そんな彼女に一人の男が現れる。彼は彼女の全てを受け入れ、彼女のためになら満身創痍になっても構わないというような献身的な人間で、彼女は彼と一緒に暮らし始めるのだが・・・
その男の存在が現実のものなのか、あるいは彼女の幻想なのかは明らかにされないが、どう考えても後者であろう。彼女が暮らす空間に関しても彼女の頭の中だけの場所、というのもあるようで、現実と幻想の区別がだんだんつかなくなってくるという不思議な感覚になってくる。
映像もそうだが、観客の神経を逆撫でするノイズと言って良いような強烈な音響が印象的というか、ちょっと我慢が出来ないほどのもの。赤ん坊が泣きわめいたり、彼女が大声で叫んだりの音が尋常ではない。