前回のブログで書いた、
>「親」が勉強を「強いたり」、勉強のことで「暴力をふるったり」した場合、
>多くの場合、致命的に勉強を避けるようになります。
ということ。
なぜでしょう?
まず、基本的に
「子どもは、元々、親が大好き」
だということ。
少なくとも、生まれたとき、その瞬間から親が嫌い、というケースは、
おそらくほとんどありません。
今、親のことが嫌いで、憎しみさえ感じている人にとって、信じがたいことだと思います。
そんな人にとって、今、そんな思いを抱いている人がいるのも事実。
その思いを否定したり、良くないことと改めさせようなどとは毛頭思いません。
そんな人は「親が嫌い」なのでなく「親が嫌いになった」のです。
嫌いになった瞬間が記憶になかったり、はるか昔だった場合、
あたかも「元々嫌いだった」という錯覚を持ちがちですが。
次に、
「何かを強いられたり、場合によっては暴力をふるわれたりする」のは
おそらく誰にとっても苦痛である、ということ。
少なくとも、そうされて喜ぶ人は、まずいない。
「好きな人」から「苦痛」を与えられる・・・そのことが受け手にどれほどの混乱をもたらすか?
そして、混乱をもたらす対象を、われわれは、普通どうするか?
遠ざけたり、除外したり、嫌なものと認識したり、頑なに拒んだり・・・
とにかく、ありとあらゆる手段を使って、それをしないようにする。
これを、生徒さんが目にする機会があれば・・・
ぜひ、
「嫌な思いがくっついたもの」でなく
それらのものを出来るだけ取っ払った
ただの「現象」として、勉強を捉える助けになれば、幸いです。
これを、親の方が目にする機会があれば・・・
ぜひ、
強制的に勉強を押し付けたり、勉強のことで暴力をふるったりするのでなく
出来るだけ「話し合い」をし、
子どもさんがどう思っているかに「耳を傾け」、
親としてこう思うという思いがあれば、それを出来るだけ穏やかに「伝え」、
それに対して子どもが思うことに「耳を傾け」・・・
これを繰り返してみてください。