本日の夫は水筒のパッキンを付け忘れた。


私が気付いたのは出勤してすぐだ。

パッキンだけ取り残されてますね。これは通勤用リュックがびしゃびしゃになるのでは?

時すでに遅し。連絡してもスマホを見るのは会社に着いてからだろう。


忘れ物はいつもの事だ。

出発前に確認させてもこれだから私もフォローしきれない。子どもも居る。夫にばかり手をかけていられないし、自分の事は自分で出来て欲しい。


なので、ここはフォローしても良いけど、ここはら手を貸さないと自分で線引きをするようにしてる。そうしないとこちらが疲れる。


例えば何だろうか。今までの忘れ物が多すぎて思い出すのに苦労する。


水筒シリーズで言えば、真夏に仕事中に飲む為の水筒を忘れたことが何度かある。

まぁ飲み物は買えるから熱中症になる心配はないだろうと思うようにした。


飲み物繋がりだと、飲みかけのペットボトルが台所に放置されている事がよくある。

私が気付いて冷蔵庫にしまうのではなく、なるべく本人にやらせる事で忘れ物の多さを分かって貰うようにしている。


「これ忘れてたから閉まっておいたよ」

は、良くない対応に思える。

「あ、あれをしまうのを忘れたけど奥さんがやってくれるからいいや」

という思考になるからだ。子どもと同じだ。


そして私はあまり我慢せずに、怒りたい時は感情任せにならない程度に怒って良い事にしている。

本人に言いたい事を言えるか言えないかではストレスの溜まり方が変わってくる。

「我慢しないで言いたい事はお互いに言う」

「あなたの発達障害のせいでストレスを溜め込みたくない」

という話をして、そこは納得して貰っている。


なぜ発達障害の本には「周りに理解を求めてフォローして貰おう」と書かれがちなのか?

いやいや、フォローして貰うのは当たり前ではない。親は別かもしれないが。


だから勘違いする人が現れるんだろう。

「自分は発達障害だから仕方ない」って言い訳すれば色んな事を諦める理由になるし、苦手な事から逃げられるから。


辛くても悩みながら自分に向き合ってる人もいますよ。

まず、出来そうなことから初めてみませんか?

苦手でも克服出来る事があるかもしれない。

自分のペースで良いから発達障害と向き合ってみませんか?

そしてあなたの良い部分を伸ばしていけたら素晴らしいですね。



と、大変に偉そうな事を言っているが、私もネット診断では引っ掛かる物もあれば引っ掛からない物もあるという微妙なラインだ。グレーかなと自分では思っている。


なので、そういった特性の持ち主の長所も分かっているつもりだ。

最近の有名人では藤井棋聖が飛び抜けてすごい才能の持ち主とよく言われる。AIもびっくりだ。


主人も好きな事にはすごい集中力で取り組めるタイプだ。過集中かと思う時もある。

手先を使う作業が得意で丁寧で繊細な作業も出来る。


主人と針金アートをして遊んでいた時のこと。

可愛いイルカさんをさらっと作っていて驚いたことがある。頭の中で設計して作ったようだ。

とても上手だったので感心して、しばらく部屋に飾っていた。


興味のある幅は狭いが、ハマった時にはすごい力を発揮する。まだ主人も私も知らない特技が発掘出来るかもしれない。


愚痴ったり怒ったり説教したり喧嘩しながらも、前向きに捉えて考える事で私は主人と折り合いをつけながら、日々模索しながら過ごしている。