新潟から仙台への交通には、高速バスが便利です。
仙台駅(宮城県)行きには、所要時間と運行本数などの利便性から、この高速バスを使えば便利です。
この高速バスは、仙台市宮城野区榴岡にあるJRバス東北・仙台駅東口バス案内所に到着します。途中、仙台市青葉区一番町の広瀬通一番町にも停車します。
所要時間は約3時間55分で、一日に8往復運行されています(複数台編成の場合もある)。運賃は、往復でも\8,100円以下の費用となります。
仙台市は、全国で11番目(1989年(平成元年)4月1日)の政令指定都市であり、東北地方で唯一の政令指定都市です。
仙台市には、広瀬川や青葉城(青葉山)などの自然が都心にあり『杜の都』とも呼ばれ緑の多い整備された都市との印象が強いです。
更に仙台市は、関東地方に拠点・本社を置く比較的に大きな企業の東北地方の拠点としての支社・支店や、国の東北地方における拠点地方機関などが多く存在します。
また、地方都市としては大学、短大及び高専などの高等教育機関が多いのも特長です。
仙台市から少し足を伸ばしますと、リアス式海岸で有名な南三陸金華山国定公園の金華山や石巻漁港などが有るので、これらを散策するのも良いのではないでしょうか。
【仙台(宮城県)行き】 07:35(新潟駅)~11:40(仙台駅東口)/\4,500円(新潟交通) 08:45(新潟駅)~12:50(仙台駅東口)/\4,500円(新潟交通) 10:15(新潟駅)~14:20(仙台駅東口)/\4,500円(新潟交通) 12:35(新潟駅)~16:40(仙台駅東口)/\4,500円(新潟交通)(3列独立シート車両) 14:35(新潟駅)~18:40(仙台駅東口)/\4,500円(JRバス東北) 17:10(新潟駅)~21:15(仙台駅東口)/\4,500円(JRバス東北) 18:35(新潟駅)~22:40(仙台駅東口)/\4,500円(JRバス東北) 23:45(新潟駅)~05:30(仙台駅東口)/\4,500円(JRバス東北)(3列独立シート車両) 【新潟行き】 07:30(仙台駅東口)~11:35(新潟駅)/\4,500円(JRバス東北) 09:10(仙台駅東口)~13:15(新潟駅)/\4,500円(JRバス東北)(3列独立シート車両) 10:50(仙台駅東口)~14:55(新潟駅)/\4,500円(JRバス東北) 12:20(仙台駅東口)~16:25(新潟駅)/\4,500円(JRバス東北) 14:35(仙台駅東口)~18:40(新潟駅)/\4,500円(新潟交通) 16:35(仙台駅東口)~20:40(新潟駅)/\4,500円(新潟交通) 18:35(仙台駅東口)~22:40(新潟駅)/\4,500円(新潟交通) 23:40(仙台駅東口)~05:25(新潟駅)/\4,500円(新潟交通)(3列独立シート車両) ☆新潟駅~仙台駅東口間の料金は、往復チケットでは\8,100円と更に格安です。 ※新潟駅~仙台駅東口間の運行バスは、通常4列(2+2)シートによる運用です。 |
《比較・高速道路を利用した場合》
高速道路区間(新潟中央IC~郡山JCT~仙台宮城IC )(片道)
料金\5,650円/走行距離253.5km/所要時間約3時間9分/ガソリン代約\*,***円(***円/L)
《比較・鉄道を利用した場合》
運行区間(新潟駅~仙台駅(最安価のみ表示) )(片道)
料金\4,310円/営業距離249.8km/所要時間約5時間19分
新潟駅発(08:39)~[JR快速べにばな]~米沢駅発(11:48)~[JR奥羽本線]~山形駅発(12:42)~[JR仙山線快速]~仙台駅着(13:58)(乗換回数:2回)
※片道運賃は安いが、運行時刻と所要時間に制約がある。
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◆◆◆高速バス乗車体験記◆◆◆
新潟駅から仙台駅までの高速バスについて、乗車体験記(2008年11月)を記します。
この高速バスは、昼行便と夜行便の2種類(8往復)がありますが、今回は往路・復路共に昼行便を利用しました。利用した時間帯(早朝と夕方)のせいか、乗車率は低い様でチケットの予約は容易でした(往路の乗車率は30%程度、復路の乗車率は20%弱程度でした)。
この高速バスは、全席指定であらかじめ座席の予約とチケットの購入が必要です。空席状況と座席の予約は、こちら 。その後、指定時間内にコンビニエンスストアで代金を支払いチケットを受領しました。
さて、今回の往路の仙台行第2便(7:35発)は新潟交通運行便(三菱ふそう) となりました。この高速バスは、乗務員1名体制の様で、乗車すると簡単に経路と設備の説明がなされます。
座席シートは、運行車両のほとんどが2名シートの様で通常の路線バスのシートの様です。乗車時間(約4時間)が短いためか、リクライニングなども浅いタイプの座席シートで、フットレストやレッグレストは未装備です。
次に、目的地までには2回の休憩が設けられています。1回目は、磐越道・西会津PA(8:46~8:56)で10分程度です。この磐越道・西会津PAには、売店等はありません。2回目は、東北道・福島松川PA(10:03~10:13) で、やはり10分程度です。いずれも、乗務員の休憩時間と言った程度で、概ね1時間に1回の休憩となっている様です。
また、今回は磐越道・上り線177kmポストから174.5kmポスト間が、途中の焼山トンネルの保守工事のために片側交互通行(本線上での信号待ち)となっていました。交通量が少ないことから、こうした工事体制を取ったものと思われます。
それに、昼行便は天候が良ければとても良い車窓景色に恵まれます。今回は、新潟県から福島県に亘る山間部では気温が低く(4℃)濃い霧に包まれていました。遠くの山々は雪を頂いており、盤梯山も薄らと雪化粧をしている様でした。
この行程の道路は、初めて利用・走行したため良い天候と景色に恵まれとても良かったと思います。多少の混雑を感じたところは、仙台市内に入ってからの広瀬通から仙台駅付近です。
東北道・仙台宮城ICを11時10分頃に出て一般道を走行することになりましたが、仙台駅東口まで20分位掛かっています。
そして、運行スケジュールには余裕を持たせてある様で、道路に余程の混雑等が無ければ、目的地には必ず少し早く到着する様です。今回は、10分程度早目に目的地・仙台駅(東口バス案内所)(11:30)に到着しました。
復路は、新潟交通運行便(三菱ふそう) の新潟行第13便です。往路と同じ様なhigh decker車(今回のこのhigh decker車は、停車中の乗降時に前輪の車高が低くなるタイプ)で、内装はほぼ同じです。やはり、高速バスに乗車すると簡単な説明がなされました。
この時期の新潟行第13便(18:35発)は、ほぼ夜間運行の様相で車窓の景色を楽しむことは出来ません。ただ、磐越道・高玉東トンネル(下り線)の入口が白鳥を模した形状になっていることに気付きました。
復路も、往路と同じポイントでの休憩となります。1回目は東北道・福島松川PA(19:48~20:00) で、2回目は磐越道・西会津PA(21:04~21:15)でそれぞれ10分程度です。
往路同様、磐越道はガラガラに空いており、高速バスは順調に走行でき、約25分程度早めに新潟駅(22:15)に到着しました。これは、運行スケジュールに余裕を持たせてあるためと思われます。
今回は往路・復路共に快適に過すことができましたし、新潟から仙台(宮城県)への直行電車も無いこととかなり安価であることから、次回にも機会があれば再度利用したいと思います。
update:2008.11.05