夕方、昔お世話になったおっちゃんに電話で呼ばれた。
自宅でも無く、仕事場でも無く、古びた喫茶店に呼ばれた。。
おっちゃんは娘を1人連れて来ていて、おっちゃんの所で働いている中国の娘だった。。
オーダーを告げた後、世間話から始まり、お互いに近況報告をしている中、その彼女は笑っている事が多かったが、その様子を見ていると、彼女の日本語の能力は高い事が見受けられた。。
なんというか・・・笑うタイミングもそうだし、けっこう難易度の高いおっちゃんの冗談までも全て聞き取り、理解している様子だったのである。。
おっちゃんは、その子の為にパフェをオーダーし、食べ終わった頃にはドリンクを追加オーダーしてあげていたから、かなり可愛がっている事もうかがい知れたのであった。。
顔は小顔で笑顔は可愛く、座っていると小さく見え、150cmそこそこかな?って思っていたら、163cmあるというから驚いたのである。。
その子に僕の方から少し話しかけ、その言葉にも全てちゃんと返答ができる感じであったから、かなり勉強した事がわかるっていうか、おっちゃんの教え方の上手さ?なのか??とも思いながら話をしていた。。
レベル高し。。
おっちゃんの本題は、彼女が帰国する際、どこか条件の良いところを紹介してやってくれないか?とのお願いであり、心当たりがあれば教えて欲しいと言うことであった。。
どんな職業が良いのか?という事などを聞いても、すらすらと普通に流暢な日本語で返ってくる。。
逆にどういう勉強方法をしたのか?を聞いてみたくなって聞いてみた。。
しかし、特別な勉強方法をとっている訳でもなく、個人のレベルが高いっていう事の様な気がしたが・・・中国という国自体・・・都市市民権を得ている奴らは優先的に学ぶ環境は与えられるが、そうでない子達の中にも磨けば光る子達もたくさん存在しているって事を証明している様な子にたまたま出会った気がした。。
自分自身、付き合いが薄れている国ではあるが、その場から何件か電話をし、条件などをメールでおくっておいてくれる様にそれぞれにお願いをしてみた。。
ちなみにパソコンの操作とかの能力も見てみたくなった僕は、車からノートPCを持ってきて中国語版のオフィスを開き、僕の言った操作が出来るのかをやってみてもらったところ・・・
この分野は・・・ どうもおっちゃんがしっかりと教えていたらしく・・・ かなり使える事もわかり・・・ さっき電話をした所に、再度、全ての所に電話をかけなおしたのだった・・・
その電話で・・・会ってもいないのに、『お前が推薦するんだったら4000元~考えてもいい』って言ってくれた所も現れ・・・ 他のヤツの会社にも声をかけたから、条件等はメールしておいてくれる様に頼んだのだが・・・・正直、本人にも会わずして・・・そこまでの提示額を出してくるとは思ってもいなかったから・・・彼等の国の好調さに驚く結果となったのだった。。
僕が驚くよりも・・・そのやり取りを目の前で見てた彼女の方が、もっと驚いた様子であった・・・
まぁ、なんとか力にはなってあげられそうで結果は良かった様に思うが・・・帰ってから電話をすれば良かったかな???って後から思ったのも正直なところ・・・
就職難が伝えられ、大卒者でも2500元~3000元の就職先を中々探せない状況にある中・・・その収入が得られない奴等が数万人いると伝えられ、就職浪人まででてきているという状況なのに・・・たまたま電話した先のヤツから聞こえてきた提示額が彼女の予想を上まっていたという事なのであろうが・・・ これも運なのだと思う。。
更に驚いた事に。。その提示額を口にした奴から直ぐにメールが来て・・・今、ちょうど自分の直近の部下を探しているという内容に加え・・・他の知り合いにも相談をしたそうだが、お前からの電話の後、考えたが、6000元までならこのメールで決めても良い・・・って内容が・・・届いたのだった・・・
できれば写真を送ってくれって書いてあったから・・・携帯で彼女を撮影し、自分のPCに送信した後、それをメールで送ったら・・・是非話しをしてみたいと・・・ 返信があった後・・・ すぐに僕のノートPCのQQからTV電話が鳴りはじめ・・・ 奴と彼女は画面を通して話しはじめた。。
その横で、おっちゃんは目を丸くして驚いているだけだったが、画面に映る奴に対して『お願いします!』と驚くほど大きな声で言ったのだったw
話しの内容で、少しでも早く帰国できないかという様な内容を聞き、僕からおっちゃんに聞いてみたら。。。こんな良い条件はないだろうからと、3ヶ月はやく帰国する事をOKしてくれたのを聞き・・・彼女は 『 おとうさんありがとう 』って・・・泣いた。。 それを見たおっちゃんも泣いていたから・・・こっちももらい泣きしそうになってしまったが・・・なんとか堪えた。。
それどころか条件は上がり・・・奴の所有する2DKのマンションも提供してくれると。。。 前に転がしてた物件の戦利品だと知っている僕は、奴にそうだろう???って聞いてみたら・・・あたりの様だったからw これは気にする必要はないと彼女に言ったw
1500~2000元の職を見つけられればって思っていた彼女に対し、その場で何倍もの就職先が決まってしまったのだから・・・喜ばずにはいられないって事になり・・・ おっちゃんの家に移っての夕食会に招待されたのだが・・・・
早く帰らなければならない用事もあるわけで・・・ 結局、また今度って事にして帰ってきたのだが・・・
帰国が早まった事や、その後の人員の事などを 『 なんとかなるさ! 』の一言でかたずけたおっちゃんの親心に感動すら覚えたのだった。。
しかし。。今回はたまたまいい話に出会えただけであり、自分も疎遠になりつつある状況も説明して、2人には口外しない様にお願いをして帰ってきたのだった。。
奴の会社は、たまたま彼女の実家からも交通の便もよく、週末ごとに帰ることもできるだろうから、願ったり叶ったりってところであろうw
帰国するまでの間、もっともっと勉強します!!って言ってくれた彼女。。
その横でニコニコ顔のおっちゃんw
僕自身も、少し驚いた展開になったのであるが。。。おっちゃんの所に来た偶然と、一生懸命勉強した彼女自身が引き寄せた運であり。。いい結果がうまれるところに居合わせる事ができて僕もうれしく思うし、これからもがんばって欲しいと思う。。
今度、おっちゃんの家に行った時には”親心”にかんぱいしようと思うのである。。
おしまい。。