■Localization and Ace Attorney
http://www.capcom-unity.com/zeroobjections/blog/2014/11/21/localization-and-ace-attorney
カプコンUSAブログにて、逆転裁判シリーズのローカライズ担当Janet Hsu氏が、逆転裁判シリーズのローカライズについて色々と説明しています。
ゲームのローカライズが単なる翻訳作業ではなく、如何に難しいかという話なのですが、とっても長いので、逆転裁判ファン的に興味深いんじゃないかな? というところを。
・逆転裁判4のローカライズでは、みぬきのマジック・パンツ(Trucy’s Magic Panties)においては、未成年の少女についてパンツに関する冗談を扱うのは、アメリカでは社会的、文化的に不適当ではないか? という意見があった。結局は海外版でもそのまま翻訳された。
・逆転裁判2では、日本版の堀田偽院長は、女性キャラをつきつけた時などのセリフで、女性に対する蔑視ともとれる発言があったのでローカライズ時に大幅に変更している。特に綾里春美をつきつけた時については、日本ではジョークのレベルでも、アメリカではヤバイレベルと判断されるものだったので、これもかなり変更。
春美についての変更過程
海外との文化の違いとか、そのあたり興味がある人はぜひ原文を読んでみてください。
逆転裁判とは関係のない話でしたが、途中にある幼稚園の名前バッジの話には笑ってしまった。w
海外ゲームニュースサイト記事をもうひとつ。12月に北米やヨーロッパで「Phoenix Wright: Ace Attorney Trilogy」(海外版「逆転裁判123 成歩堂セレクション」)が発売されることにちなみ、GameInformer.comが巧舟氏にインタビューしたそうです。
■Five Things You Probably Didn’t Know About Capcom’s Ace Attorney Series - Features - www.GameInformer.com
http://www.gameinformer.com/b/features/archive/2014/11/21/five-things-you-probably-didn-t-know-about-capcoms-ace-attorney-series.aspx
記事タイトルは「あなたが多分知らない逆転裁判シリーズの5つのこと」。
その5つを簡単に紹介してみます。日本のファンなら知っていることもあるかと思いますが、多分初情報かな? というネタもあります。
実際の内容は上サイトを読んでみてください。
その1:逆転裁判シリーズは刑事コロンボに影響を受けた。
これは日本のゲーム雑誌のインタビューでも聞いたことがあるような気がしますね。
その2:バイオハザードと三上真司氏も逆転裁判シリーズに影響を及ぼした。
ゲームボーイアドバンス版逆転裁判シリーズ制作時には、三上真司氏は逆転裁判シリーズの製作総指揮ということでエンディングでもクレジットされており、つまり当時、巧氏の上司だったのですが、三上氏はゲームの構造をバイオハザードを例として示して、アクションに伴う恐怖要素の融合とか、キーアイテムの裏にある目的などを教えたのだそうです。
ゲームの造り方や、ゲームを創るということは何なのか? とか、そんな話し合いは今でも巧氏に影響しているとのこと。
その3:「レイトン教授VS逆転裁判」の制作には不安があった。
これも何処かで聞いたことがあるような‥‥最初は不安だったけど最終的には良いものが出来たというような話ですね。
その4:御剣怜侍のヒラヒラはボツになりかけた。
巧氏曰く「御剣のクラバットには反対意見が幾つかあり、一部には『そんなヒラヒラを付けた検事が居るか!』という声もあったのですが、彼の師匠の狩魔豪のデザインが確定した時に、御剣のヒラヒラにもOKが出ました」(意訳)とのこと。
その5:初代の逆転裁判では日本っぽいネタを意図的に入れなかった。
ゲームボーイアドバンス版逆転裁判、つまり初代製作時に、巧氏は海外ローカライズの可能性を考えて、いかにも日本っぽいネタを入れることは避けたとのこと(これも何処かのインタビューで聞いたような‥‥)。
その後、2作目からは海外版の製作予定はないと聞いて、日本語を使ったトリックや、明らかに日本っぽい場所(倉院の里など)も登場させることになったそうです。
結局DS版からローカライズされることになり、ローカライズ担当者が苦戦する訳ですが‥‥w
http://www.capcom-unity.com/zeroobjections/blog/2014/11/21/localization-and-ace-attorney
カプコンUSAブログにて、逆転裁判シリーズのローカライズ担当Janet Hsu氏が、逆転裁判シリーズのローカライズについて色々と説明しています。
ゲームのローカライズが単なる翻訳作業ではなく、如何に難しいかという話なのですが、とっても長いので、逆転裁判ファン的に興味深いんじゃないかな? というところを。
・逆転裁判4のローカライズでは、みぬきのマジック・パンツ(Trucy’s Magic Panties)においては、未成年の少女についてパンツに関する冗談を扱うのは、アメリカでは社会的、文化的に不適当ではないか? という意見があった。結局は海外版でもそのまま翻訳された。
・逆転裁判2では、日本版の堀田偽院長は、女性キャラをつきつけた時などのセリフで、女性に対する蔑視ともとれる発言があったのでローカライズ時に大幅に変更している。特に綾里春美をつきつけた時については、日本ではジョークのレベルでも、アメリカではヤバイレベルと判断されるものだったので、これもかなり変更。
春美についての変更過程
海外との文化の違いとか、そのあたり興味がある人はぜひ原文を読んでみてください。
逆転裁判とは関係のない話でしたが、途中にある幼稚園の名前バッジの話には笑ってしまった。w
海外ゲームニュースサイト記事をもうひとつ。12月に北米やヨーロッパで「Phoenix Wright: Ace Attorney Trilogy」(海外版「逆転裁判123 成歩堂セレクション」)が発売されることにちなみ、GameInformer.comが巧舟氏にインタビューしたそうです。
■Five Things You Probably Didn’t Know About Capcom’s Ace Attorney Series - Features - www.GameInformer.com
http://www.gameinformer.com/b/features/archive/2014/11/21/five-things-you-probably-didn-t-know-about-capcoms-ace-attorney-series.aspx
記事タイトルは「あなたが多分知らない逆転裁判シリーズの5つのこと」。
その5つを簡単に紹介してみます。日本のファンなら知っていることもあるかと思いますが、多分初情報かな? というネタもあります。
実際の内容は上サイトを読んでみてください。
その1:逆転裁判シリーズは刑事コロンボに影響を受けた。
これは日本のゲーム雑誌のインタビューでも聞いたことがあるような気がしますね。
その2:バイオハザードと三上真司氏も逆転裁判シリーズに影響を及ぼした。
ゲームボーイアドバンス版逆転裁判シリーズ制作時には、三上真司氏は逆転裁判シリーズの製作総指揮ということでエンディングでもクレジットされており、つまり当時、巧氏の上司だったのですが、三上氏はゲームの構造をバイオハザードを例として示して、アクションに伴う恐怖要素の融合とか、キーアイテムの裏にある目的などを教えたのだそうです。
ゲームの造り方や、ゲームを創るということは何なのか? とか、そんな話し合いは今でも巧氏に影響しているとのこと。
その3:「レイトン教授VS逆転裁判」の制作には不安があった。
これも何処かで聞いたことがあるような‥‥最初は不安だったけど最終的には良いものが出来たというような話ですね。
その4:御剣怜侍のヒラヒラはボツになりかけた。
巧氏曰く「御剣のクラバットには反対意見が幾つかあり、一部には『そんなヒラヒラを付けた検事が居るか!』という声もあったのですが、彼の師匠の狩魔豪のデザインが確定した時に、御剣のヒラヒラにもOKが出ました」(意訳)とのこと。
その5:初代の逆転裁判では日本っぽいネタを意図的に入れなかった。
ゲームボーイアドバンス版逆転裁判、つまり初代製作時に、巧氏は海外ローカライズの可能性を考えて、いかにも日本っぽいネタを入れることは避けたとのこと(これも何処かのインタビューで聞いたような‥‥)。
その後、2作目からは海外版の製作予定はないと聞いて、日本語を使ったトリックや、明らかに日本っぽい場所(倉院の里など)も登場させることになったそうです。
結局DS版からローカライズされることになり、ローカライズ担当者が苦戦する訳ですが‥‥w