洲の統一テストの話です。インディアナの場合

最近になって洲の教育機関の方針が変わりました。いろいろ変更になって新しい情報です。
他州にお住まいの方はだいたい同じようにテストを行っていますが最寄りの教育機関で確認してください。

ISTEP 

  Indiana Statewide Testing for Educational Progress (Plus ISTEP+)
小学校3年生から8年生(中学校の2年生)までが全員受けなければならないテスト
  テストの科目は
   Writingセッション(2013年は3/4~13)
     これは書くテスト
   マルチプルチョイス(2013年は4/28~5/8)
     これはコンピューターで問題が出されて答えを記号で選択するテスト
        の2つのセッションに分けられている。

小学校の3年生から8年生は英語と数学は必ず受ける。
4年生と6年生は英語と数学の他に+サイエンス(理科)
5年生と7年生は英語と数学の他に+ソーシャルスタディ(社会)
3年生と8年生は英語と数学だけ。

高校生は
ECAテスト Ending of Course Assessments (ECAs)を必ず受けなければならない。
高校生はソフモア11年生(高校1年生)でLanguageのテスト(英語)
そしてバイオロジー、アルジェブラ1を終了時にテストを受ける。
これらに合格しなかった場合は卒業が出来ないが、他の生徒が卒業した後、テストは5回まで受けることが出来る。つまり卒業するために5回チャンスがある。

この他に学校によってレベルテストが行われている。
例えば
MAPテスト Measure of Academic Progress
学校によって行われている学校と行われていない学校があるけれど小学校1年生から。
テスト内容は Reading 、 Math、Science。
このテストは全ての生徒が同じテストではないんです。
コンピューターのテストですが、最初は同じ内容から始まって、その子のレベルを調べていきます。
特に数学は、テストが正解であれば出される問題がどんどん難しくなって行きます。
問題内容が難しくなり、時間制限の無いテストです。
つまりこのテストは最後までクラスに残った子が、ミスがなく、出されたテスト問題が出来ているということになります。 
このテストは上記の洲の統一テストのための準備のためと、教師がこれから生徒にどのように教育していくかどこが生徒は苦手なのかを知ることができてこれからの指導に役立てることが出来ます。一年に2回又は3回行ってどのくらい伸びたかもグラフで分かるようになっています。

今日はちょっと真面目なお話でした。
アメリカってチャンスをくれるんですね!!!テストが赤点で合格出来なくてもチャンスは5回まであるというのは、アメリカで自分の子ども2人を子育てしていたにもかかわらず、またアメリカの学校で7年間も働いていたのに詳しく調べ、本日カウンセラーに確認するまで知りませんでした。

日本も高校までが義務教育になって、学費が安く?早く無償になればいいんですけど。
でも、文科省の人がもしこのブログを読んでいたら強く言いたいことがあります。
教科書!!!
全国の小学生、中学生に配る教科書。
子どもに
「ものを大切にする心を養わせる」ために、
国語や数学、社会などはずーっと取っておきたいしアンダーラインを
いれたりしたい人がいるかもしれません。

でも音楽の教科書や、図工の教科書、家庭科などは先輩から後輩へリユーズしてもいいんではないのかな?
アメリカでは教科書は小学校から高校までレンタルです。
(フロリダはレンタル料金無料。洲ごとに使っている教科書も違いますし無償だったりレンタル料金を払ったりですが。)

教科書の初めのところに名前を書く欄があって、
例えば2013年4月から2014年3月までの欄に名前を書く。
4年間、又は5年間で本1冊を使う。
年度の最後に返却。そのときに先生が落書きや破れをチェックします。
本を無くした人は弁償です。

まずは教科書を有償でレンタルにしなくてもいいので、普段あんまり使わない教科書は先輩から後輩にリユーズできないものかしら?
アメリカでは、教科書をどうしても欲しい人は買うことも出来るんです。
こうすることによって、税金もだいぶ浮くと思うんですけど。
どうでしょうか?