暑い、暑い夏は少し落ち着きかけていますが、やっと落ち着いたのは私事情もです。


持ち物は少なくても大丈夫になっていたい………。

年明けに人生百年の半分を過ぎまして、より一層自分の中でもて余さない程度の物や事でゆっくりと生きていけたらなぁとおもいまして。



まずは新しい生活を始めました。

大したことではないのですが。

残りの人生をどうしたいのかって考えた時に、なるべく心穏やかにいきたいなぁと考えて。

結婚当初からずっと義父母との同居で助けられたことも沢山あるし一概にホント、辛かったって事はないのですが、介護問題に入るまで今なら?少しの間だけでも?自分の体力、根気のあるうちに?もう少し自由な生活がしたい!と思うようになり。

決行したわけです。


歩いて30秒ほど離れた場所です。

なんなら窓を開けたら向こうの家の窓の明かりが見える距離です。

娘は自分が引っ越ししていなくなったらじいちゃん、ばあちゃんが二人で寂しくないか心配で、時々お泊まりポーチひとつでお泊まりに行っては、ばあちゃんにたらふくご飯を食べさせてもらってるようですし、私も時間の使い方が格段に自由になり夜中にドン・キホーテ!なんていう初体験も楽しんでいます。


旦那は料理に目覚め、特に無水鍋を使った料理を熱心に研究してます。

バーミキュラやストーブで、豚の角煮やローストビーフ、無水カレー、

ご飯も炊けるまでになりました。


並んだ料理を見て、あぁきっと同居のままだったら料理をする旦那を見ることもなかっただろうなぁと感慨深くもなってしまいます。




今年の2月ですが実母を亡くしました。

私は高校から実家を離れて寮生活をしていて離れていた時間も長かったので一緒にいる時間がまだまだ欲しかったです。

母が亡くなったという変化がかなり自分の中で大きくて、残りの自分!どうする?何がしたい?と自問自答が増えました。


旦那と娘と私の生活をはじめて3ヶ月がたちました。

好きなインテリアを考えたり、好きな時間にお風呂に入り、好きな時間に台所を使う。朝早くから出掛けて夜遅くに帰って来ても気を遣う事もない。


分かる人には分かるかもですが完全別棟同居ではなかった間、出来なかった事を今、やっと経験出来ています。


引っ越しの際、持っていく必要な物をかなり絞りました。

必要ならすぐ取りに行ける安心もありますが、なんだかほんとに色々スッキリしました。


何かあればすぐに、前の家に戻る事が出てくるかもですが、とりあえずは今の生活を家族のそれぞれが楽しんでくれればと、そんな感じです。





そうそう、先日お盆で実家に帰る時に隣で運転する旦那が言うんです。

『(そのまま)オニュって人の曲でいいぞって。』


乗る前日に私が車で聞いていたままのCDがそのまま入っていて、いつもだったら他の曲に変えるのに、その日はそのまま運転し始めて、『CD他のにかえようか?』って聞いたら『オニュって人の曲でいいぞ』って。


あんた、名前覚えとったんかい!

しかもそのあとからかうように何度も、オニュって名前を何度も出すからなんか照れくさくなってきて、『(前方の車に)遅っせーなぁー!とか言う人にはもったいないので聞かせません!』と照れ隠しをしてしまった事がばれてなきゃいいがなぁと思ったという話。


きっと聞いていて気持ちのよい声だから旦那も聞きたかったんだな。

たまにこうして私をビビらせる曲者の旦那です。