「はじめてのおつかい」という番組は日本でまだやっているのでしょうか?
かわいい子が親に頼まれておつかいをする番組。
途中で不安、ハプニングなどいろいろ。
でも危険じゃないようにそばにはテレビのアシスタントの人が変装して見守っています。
しかしあれは日本の話。
もし自分がまだ12歳で1人でアメリカに行けと言われたら私はおそらく泣いちゃうよ。
今回、
なんと、
12歳。先日小学校を出たばかりの男の子がたった1人で飛行機を乗り継いでインディアナまで来ました!「かわいい子には旅をさせよ。」と言う諺があるものの、一人息子の大切な坊ちゃんを1人でそれもアメリカに出すのはお母様もとても勇気がいったと思います。以下お母様からのお礼状と感想文です。


本当は、アメリカに行った息子本人が書くべきですが、帰国(帰宅)したのが夜の11時半。
そしてその翌日が中学の入学式、翌々日からは7時間授業のスタートというこ
とで、本人に書く時間がないのと、私自身が「こんなことは予想していなかったなぁ」と思う事がありますので、母親の私が感想を感じた事をアメリカおばさんにお礼も兼ねて書かせていただきます。

この度、インディアナポリスに行ったのは小学校を卒業したばかりの春休みです。年齢も12歳ということで、最初は家族全員でインディアナに行き、親は先に帰る予定でした。
しかし、大人の都合がつかなくなり、行くとしたら12歳の息子一人。ということになりました。
行けるのかなと不安はありましたし、何かあってからでは取り返しがつかないと思いましたので、
こちらが不安だと思う事、それから12歳の子が一人でアメリカに入る際
の問題など、アメリカおばさんに何度も何度もしつこいくらいに質問をいたしました。
アメリカおばさんから既に説明を受けている事もありましたが、頭の中が混乱していて同じ質問をした事も何度もありました。(後でメールを読み返して気がつきました)それでもアメリカおばさんは、嫌味ひとつなくすぐに返事を返してくださいました。
私たちが、大事な息子を一人でアメリカに向かわせても大丈夫だと思ったのは、このアメリカおばさんの有難いフォローあってこそだと思っております。
本当にありがとうございました。

飛行機は11歳までなら、子供の一人旅のサービスを受ける事ができますが、うちの息子は12歳。
飛行機会社の子供の一人旅サービスは受けられないので、デルタ航空のアシストをお願いいたしました。往復で2万円ほどです。
このサービスをお願いしますと、成田の出国ゲートからアメリカおばさんの元まで、きっちりアシストの係りの方が送り届けてくださいます。
息子の場合、乗り継ぎの空港で待ち時間が少ないパターンを選択し、行きはデトロイト乗り継ぎ。
帰りはミネアポリス経由を選択しました。

乗り継ぎの空港に到着したら、飛行機の中までアシストの方が迎えに来てくださり、息子が一人で心細い思いをするようなことは一切ありませんでした。
そして、インディアナの空港ではアメリカおばさんが大きなウエルカムプレート(?)を用意してくださり、迷うことなく小学校を出たばかりの子が一人でインディアナに到着することができました。

アメリカおばさんの家にいったん連れて行っていただいたあと、息子がお世話になるMファミリーと待ち合わせ。きっと、息子の胸の高鳴りは最高潮だったと思います。

Mファミリーは大勢の活発な子供たちと大きなワンちゃん。そして、かっこいいホストファーザーと優しいマザーがいらっしゃっいます。18日間ほどお世話になりました。
焚き火でスモアやソーセージを作って(焼いて)もらったり、裏の森で遊んだり、ローラースケートで遊んだり、インドアプールに連れて行っていただいたり、メキシコ料理を食べさせていただいたり、子供たちとゲームを楽しんだり、パソコンを使って算数の勉強をさせていただいたり。
そしてなんとセントルイスまで遠出もしてくださり、動物園や科学博物館に連れて行ってもらったんだそうです。

息子は一人っ子です。いつも家ではマイペースで暮らしていましたので、小学校で自分のペースで動けない事があったり、押されたり、ぶつかられたりしたら過剰に反応をしていました。
家でそんなことは起きないのですから、ぶつかられたら怒る。と過剰反応していたわけなのですが、相手の立場では「なんで、これくらいのことで怒る?ちょっとぶつかったくらいで。」と諍いが頻繁に起きていました。
それが、今回のアメリカ行きで息子の想いは変わった気がします。「兄弟のいる子は家でぶつかるし、兄弟喧嘩だってするし、だからちょっとぶつかったくらいなら『ごめんね』って言えばそれで平気なんだよ!決して悪気なんかないんだよ。」って説明すると、とても納得してくれました。
これは、今後息子が友人関係をうまくやれる助けになると思います。

それから食事のこと。アメリカの食文化と日本の食文化が違うのは、息子は理解していましたし、アメリカの食事も楽しむつもりで出かけていきましたが、やはり長い期間、日本食を食べられない事は和食党の息子にとっては結構きつかったようです。
そして、「あー。お母さんのご飯が食べたい!」という思いが膨らんで、「そういえば、お母さんは自分の為に色々なことを気にしてくれて、栄養満点のご飯を作ってくれてる!」というところまで想いが発展したようで。帰国後、「やっぱり、お母さんのご飯が一番!」ととても感謝されました。
この度のアメリカステイがなかったら、こんな感謝の想いはもたなかっただろうと思いますから、これも息子が得る事ができた大切な経験だと私は思います。

あとひとつ、M家では子供たちがお母さんに何かお願いする際「May I~」と言うんだと驚いていました。
「親にちゃんと丁寧な言葉でお願いするんだよ~、すごいよね。」って。
「あなたも見習いなさい。」と思わず口から出ました。(笑)

帰国して「また行きたい?」と聞いてみました。答えは「うん。」でした。
また行かせてあげられるよう、頑張らなくっちゃ!と思っております。

アメリカおばさん、本当に色々ありがとうございました。
「Good Bye」ではなく、またそちらに伺える日を作れるよう頑張ります!!

あ、その前に夏に東京で開かれるSATのお勉強会があります。
中一の息子が理解できるのかな?と不安もありますが、その節はどうぞよろしくお願いします。

ありがとうございました。

S

息子さん、本当によく頑張りましたね。
今度はご家族で是非いらしてください!私の息子も初めてSATのテストを受けたのは中学校の1年生でした。
SAT是非参加してください。今のうちから勉強しておけば大丈夫です。
将来はうちの息子や娘と同じく息子さんの将来の夢、医学コースに行って欲しいと思います。