前号で書き忘れていたポイントがあったのでちょこっと触れときます。
外国人からすると為替の影響は大きいですね。
2012年あたりは80円近辺だったけど、今は102円。約2割も円安に振れています。これだけで外国人にとっては安く見えます。為替は動きます、パリティで考えると決して安くはないです。

今はマンション価格が上がってきているけど、国内の実需買いが付いてくるかどうか微妙な状況にあります。
デベにとっては正念場かと思います。建築コスト上昇分を消費者に転嫁出来るかどうかが死活問題です。特にマンション特化のデベは永久に作り続けないければならない業態なので尚更深刻です。
金利が上がり始めれば不動産価格は下がります。
筆者は早晩、長期金利は上がると見ています。マンション価格も天井に近いと感じています。マンション価格が継続的上昇するには、人口減少に歯止めをかける必要があります。自然体では減る一方なので、移民政策を早急に検討し実行に移すことが不可欠です。
日本にそこまでに構造転換する原動力は今は感じられないので、マンション価格上昇の持続性はないと考えています。

デベロッパーは、「今買わないと買えなくなるよ。」とか「東京は外国に比べて割安だ。」とか必死に煽ってきますが冷静な判断が必要です。
以前も書きましたが、「東京は外国に比べて割安だ。」というフレーズは便利だけど、比較する地域を誤ってはいけません。ロンドン、シンガポール、香港と比べていいのは、港区、千代田区、新宿区、渋谷区くらいでしょう。

今は正にデベと消費者のどちらがババを引くか!?という状況です。

ズバリ今は売り時です!と言うのが筆者の考えですね。

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