日本では良いと思われている事、別に関係ないじゃないかと思っていることでもアメリカでは
それが法律に触れる事ってあるんですね。


実は、昨日知った事なんですけど・・・。
昨日は娘の高校の「APアートヒストリー」(高校で大学のクラスの美術の歴史を取るクラス)でシカゴの美術館に遠足に行くことになっていました。
スクールバスを出してくれるとばかり思っていましたが、バスを出すのに先生は学校に手続きを出さなくてはならないし、親の承諾書も貰わなくてはならないしで大変なので、それぞれの親が、高速道路を約3時間30分の道のりを運転して欲しいとのこと。
困った事に私は土曜日の日本人学校を急遽お休みしなくてはならなくなりました。

「ママ、『ガソリンが掛からないようになるべく小さい車で来てください』と美術の先生から言われたからね」と娘から言われた。
私の車には娘と仲良しの女の子1人だけが乗る、と最初聞かされていた。私の車ではなく、旦那の車で集合場所の高校に約束の時間の朝6時45分に行きました。
ところが高校に着いてみると、「さらに女の子2人を乗せてください」とのこと。

ぎゅうぎゅう詰めでシカゴに!!!
私は、(先生の乗っている車には誰が乗っているのだろう?)何人の生徒がこのクラスを取っているのかな?と考えていました。
ところが、
先生の車の中は、先生だけが乗っていて生徒は一人も乗っていません。
なんで?
実は法律があるんですって!!!
「先生は生徒を自分の車に乗せては行けない。」
こんな法律があるとは!!!
先生が生徒の親で、自分の子供を乗せる場合は良いんだそうです。

でもさ、

アメリカの学校の私のボスは中国人の生徒(中学生)を、以前、居残り勉強が終った後に彼女の車に乗せていたけど?

そう言えば、
最近私の働いているアメリカの学校の先生へのメールにも、学校の校長から、「先生は生徒を送ってはいけない。スクールバスをだしますから」ってメールが学校から来ていたわ。

特に異性を車に乗せるのは禁止。
男性の先生が女性徒を車に乗せるのはイリーガル(法律違反)なんだって!!!

それから
先生がフェーイスブックで生徒と連絡を取り合うのはだめなんだって!!!お友達になってはいけないんだって!

実は最近、娘のところにアメリカ人の女の先生からメールが来たんだそうだ。
「ごめんね、先生はあなた方が嫌いになったからフェースブックでお友達に拒否にするんじゃないの。法律で決めらたのよ。だから何か用事があったらEメールでね。これは連絡を取り合うのはいいんだって。但し、生徒が卒業したらフェィスブックはいいんだって。だから在学中はフェイスブック出来ないの。ごめんね。」
って全員の生徒にメールを先生が出してきたそうだ。

え?
じゃあ、日本語学校で男子生徒と仲良くフェイスブックをしている◯◯先生・・・。
それを嬉しそうに私たちに自慢して話していたけど・・・。
「◯◯君とは、チャットしたりいっつもしているの」って・・・。
法律違反なんだぁ。
彼女はアメリカ生活が長いけど知らないんだろうなあ。こんな法律があるなんて!

私も昨日初めて知った。
まてよ!!!
私のフェイスブックのお友達は・・・?
えーっとあ、もう日本語学校を辞めた子だ。それから、日本に帰国した子だ。それから彼女のお母さんだ。娘さんがもう日本に帰国しているからこの子のお母さんとはフェイスブックは良いんだね。
あーよかったぁ。私はあんまりフェイスブックをやらないけど、お友達申請もお友達承認も気をつけなくちゃ!!!

アメリカのカルチャーや法律を知らないってことはある意味怖いね。
さて、こんな法律があることを◯◯先生に教えた方が良いのかな?
あ、無理。言えないや。あんなに嬉しそうにしているんだもん。「生徒と連絡をとりあっているの」って言っているのに・・・。
そうっとしておこう。
「言わぬが花」だ。

他にも気をつけなくってはいけないことがある。
旦那から聞いた話。
「こちらの日本人企業で働いている日本人の男性が、
アメリカ人の女性にうっかり、
『お早う。あー綺麗な、素敵なファションですね』とか『素敵なセーターですね』
と言ってはいけないんだよ』って。
「あのね、私のことをあの人がじろじろ変な目でみるの。これはセクハラよ。訴えるわ。」という人がいるんだって。
こりゃ大変だね。うっかり褒める事も出来ないんだね。

ご用心、ご用心。