24年産馬の出資に忙しい世間様だがMy厩舎ではやっと23年産の出資が確定した。その子の名はレッドリアライズ。いつものように出資時の感想をまとめておこう。
この子の面白さは祖母デインドリームから流れるステイヤーの血だ。ステイヤーの特徴は晩成と長距離得意。日本の競馬に合わないという声も聞こえそうだ。しかし日本の超一流馬が凱旋門賞をはじめとした欧州の一流レースに手を焼くのは日本にステイヤーの血が希薄だからでもある。
1.最初の測尺
2024.6.7の測尺は体重392kgに対して管囲は20.5cmだった。体重の割に管囲がやや大きいので社台ファームさんの見解は育成中に大きくなるだろうだった。2025.6.28で430kg。自分的には小柄でいいのじゃないかと思っていたので満足。スマートな見てくれに隠された頑丈な骨組みと強いハートがステイヤーらしさなのだから。
2.ステイヤーの形
他のスポーツでもスプリンターは体が大きい。サイクルロードレースでゴール前スプリントはガタイの大きな選手、難関の山岳コースを走り抜け総合優勝を勝つ選手はあまり大きくない。
日本の競馬でステイヤーらしいなぁと感心するのはシュヴァリエローズ。そのデビュー戦が438kgだった。
そして何より祖母のデインドリーム。420~430kgの体で男馬相手の凱旋門賞を5馬身ちぎったのだから。
3.筋肉
この子の筋肉は見てくれが派手ではない。筋肉隆々として見えない馬体だけに満口にならなかったんだろうね。でも筋肉量はある。丸いゴムまりのような筋肉。いつか格闘技マンガで「最高の筋肉はゴムまりのようだ」というのを読んだ気が。
4.感情の豊かさ
この子の歩行動画には感情が出ている。これが大事なこと。デルレイの時もそうだった。
5.長距離を狙った育成
この子のラッキーなのは牧場・クラブ・調教師と長距離狙いでゆっくり行くことに意思が統一されていることだ。坂路をもっと早く上がることは何時でも出来たのだと思う。数字を追うことせず登坂後2000のキャンターとかでじっくり基礎体力を積み重ねてきた。
6.5/31の坂路動画
元々坂路動画では推進力のあるフォームだった。それがここにきて全身を使うフォームに変わってきた。それは教えられるもんじゃない。自分で考えたんだろうと思う。
7.6/28の坂路動画
この時期になると社台ファームの2歳馬はかなり手薄のはず。なのでいつもの東サラ組でなく新しいメンバーの3頭併せ。新しい仲間は社台ファームさんがゆっくり育て上げようとする秘蔵っ子のような気がする。特に真ん中の子、相当走るね。いつの日か黄色と黒の縦縞のエースとして再会しても不思議はない。リアライズにとってはお稽古といえど初めての他流試合。一生懸命走っている。
8.命名馬
3名同着だそうですが名付け親の一人に混ぜてもらった。今は生まれた時からの名前のようで命名馬という意識はないです。
まとめ
一口をやって一番苦労するのは走るのが嫌いな子。どんなに心配してもそれが通じるわけではない。この子のように走るのが好きな子はほんとに馬主孝行。局面局面で通用するかどうかというのはこれから何度も出てくるだろう。それでもこの子が頑張っている以上出資者は応援するのみ。そのシンプルさが楽しい。
(了)