中途採用選考では、現状では書類選考が多く、履歴書・職務経歴書とともに自己PR・志望動機が重要視されることがあります。当然、自己PRや志望動機は面接試験での質問ではほぼ聞かれることであります。
企業の採用担当者は、履歴書・職務経歴書において応募者がある程度どういうことをやってきた人かはわかりますが、これからどういう仕事がしたいか、どうして自社を応募してきたかは、自己PR・志望動機を見なければわかりません。特に人物や意欲重視の会社においては、こういったところを重視すると思われます。
しかし、残念ながら採用担当側にたってみると、応募書類において自己PRや志望動機をその企業に向けた文言でなく、定型的な「よろしくお願いします」「ぜひとも面接の機会を」だけしか書かないといったものを多く見かけます。これでは、本当にやる気があるのか、面倒になってどこの会社にも同じ文言を送っているんだろうと解釈されてしまいます。
確かに、何十という会社に応募書類を出さなければいけない側から考えれば、大変なのは理解できるのですが、就職活動は、応募した会社側と応募者の間で労働契約を結ぶかどうかであり、会社側も意欲ある人材を採用しようとしています。自己PRや志望動機が自社に向けられたものでない場合、入社を本当に考えている人ではないと判断されてもおかしくはありません。職務経歴書などにおいて、職務能力にかなりのマッチングが期待できる場合は、それでも通過するでしょうが、そうでない場合はなぜ自分がその会社を志望するのか明確にその意欲を伝えることが必要と思われます。
これは、応募書類の書き方としては当たり前のことです。逆に言えば、こういった考え方ができなければ、選考の土俵には乗らない可能性が大きいと思っていただいても過言ではありません。