10日ほど前、学生時代に「心療内科医を目指していた」という話を書きました。
そして、昨日、ある心療内科クリニックでトライアル勤務をさせていただく機会がありました。
新患の方を2名、担当させていただきました。詳細はお伝えできませんが、私にとってはどちらも非常に難しいケースでした。
一般内科では、血圧、血液検査、レントゲン、超音波など、数字や画像が多くのことを教えてくれます。「血圧が高いから降圧薬」「コレステロールが高いからスタチン」——このように、治療の方向性が比較的明確です。
しかし心療内科では、目の前の“痛みを抱えた生身の人”と向き合うことがすべてです。苦しみに苦しんだ末に、ようやく受診を決断された方に対して、どのように寄り添い、どのように支えるべきか。
正直、とても不安で、怖さすら感じました。「自分は正しい方向に導けるのだろうか?」と。
そんな中、今日、クリニックから採用のご連絡を頂きました。40年越しの夢がついにかなう時が来たのです。
まずはトレーニング期間として、一つひとつ学びながら進んでいくことになります。不安はありますが、挑戦できることに感謝しつつ、しっかり学び、力をつけていこうと思います。