「レイトン教授と不思議な町」を妹から借りてきてクリアしました。
見ての通り、フレンドリー版じゃないノーマル版の方です。

逆転裁判攻略サイト管理人のほそぼそブログ-れいとん

以下、ネタバレしない程度の感想。
「レイトン教授VS逆転裁判」の予習でプレイしてみたので、逆転裁判との比較になっちゃっている部分がかなりありますが、そのへんはお許しを。当ブログを読んでくださっている方には、この方がわかりやすいかもしれませんし。

内容やレビュー等評判も、ほとんど知らないままプレイしました。
プレイして最初に思ったのは「噂には聞いていたけど、本当にストーリーと謎解きに関係がないんだな‥‥」ということですか。
「レイトン教授とルーク少年が、ある理由である町にやってきました」というところから始まるストーリーと、「マッチ棒を2本動かして立方体を3つにしてください」というようなパズルというかナゾナゾが、一緒くたになっているゲームなのですな。
(そういう噂は聞いていたので、今までレイトンに興味が持てなかったのですが‥‥あとはかつて、こういうこともあったので‥‥)
「何故謎解きをさせるのか」は、ゲーム中できちんと説明されるのですが、ストーリーと謎の内容そのものにはほとんど関係がないので、謎解きを必死にやっていると、ストーリーの方を忘れてしまったりね。w

アドベンチャーパートはオーソドックスなポイント&クリック式アドベンチャーで、システム周りは逆転裁判に比べると親切です。セーブが複数可能(3つまで)、テキストスキップ、ゲーム中や再開時に今までのストーリーのおさらいができる、現在の目的が分かりやすくなっている、など。ただし、このへんは他のアドベンチャーゲームでも実装されていたりします(逆に言えば、逆転シリーズのシステム周りは他のアドベンチャーゲームに比べて不便なところが多いってことですが)。
目的がわかりやすいのは、逆にちょっとおせっかいだろうと思う人も居るかもしれませんね。特に昔からのアドベンチャーゲームをプレイしている人は‥‥。アドベンチャーゲームなのに、行き先を全部指示してくれるようなものですから。ただ、このへんは上に書いた、「謎解きを必死にやっていると、ストーリーの方を忘れてしまったり」という事態を考えればあってもいいのかもしれません。(つまり私向けか!)
「アドベンチャーパート」って書いているけど、アドベンチャーと呼んでいいのかどうかっていうのもありますな; 上で書いた通り行き先は全部指示されているので迷うことはないし、逆転裁判で言えば「移動する」「話す」だけでほぼ進んでいく状態なので。「話す」も、逆転裁判なら「○○について」みたいに、更に選択肢が出現しますが、それもありません。逆転裁判なら「証拠品を選び、つきつけて話を聞く」という動作の、「証拠品を選び、つきつける」部分はストーリー上で自動的にやってくれるような感じです。もっとも、証拠品ファイルみたいなものはありませんが。

メインのストーリー以外に、ちょっとしたおまけ要素もあったりします。このへんは「一度プレイしたらおしまい」とよく言われるテキストアドベンチャーを長く遊ばせるための工夫ですね。とはいえこれも他のアドベンチャーゲームでもry でも逆転裁判ではry

ストーリーは逆転裁判のような章仕立てではなく、長編が1話の形になっています。ある町のナゾを解き明かす、という流れですね。そのナゾ自体は中盤あたりの流れでなんとなーく解りましたが、オチをどう付けるのかな~と思いつつプレイしていました。ここからはストーリーのネタバレになっちゃうのでフォント色を白くしておきます。見たい場合はCtrl + Aとかでどーぞ。↓
もしかしてスーファミソフトの「学校であった怖い話」の、荒井昭二6~7話みたいなオチだったらどうしようかとガクブルしましたが、よく考えたらCERO Aのレイトンであんなホラーなオチになる訳ないじゃないか!
ちなみにスーファミ版「学校であった怖い話」はWiiのバーチャルコンソールで、PS移植の「学校であった怖い話S」はPSのゲームアーカイブスで遊べるよ! いわゆるサウンドノベル形式のゲームですが、ホラーだから注意だよ! ゲームアーカイブスではCERO B扱いだけどぶっちゃけCERO Dくらいだよ! 個人的にはスーファミ版がオススメだよ!
 他のゲームの宣伝終わり。

謎解きは上に書いた通り、ストーリーと関係ないものがほとんどです。ですが、ある程度まではスキップできたり、制限こそありますがヒントのシステムもありまして、ストーリーをさっさと進めたい人にもそれなりに親切です。
中盤あたり、お使いゲー状態な箇所があってダレました。たらい回しにすることでナゾナゾをたくさん出そうという意図なのかしらん。とはいえ、「○○なら△△が知っているよ、ついでにこんなナゾはどうかね?」が続くと、プレイヤーのモチベーションが下がってしまうのですよ。終盤のテンポは結構良かっただけに残念。

謎解きは、見つけることができた問題はミスっても何度も再挑戦して、1問スルーした以外はヒントも見ずにひたすら解いたよ! なんとなく悔しいから!w
(スルーしたのは隠されたナゾの中のひとつ)
論理的に考えないといけない問題もあれば、とんちを効かせないといけない問題もあったりで、とんち系は私には大変でした。私は一休さんじゃないからそーゆー問題は困ります、みたいな。
謎解きのためにメモ用紙と鉛筆があった方が良いですな。下画面の余白にメモできる機能もあるんですが、私にはスペースが足りませんでした。
謎解きに時間がかかるため、謎解きミュージックが頭の中をぐるぐるするようになり困りました。w

逆転裁判に比べると、ストーリーやキャラにさほどアクがなく(悪い意味ではありませんよ、逆転裁判キャラは良くも悪くもアクがあり過ぎだしw)、2つの世界観を擦り合わせるとどうなるかな‥‥? とは思いました。まぁどっちもある意味トンデモ世界なので、どうにでもなるかw 観覧車のアレとか(めっちゃ吹いた)。
システムはどうするんだろう。両方合わせた感じになるのでしょうかね。そうすると明らかに大変な気がしますが‥‥。プレイヤーがやらなくちゃならないことが多くなっちゃう。上に書いた通り、謎解きで頭がいっぱいいっぱいになってしまう可能性があるので、これで証拠品集めやら証言探しなんかを同時にやらされた日には脳みそがボカーンですよ。

アニメを使った演出は良かったです。効果的に使ってるなと思いました。音楽も雰囲気が出ていて好きですね。逆転裁判のオーケストラアレンジ版とは相性が良さそうだな、と。

ややネタバレになるかもしれないのでフォント色を白くしておきますが、新しいマップに入るたびに下画面全体をタッチペンで連打して色々探していたので、右腕が痛くなったw そういうゲームじゃないだろう!w

細かいところだと、

・謎解きで数字を下画面に書いて解答する時、「7」が「1」と認識されてしまうことが何度かあった。
 →「それはおまえの書く字が下手くそなだけだ!」とツッコミを入れてください。

・マップを調べる時、キャラの当たり判定が大きすぎる時があった。
 キャラのグラフィックから結構離れたポイントをタッチしても、キャラとの会話になってしまうことが何度かあったので、ちょっとストレスに感じました。多分、キャラ周辺の長方形の範囲が当たり判定になってる?(具体的には屋敷の2Fの某キャラ等) まぁこれは第1作なので、この後のシリーズでは改善されているのかもしれませんが。

逆転裁判攻略サイト管理人のほそぼそブログ-当たり判定?

・台詞の「?」(疑問符)や「!」(感嘆符)の後に文章が続くとき、スペースが1つ空いていないのが気になる。
 そういうルールがある訳ではありませんが‥‥

「?」のあとにスペースはいらない? - 国語 - 教えて!goo
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/883749.html

逆転裁判シリーズに慣れているため、改行位置がハンパな箇所がたまにあるのも気にかかりました。これは他のテキストアドベンチャーでもあったりしますが。

クリア時点でのセーブデータ写真(ネタバレなので、プレイしていない方は見ない方が良いです)
一番上のデータは妹のものです。本名で登録してあったので(当たり前か)、画像を加工しております。
プレイ時間は10時間55分となっております。
(プレイ時間の60~70%は謎解きタイムだと思うw ですので、最低限の謎解きのみやってストーリーを把握したいって場合なら、プレイ時間はもっと短くなると思います)


どうでもいいことですが、たまにニコニコ動画で見かける「ピカラット」のコメントの意味がようやくわかったw レイトン用語だったのね。