | 1,023円 | B |
3 | 大阪府 | 1,114円 | A | 11 | 広島県 | 1,020円 | B |
4 | 埼玉県 | 1,078円 | A | 12 | 滋賀県 | 1,017円 | B |
5 | 愛知県 | 1,077円 | A | 13 | 北海道 | 1,010円 | B |
6 | 千葉県 | 1,076円 | A | 14 | 栃木県 | 1,004円 | B |
7 | 京都府 | 1,058円 | B | 15 | 茨城県 | 1,003円 | B |
8 | 兵庫県 | 1,051円 | B | 16 | 岐阜県 | 1,000円 | B |
今回は比較的に伸び率が高い様ですが、そもそも我が国の賃金の上昇率及び上昇幅が他の先進諸国と比べて低過ぎた為、税収及び国力を落としていた原因となっていたので、本来は更なる最低賃金の引き上げが必要だと思います。