「料理長が掌握していた権限を工場長に移管したことが、コスト削減にどのような効果を及ぼしたか。」を答える前提として、料理長の役割を考えなければならない。料理長の役割は、客の嗜好にあわせてメニューを開発することであり、航空会社の要望に答えることのできる料理の開発である。その結果、料理としては十分なものを提供できたため売上げは上がったが、収益は上げることが出来なかったのである。
現在のA社は収益を上げることが企業目標の第一番目であるから、料理長の役割は終了し、次の段階であるコストの削減に向かう必要がある。そこで、工場長の目的は料理のコストを削減することが最優先されるのである。料理長の失敗は、多様なメニューは開発できたがコスト削減をできなかったので、これを反省し対策をすることが答えとなる。
具体的には、よりコストの削減を重視した運営であるので、第一は、仕入である。新しい工場長の判断によりコスト削減の観点から、過去の料理長のしがらみから開放されて仕入先の統廃合の実施を行なうことができる。第二は、要員の再配置である。これについても、料理長のしがらみから解放されて、コスト削減を中心にすえた要員の再配置が可能となる。
今回のキーポイントは、過去においては大きな功績を持つ料理長のやりかたは、現時点では合わなくなったということを中心に答えるべき問題でしたる
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