2009年(平成21年)の風景です。(9月) | GTZ&RSのブログ

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この地域の9月は、日中はまだ日差しが強く暑い時もありますが、日が沈むとス~っと涼しくなり過し易くなります。
また、日没時間も早くなり、夕暮れからはマツムシやスズムシなどの虫の音を聞くことが出来ます。宵の口に涼を求めて窓を開けていると、部屋にコオロギなどが訪れます。


新潟駅・中央広場 祝・沼垂まつり

長月の時期は、青い空の中にも秋らしい雲が垣間見える過し易い時期です。今年は、8月の中旬に大きな台風の来襲があったこと、スッキリしない天候が続いたことなどから余計に晴れた日は清々しい日に感じられます。
また、田園では頭をたれるほどに実った稲穂の稲刈りなどの様子を見ることが出来ます。

さて、昨年の今頃は、セルフガソリンスタンドでも約173円程度 でレギュラーガソリンが販売されていましたが、今年は約132円程度 で販売されています。
概ね41円ほど価格が安くなっていますが、円高傾向であることと、先物取引価格大きく下落していること が一番の要因の様です。
ただ、円高傾向は続いているものの、先物取引価格が上昇傾向にあり、ジリジリと値上りをしそうな気配です。

昨年の9月15日(月)のアメリカ証券4位の証券会社リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)の経営破綻を端緒とした、世界的な不況による原油消費の減少から原油先物取引価格が大きく下落したことが石油製品の価格の下落に寄与している様です。

1日に、気象庁から8月4日(火)に発表された北陸地方の梅雨明け宣言が、『特定できず』に修正発表されました。
さらに、東北地方においては、梅雨明け宣言がなされないことになりました。今年の収穫の秋は、天候不順により作物の収量に影響が出るのでしょうか。

2日に、昨年の政府事故米穀に対する不適切な対応により更迭された農林水産省の白須敏朗前事務次官(58歳)が、水産庁所管の大日本水産会(東京都港区)の会長に就任されました。
報道・マスコミ等は、挙ってこうした行為を批判していますが、天下り対策に消極的な麻生太郎内閣は、こうした行為を黙認している様です。

4日に、8月30日(日)に実施された第45回衆議院議員総選挙における選挙違反(公職選挙法 )の摘発の状況が発表されました。
今回は、自由民主党の立候補者の選挙違反が多い様に思います。

5日に、1月23日(金)に鹿児島県種子島の種子島宇宙センターから国産ロケットH-IIAロケット15号機によって打ち上げられた『まいど1号(SOHLA-1)』が、資金難の為に管制を打ち切られることになりました。

11日に、年金記録漏れ問題への不手際から、2007年(平成19年)に更迭された元社保庁運営部長・青柳親房(56歳)厚生労働省九州厚生局長が、独立行政法人『福祉医療機構』(東京都港区)の理事に就任されました。
今月2日の元農林水産省の白須敏朗前事務次官(58歳)と同様に、天下り対策に消極的な麻生太郎内閣のうちに天下りをしておこうと言う目論見の様です。

また、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス奥穂高岳において、救助活動中の岐阜県防災ヘリ『若鮎2号』が墜落して、操縦士、整備士及び防災航空センター副隊長の3名が殉職されました。
救助活動中のヘリコプターの事故は、珍しいのではないでしょうか。
なお、今回墜落した岐阜県防災ヘリ『若鮎2号』は、山岳地帯における救助経験が無かったとのことです。

16日に、自由民主党・公明党の麻生太郎内閣が総辞職し、直ちに民主党を中心とした3党連立政権・鳩山由紀夫内閣が成立しました。
旧来の利権構造の見直し、新しい成長戦略の確立などに期待したいと思います。

19日から、23日(水)まで5連休となるシルバーウィークになりました。
これは、ハッピーマンデー制度により出現した長期連休で、春のゴールデンウィークと敬老の日 をなぞってシルバーウィークと呼ばれる様です。
なお、今年の様なシルバーウィークは、2015年(平成27年)にも出現します。

20日に、東名高速道路上り線を走行中の(株)ローレル観光の高速バスが、静岡県牧之原市東萩間でエンジン付近から出火し、炎上・全焼しました。
全焼した超大型高速バスは、3月16日(月)にも火災を起こしたドイツ・ネオプラン(Neoplan)社製で、<スカイライナー(Skyliner)と呼ばれる2階建て6輪の大型バス(全長約12m)です。

26日から、10月6日(火)までの予定で第64回国民体育大会が、『トキめき新潟国体』と言う愛称で新潟県内各地で開催されました。
26日は、天皇・皇后両陛下のご臨席を賜り、東北電力ビッグスワン で開会式が盛大に挙行されました。
なお、今回の『トキめき新潟国体』は、1964年(昭和39年)の第19回国民体育大会以来45年ぶりの新潟県2巡目の開催です。

27日に、新潟駅南口に新たに出来た中央広場で、『新潟デスティネーション』 が開催され、大勢で賑わいました。
また、『トキめき新潟国体』のマスコットキャラクターのオスの『とっぴー』とメスの『きっぴー』 が、子供たちの人気の的となっていました。

防災航空センター・若鮎2号(Bell 412EP)
 Bell 412EP(Enhanced Performance)は、ベル・ヘリコプター・テキストロン(Bell Helicopter Textron)社が開発した双発ターボシャフトエンジンの汎用型ヘリコプターである。
 『若鮎2号』の登録番号はJA-96GF、機体の仕様は、17.10m(全長)、14.00m(全幅)、4.90m(全高)となっており、最大離陸重量は5,398kg、最大座席数は15席となっている。
 エンジンは、P&W(Canada)PT6T-3Bターボシャフトエンジン(900shp)が二基搭載されており、総出力は1,800shpとなっている。
 最大巡航速度は226km/h、航続距離は656km、航続時間は3時間54分となっている。
 『若鮎2号』は、平成8年11月8日に岐阜県の第2防災ヘリコプターとして導入され、平成9年4月1日から運航が開始された。
 また、平成15年の運航状況は、救急搬送が30件、捜索救助が28件、火災防御活動が15件、災害応急活動が2件及び相互応援活動が1件である。

麻生太郎内閣
 麻生太郎(福岡県第8区)衆議院議員を第92代内閣総理大臣とする内閣を、麻生内閣(2008年(平成20年)9月24日~2009年(平成21年)9月16日)と言う。在任期間は、358日と戦後歴代第7位の短命内閣であった。
 麻生内閣は、直前の福田康夫内閣総理大臣の突然の辞任により、急遽実施された総裁戦において、総裁の座が禅譲され2008年(平成20年)9月22日に第23代自由民主党総裁となる。
 これにより、2008年(平成20年)9月23日の臨時国会において、内閣総理大臣として指名される。なお、祖父の吉田茂は、第45代及び第48代~第51代内閣総理大臣であった。
 閣僚名や職務等の発表を麻生太郎首相自らが行うなど、従来の首相との違いを演出したが、麻生太郎氏と交流のある方々のみの閣僚登用となり、いわゆる論功行賞と言った批判もある。
 また、組閣直後の2008年9月28日(日)には、中山成彬国土交通大臣(宮崎県1区)が、自らの問題発言により引責辞任、民間の懸賞論文に不適切な論文(『日本は侵略国家であったのか』)を応募した問題で、田母神俊雄空幕長が浜田靖一防衛相に更迭されるなど躓きが多かった。
 更に、2008年9月15日(月)のアメリカ発の金融恐慌や政府事故米穀問題など、及び麻生太郎首相自らの失言問題などから、早い時期から内閣支持率が低下し、求心力を失っていた。
 特に、未曾有(みぞうゆ)、踏襲(ふしゅう)、頻繁(はんざつ)、有無(ゆうむ)及び怪我(かいが)などの漢字読み間違いなど、個人の資質を問われることも多かった。
 因みに、これらの漢字読み間違いを、『麻生読み』と言う。
現日本国憲法下における歴代短命内閣(2009年9月16日現在)
順位 内閣総理大臣名 在任期間 在任日数
1 羽田 孜 1994年4月28日 ~ 1994年6月30日 64日
2 石橋 湛山 1956年12月23日 ~ 1957年2月25日 65日
3 宇野 宗佑 1988年6月3日 ~ 1988年8月10日 69日
4 芦田 均 1948年3月10日 ~ 1948年10月15日 220日
5 細川 護煕 1993年8月9日 ~ 1994年4月28日 263日
6 片山 哲 1947年5月24日 ~ 1948年3月10日 292日
7 麻生 太郎 2008年9月24日 ~ 2001年4月26日 358日
8 福田 康夫 2007年9月26日 ~ 2008年9月24日 365日
9 安倍 晋三 2006年9月26日 ~ 2007年9月26日 366日
10 森 喜朗 2000年4月5日 ~ 2009年9月16日 387日
 ※最短命内閣は、東久邇宮稔彦王内閣の54日である(大日本帝国憲法下)。

ハッピーマンデー制度
 ハッピーマンデー制度とは、国民の祝日の一部を従来の日から特定の月曜日に移動させた制度である。
 週休2日制が定着した現在、月曜日を休日とする事によって、休日を土曜日からの3連休にして、余暇を有意義に過ごしてもらおうと言う趣旨で制定された。
 これにより、次の祝日が月曜日に移動した。
  (a) 成人の日:1月の第2月曜日(2000年~)
  (b) 海の日 :7月の第3月曜日(2003年~)
  (c) 敬老の日:9月の第3月曜日(2003年~)
  (d) 体育の日:10月の第2月曜日(2000年~)
 ※国民の祝日に関する法律
  第一条 自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

ドイツ・ネオプラン(Neoplan)社製スカイライナー(Skyliner)
 スカイライナー(Skyliner)は、ドイツ・ネオプラン(Neoplan)社が製造した全長約12.0mの大型バスである。
 スカイライナー(Skyliner)は、1979年(昭和54年)に、中央交通(株)(大阪府大阪市)が輸入したのが最初で、ダブルデッカーバスの先駆けとなった。
 車体の仕様は、2,500mm(全幅)、12,000mm(全長)、3,800mm(全高)、エンジンの仕様は、Mercedes-Benz製0M441LA(V-6ディーゼルエンジン)、14,621cc(総排気量)、340PS(最大出力)となっている。

第64回国民体育大会(トキめき新潟国体)
 『トキめき新潟国体』との愛称で、9日(水)から始まる水泳競技(長岡市、柏崎市)を皮切りに、10月6日(火)までの間、新潟県内で開催された国民体育大会。
 国民体育大会の開催自体は、1964年(昭和39年)の第19回国民体育大会以来2巡目であるが、新潟地震により前大会では水泳競技が中止されていることから、水泳競技の開催は初めてである。
 水泳競技には、新潟県の代表選手の59名を含む、全国から1,527名が参加した。
  9日(水)~:シンクロナイズドスイミング、11日(金)~:競泳及び飛び込み、(会場:長岡市・ダイエープロビスフェニックスプール)
  10日(木)~:水球(会場:柏崎市・柏崎アクアパーク)
 なお、本大会は、9月26日(土)から10月6日(火)までとなっている。

1964年(昭和39年・閏年)
 1964年(昭和39年)の主な出来事
  2月23日-日本国有鉄道:予約システムマルス101の運用開始。
  4月7日-IBM:汎用コンピューターSystem/360発表。
  5月1日-米国ダートマス大学(Dartmouth College)で、数学者ジョン・ケメニー(John George Kemeny,1926年~1992年)とトーマス・カーツ(Thomas E.Kurtz,1928年~)が、BASIC言語によるコンピュータープログラムを初めて実行する。
  6月6日~11日-第19回国民体育大会(春季大会)開催。
  6月16日-新潟地震発生。死者26人。
  10月1日-東海道新幹線開業(東京~新大阪間)。
  10月10日-第18回夏季オリンピック・東京大会(東京オリンピック)開催。


◇◇◇9月の出来事など◇◇◇
1日(火):防災の日
  〃 :消費者庁発足
  〃 :気象庁・『梅雨明け宣言』の修正(特定できず)
2日(水):白須敏朗前農水省事務次官(58歳)・大日本水産会(東京都港区)会長に就任(政府事故米穀の引責辞任)
7日(月):千葉県庁・約30億円の不正経理の発覚(職員個人での流用も発覚)
9日(水):第64回国民体育大会『トキめき新潟国体』・水泳競技開始(長岡市、柏崎市)
11日(金):宇宙航空研究開発機構(JAXA)・新型ロケットH2B打ち上げ成功(HTV切り離し成功)
  〃  :岐阜県・防災航空センター『若鮎2号』が岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス奥穂高岳で救助活動中に墜落
14日(月):1886年(明治19年)から123年間続いた『事務次官会議』が終了
16日(水):麻生太郎内閣・総辞職
  〃  :鳩山由紀夫内閣・組閣成立(親任式)
17日(木):国土交通省・基準地価(都道府県地価)発表(住宅地、商業地ともに全都道府県で下落)
26日(土):第64回国民体育大会『トキめき新潟国体』・本大会開会(新潟市)
29日(火):佐渡島・第2次トキ放鳥開始
30日(水):アメリカ領サモア諸島(M8.3)大地震・スマトラ島沖(M7.6)大地震

update:2009.09.30