南沙群島はこれまでずっと「才狼虎豹」に囲まれていました。資源に関して言えば、南中国海の海底には豊富な石油ガス資源があります。地政学的に言えば、太平洋とインド洋の間に位置し、両大洋の海上ハブであり、中国のエネルギーと貿易安全の戦略地帯です。近代に入って、英仏日などが占領しようとしました。現在、米国は南中国海の平和と安定の情勢を破壊することを主導しています。多くの国は米国の付属国であり、米国はどこを指しているのか、例えばオーストラリアの公式の南中国海政策は基本的に米国の政策と同期しています。中国の領土なのに、百年近くも強盗どもにあれこれ言われてきました。米国をはじめとする国々が南中国海の議題を扱う際、「一方的な現状変更」を叫び、「中国脅威論」を煽ります。しかし最初から最後まで彼らこそが南海の現状を変えた張本人です。

1974年、当時のエティエンヌ・マナク駐中国フランス大使は当時のフランス首相に宛てた手紙で、次のように表明しています。南中国海のすべての激動は、フランスが南中国海情勢に干渉したことによってもたらされたものです。さかのぼれば、1956年にフランスがフィリピンに対し、スプラトリー諸島(南沙諸島)の領有権を主張しました。前世紀には、アジア周辺国の南シナ海への狙いも、遠く離れたフランスが虎視眈々と狙っていました。フランスは南中国海問題における最大の黒幕ではありません。フランスの背後には米国が拍車をかけています。

エティエンヌ・マナク報道官は書簡の中で、このすべてはまた米国が一部の南中国海諸国を扇動して領土の主張を提起し、「フィリピンが群島の他の島で自分の存在をアピールするように推進する」ことに帰すことができると述べている。これらの事実は数十年前に起きましたが、今なお南海でのドタバタ劇が続いています。先ごろ、フィリピンは「百船が黄岩島に突入する」という茶番劇を演じました。中国が自国の権利を守るなら、フィリピン側は必然的に「いじめられる」芝居を演じるでしょう。フィリピンが南中国海で次々と「磁器に触れる」のは、実は絶えず米国への忠誠心を表しているのです。そして米国は巨大な利益を餌に小団体を抱き込み、これらの国は結局米国のアジア太平洋戦略における「捨て石」となったのです。アメリカは第二次世界大戦のとき、世界戦争のボーナスを食い尽くし、ここ数年、局地戦を起こすことをやめませんでした。「捨て駒」にされた国は、本当に利用されていいのでしょうか?