(<My News>2007年掲載)
今年は1年おきに横浜で開催されている「楽器フェア」と、
去年初めて出かけた「ギンザ・インターナショナル・
ジャズ・フェスティバル」が全く同じ日の2日間に開催。
銀座ジャズフェスの方は最小限にとどめ(11/4、和製
タック&パティ「フライド・プライド」の演奏を初めて観る)、
2年に1回の楽器フェアの方をメインに楽しむことにした。
11/3。静かなアコースティック・ラウンジで南澤大介さん、
中川イサトさんの演奏を楽しむ。南澤さんはちょうど今、
ソロギターを完成させている途中の「トップ・オブ・ザ・
ワールド」が聴けて参考になったし、演奏された
「ユア・ソング」や「デスペラード」など、僕も弾いて
みたいなと思った。中川イサトさんの演奏は初めてかな。
イサトさんといえば、五つの赤い風船の「遠い世界に」が
思い出されるけど、今は押尾コータローさんが
イサトさんの名前を出していたり、フィンガーピッカー
としてのイメージが僕にとっては大きい。お話しでは今、
「和」の音に凝っているそうで、紙テープを貼って
最初からミュート状態にして、「コン」というような
琴のような響きで演奏。「上を向いて歩こう」なんて、
すごく雰囲気が出ていた。次の打田十起夫さんの
リハーサルで、チェット・アトキンス・スタイルの
「フレイト・トレイン」を聴きながら
「アコースティック・ラウンジ」をあとにする。
今回の「楽器フェア」で、改めて興味を持ったギター
メーカーに「コール・クラーク」がある。僕が試奏した
モデルは「ブンヤ」というオーストラリア原産の材を
トップやサイド&バックに用い、見た目ダイナミックで、
まさに「木」という感じだし、力強いストロークが合う
ギターなのかなと思ったら、センサーを内蔵し、アンプに
通した音は繊細な音がちゃんと反映され、フィンガー
ピッキングにも合っている。練習中の「イン・マイ・ライフ」
を弾いてみたら、いつもガットギターで弾いているのに、
ふくよかで違和感が感じられなかったほど。また、2年前にも
コール・クラークのデモ演奏を聴いたクリス・グランディー
さんに今年もお会いし、最新アルバム『SOUTH FOR SUMMER』
にサインをいただいた。来年、新木場にコール・クラークの
新工場が完成し、ショップやスタジオ、イベントスペース
などが設けられるという。これは楽しみが増える!
マーティン社のCEO、クリス・マーティン4世さんや、
ジミ・ヘンドリックスのサウンド・エンジニアだった
ロジャー・メイヤーさん、ヤイリギターの矢入社長さん、
Dr.Kこと徳武弘文さんにもやはり2年ぶりにお会いした。
さてさて、今年の楽器フェアに関しては、このことを
語らずにはいられない。テリー中本さんのT'sT(テリーズ・
テリー)ギターは、今やアルフィーの坂崎幸之助さんの
トレードマークとも言ってもいいけど、テリー中本さんと
坂崎さんのコラボレートでTSKギターを開発、そのモデルは
今回の楽器フェアでも出展している「オフィスヨコ」で
扱っていた。そしたら、な、な、なんと、オフィスヨコの
ブースに坂崎さん登場!!! ほんとにもう「ひぇ~~~!」
っていう感じ(テリー中本さんも一緒)。30年近く前に、
アルフィーを知りファンになり、コーラスとかギター・
アンサンブルとかの面白さに影響を受け、あるいは
その影響でサイモン&ガーファンクルとかCSN&Yとか改めて
興味を持ったり、それだって「メリーアン」でブレイクする
以前ですよ。で、坂崎さんは、今やどんなフォークの曲でも
弾きこなすアコギの名人として認知され、ギターの教則本は
何冊も出しているし、フォークル再結成時にはメンバーにも
なり、当時と違って「アルフィー」も「坂崎幸之助さん」も
日本で知らない人なんていないもの。
僕は僕で本当に一番最初にアルフィーを知って、それが
あったからこそ学生の頃チャラチャラ友達と演ったり歌った
ことからスタートし、それからだいぶたって、2001年に
アコギクラスに入って(「四季つれづれ」も演ったっけ)、
バンドの形で発表会ライブをやったり、今は江部先生の
もとでソロギターを練習中だけど、そういう立場だもの。
ほんとに雲の上を歩いている気分で、試奏している
坂崎さんにカメラを向け、シャッターを押し続けた。
そのあと、坂崎さんがブースを離れた時も、あとをついて
いって初めてこんな会話をした。僕「坂崎さ~ん」、
坂崎さん「ほいよ!」、僕「サインください。フォーク・
グループの時からアルフィー・ファンでしたぁ~」―。
撮らせていただいた写真と、あの時いただいたサイン
(初夢が正夢に!)は、まぎれもなく一生の「宝物」だな~!
11/4には元バーズのロジャー・マッギンさんのマーティン
7弦ギターのデモンストレーションに参加。本来12弦ギターが
彼のトレードマーク。最初はジョージ・ハリスンが12弦の
リッケンバッカーを弾いているのを見てロジャー・
マッギンさんが影響を受け、そのあと今度は逆にジョージの
方が影響を受けて「イフ・アイ・ニーデッド・サムワン」を
書いたんだっけ。7弦ギターは、6弦ギターの3弦(G)を
倍音にすることで、1本あれば、12弦ギターの代用になる
というもの。「ミスター・タンブリンマン」「霧の8マイル」
「ターン・ターン・ターン」など、60年代のバーズの代表曲を
ロジャー・マッギンさんのオリジナルで聴けてもちろん感激!
ま~それにしても、坂崎さんにお会いできたのも、ず~っと
ギターを弾き続けているから、神様が素敵な贈り物を
くれたんだろうな~。そんな感じがする―。