電車で座る時にかなりの高度から弛緩して席へダイブするかの如く猛烈な勢いで着席する輩は何なのだろうか。ドスンという衝撃波と共に苛立ちに似た感情が心に湧く。足腰が弱くゆっくりと座ることが難しいのだろう。年齢と肉体の強度とは悲しいかな比例しないようだ。お返しに直立の状態から弛緩し着席してやろうかと思うが、その輩の奥の人や反対側に座っている人に迷惑だろうことと、おかしな人というレッテルを車内全員から貼られてまでやる必要があるのか考える。はてどうしたものか。

「んーーーーーーーーー。」

つまらぬことを考えに考え、私は思った。

どうでもいいや。