今日は、午前中は藤沢のクリニックで外来診療、午後は産業医として2件の面談がありました。どちらもメンタル不調を抱える社員の方で、52歳と58歳の女性でした。

 

 そのうち58歳の方が、「神田橋処方」という漢方薬を処方されていると話されました。

 

 神田橋処方?
 

 正直、私は知りませんでした。調べてみると、胃腸虚弱に用いられる 桂枝加芍薬湯 と、冷え性などに使われる 四物湯 を同時に服用する方法で、PTSDやフラッシュバックに効果があると言われているとのこと。精神科医・神田橋條治先生が提唱された処方のようです。

 

 

 

 長年医師をしていますが、まだまだ知らない治療法に出会うものですね。漢方の世界は奥が深く、驚かされます。