改めまして、ニイモト企画のニイモトイチヒロです。
今回、4月24日から26日まで3日間、公演を予定しておりました
ニイモト企画 ひとり芝居「その女、サエグサユキノにつき」について、ご報告がございます。
大変恐縮ではございますが、コロナウィルスによる社会的混乱の中で、万全の体制での上演が難しいと判断し、会場である木星劇場様とも協議を重ねた結果、公演延期とさせていただくこととなりました。
ご予定に加えていただいた皆様、応援して下さった皆様、大変申し訳ございません。
公演中止ではなく、公演延期という選択をいたしました。
予定通りの上演はかないませんでしたが、より時間をかけて作品作りをして参ります。
上演時期が決まり次第、また改めてご報告させていただきます。
その際には、再度ご予定の中に組み込んで、応援していただければ幸いです。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
ニイモト企画
ニイモトイチヒロ
- 前ページ
- 次ページ
先にお断りしておきます
今回は「その女、サエグサユキノにつき」とは一切関係ない文章を書きます。
ちょっとだけ出てきますが、基本的には関係ないです。
ただ書きたいことを、思いつくままに書きます
第二次世界大戦後史上最悪の2月が終わろうとしています。
そして第二次世界大戦後最悪の閏年の2月29日が来ます。
わざわざ「第二次世界大戦後」と言ってしまうのは、世の中が「戦前」の空気を身にまとっていると思うからです。
こんなにすれた世の中を生きていかなければならないのは、正直しんどいです。
持病を抱えているニンゲンには堪えます。
でも、これも変えようにも、そうすぐには変えられない時代なんだと思います。
俺は情弱と言われようとも仕方ない生活を送っています。
持病に響くからです。
でも、もうそれでは何も出来ないのだと痛感しています。
無理のない範囲、と言わざるを得ない範囲ですが、少しずつ受け入れていかなければ、本来書きたかった芝居を書けない、と思うからです。
「Monty Pythonになりたい」
高校時代からずっと、一貫して言っていることです。
「Monty Pythonのようなことをやりたい」ではなく、
「Monty Pythonになりたい」です
「世の中を笑う」
「シリーネスに、パイソネスクな芝居をやる」
長年の夢です。
「優しい笑い」
今の世の中にフィットするのはこう言う笑いだと思います。
仕方ないと思います。
こんなにギスギスした中で、毒舌や反抗的な笑いが通用するとは余る思えません。
でも、あえてこう言います
「そんなもん、クソクラエだ!」
優しい笑い、人を傷つけない笑いに対して、そう思うのです。
あからさまなデマが流れ、それを肯定してパニックを起こしている世界。
WHOに言われなくったって、この国はもうパニックのパンデミックな世の中です。
だったら、そんな世の中に一発、ひとりくらい、徹底的にケンカを売る芝居を書いてもいいじゃないか、と思います。
それも社会派な描き方ではなく、徹底的にナンセンスな、「あとに何も残らない笑い」でやりたい。
レニー・ブルースは、やりたくない。
その技量は、レニーにしかないものだから、真似たって無駄だ。
それを言えば「Monty Pythonだって出来ないだろ?」と言われるかもしれない。
でも、やっておきたいんです。
俺なりの「バカでしかない喜劇」を。
バスター・キートン、マルクス兄弟、Monty Python、シティボーイズ。
笑ったあとに何も残さない、ただただ笑う喜劇。
それが本来の笑いだと思っています。
チャップリンも嫌いではありませんし、寅さんだって必要だと思います。
でも、俺のやりたいことじゃない。
「笑って泣ける、愛と感動のコメディ」
大っっっっっ嫌いです。
笑うなら笑うだけでいい。
人情喜劇は、俺のやりたいことじゃない。
笑いのためなら、右だろうが左だろうが関係ない。
命賭けて笑いに殉ずる。
それが俺のやりたい「笑い」「喜劇」です。
それが「戦前」への喧嘩の売り方だと思っています。
「演劇」
「芝居」
「舞台」
それにこだわる理由はあります。
一過性の、やればそれまで、何にも残らない。
見た人の記憶の中でのみ残る
もしかしたら誰も覚えていない。
そのために「普通の人」と違う人生の使い方、お金の使い方、時間の使い方をしたいのです。
今まで書いてきた台本は、その顔は出していません。
出す必要がないオーダーと、出す必要のないと思う心だったからです。
でも、もうそれもおしまいかな、と。
「その女、サエグサユキノにつき」にはこの要素は入れていません。
今回は不必要だと思っているからです。
ひとりの女優のために、俺の執筆活動の、今出来ることを託した芝居だからです。
そこに「毒」を入れたくなかったのです。
だからこそ。
猛勉強が必要だと思っています。
社会のことも、演劇史のことも、シナリオの組み方も、「演劇そのもの」も、今の自分にはまったく足りない。
こんなイヤなことだらけの世の中で。
ひとりくらい、馬鹿がいたって良いじゃないですか。
芸人じゃなくて、台本書きとして、ただただ何も残さない、笑うだけの喜劇に準じる馬鹿がいたって。
……とはいえ、演劇には他の要素も絡んできます。
人間関係であったり、金銭面だったり、その他諸々。
だから、ひょっとしたら、芝居じゃない媒体かもしれない。
でも、俺にとっては、書くものすべて「芝居」です。
読んだら、それで終わり。
あとには何もない。
「許されるかどうか」なんてわからないけれど、そんな「誰かの判断」を怖がってて何が出来るのでしょう。
あくまで自分の矜恃として、貫かせてほしいんです。
「馬鹿」を。
自分自身がやっておきたいことを、「第二次世界大戦後最悪の時代」に「馬鹿」を。
今は愚直なまでに「サエグサユキノ」を描いていきます。
ゆきのちゃん不在の今、出来ることを最大限やっているつもりです。
最悪のシナリオも考えられる今、それでも愚直に、最高の形で終わらせるために。
自分自身を賭した作品には最大限の愛を。
愛してくれると賛同してくれている方々のためにも。
そのあとは……。
見てろよ。
以上、深夜の駄文、おしまい。
普段お世話になっている、おはなさんこと、夢乃屋毒花さん主宰の団体、あんっ♥Happy Girls Collection (通称 フココレ)の公演が今週末から行われます。
ゆきのちゃんが客演で出演します。
フココレさんはとても誠実に、そして過激に、丹念に芝居と取り組んでいる、と思う団体さんです。
普段から、俺はおはなさんのことを「全身演劇家」だと思っていて。
とにかく芝居に対する愛情が深い。
その集大成を主宰するフココレに注ぎ込んでいて。
今回はご本人も言っていたけれど、「やりたい人たちだけで、やりたいことを、徹底的に」やるようで。
キャストを見てもガチだと思ってしまう。
本気の人が本気を出します。
また、フココレさんはただの芝居の公演ではないのです。
フココレさんはシャッフルキャストも売りのひとつ。
6公演すべて配役も演出も違う。
どれをとってもただじゃ返さない内容……だと思います。
風の噂じゃそう聞いています。
♪友よ、その答えは風に吹かれている (By ディラン先生)
またこのご時世のための処置も行っています。
諸々詳細ははこちらをご覧下さい
https://ameblo.jp/an-happygirls-collection/entry-12551327734.html
https://stage.corich.jp/stage/105096
https://ameblo.jp/an-happygirls-collection/entry-12576274405.html
https://ameblo.jp/an-happygirls-collection/entry-12576851690.html
ね、真摯な態度なのがこれでおわかりいただけると思います。
ゆきのちゃんは今回劇中歌も作ってます
ゆきのちゃんの「その女、サエグサユキノにつき」では見せない顔を、今週末から3日間、6回の公演で!
是非是非ご覧頂きたい。
ワタクシは2日に行きます。
少しご報告が遅れましたが。
2月1日より「その女、サエグサユキノにつき」のチケットを販売開始致しました。
詳細&予約ページはこちらの画像をクリック!
(「こりっち!舞台芸術」内ページ)
4月24・25・26日
池袋駅西口 C-3出口そば
お待ちしております
今日はこないだ思ったことを。
ニイモトイチヒロ、こと、俺は、小田急の端っこの方に在住しています。
先日の成人の日。
小田急の端っこの街は新成人であふれていました。
まー、派手な晴れ着の多さ。
もちろんスーツ姿や一般的な晴れ着姿も多く見受けました。
しかしながら、一生涯に一度の日とはいえ、金のラメの紋付きに銀ラメの袴をきた金髪……思い切った格好をするなぁと思いました。
「痛車」ならぬ「痛晴れ着」とも言えるものをお召しになった方もいましたっけ。
うらやましいとも思いますけどね、あそこまで振り切った晴れの衣装をまとえるのは。
俺は、といえば、成人式の日、サングラスのお昼のリーダーをテレビで観ていました。
大丈夫。
人生、どーにでもなる。
現にこうして、企画を立ち上げ、4月に向かって走っていますからね。
どんな道を行こうが「人生狂騒曲」(by Monty Python)は、高らかに奏でられますから。
ニイモト企画公演
★★★★★
その女は少女だった
その女は女優だった
その女は歌手だった
その女は歌劇団に 舞台に パリに
ラジオに テレビに
人生のどん底とその再生に
その女は 生きた
様々な時代の節目を生きてきた
「その女、サエグサユキノにつき」
嗚呼、なんて贅沢な人生!
★★★★★
★★★★★
20世紀を駆け抜けた女「サエグサユキノ」を「三枝ゆきの」が演じるひとり芝居
フェイクの女性の人生を
虚々実々
大いなるフィクションの歴史の中
ほんの少しのノンフィクションを入れて
あらゆる手段を使って描きます
★★★★★
ニイモト企画
ひとり芝居
「その女、サエグサユキノにつき」
☆☆☆
【Cast】
三枝ゆきの
【作・演出】
ニイモトイチヒロ
☆☆☆
【公演日時】
2020年4月24日(金)〜26日(日)
【会場】
cafe & bar 木星劇場
(池袋駅 西口C-3出口 徒歩10秒)
【チケット】
前売:2500円+1drink
当日:3000円+1drink
(会場は飲食店ですので、1オーダーをお願い致します)
☆☆☆
公演詳細・チケット取り扱い
CoRich舞台芸術
https://stage.corich.jp/stage/104523
( 2月1日チケット販売開始)
☆☆☆
【Staff】
【舞台監督】
新 直人(saltyrock/零's Record)
【音響】
野口博志(UzumakiRecord)
【照明】
西田夏実(朗読集団「灰色ネコ」)
【ピアノ演奏・挿入曲作曲】
高根流斗
【写真撮影】
CONAN
(演劇集団LGBTI東京)
【宣伝美術】
立花みず季
(演劇集団LGBTI東京)
【制作】
ニイモト企画
★★★★★
★★★★★
劇場にてお待ちしております
明けましたね
皆様いかがですか?
Happyに迎えられた方も、喪に服している方も、様々いらっしゃると思いますが。
来ちゃったよ、2020年。
てな訳で。
今年はこれに賭します。
★★★
その女は少女だった
その女は女優だった
その女は歌手だった
その女は歌劇団に 舞台に パリに
ラジオに テレビに
人生のどん底とその再生に
その女は 生きた
様々な時代の節目を生きてきた
「その女、サエグサユキノにつき」
嗚呼、なんて贅沢な人生!
★★★
ニイモト企画
ひとり芝居
「その女、サエグサユキノにつき」
2020年4月24日(fri)~26日(sun)
会場:café&bar 木星劇場
(池袋駅西側・C3出口から徒歩約10秒)
前売2500円+1drink
当日3000円+1drink
CAST 三枝ゆきの
STAFF
作・演出 ニイモトイチヒロ
舞台監督 新 直人(saltyrock/零's Record)
音響 野口博志(UzumakiRecord)
照明 西田夏実(朗読集団「灰色ネコ」)
ピアノ演奏・挿入曲作曲 高根流斗
写真撮影 CONAN(演劇集団LGBTI東京)
宣伝武術 立花みず季(演劇集団LGBTI東京)
制作 ニイモト企画
★★★
PHOTO By CONAN
どーぞ、よろしう
俺の中にも、「あの女」と思う女性は何人かいる。
正確には「あの忘れられない女」だけれど。
高校時代の話。
高校は神奈川県随一の公立高校へ通っておりまして。
どう随一なのかは今は省くけれど、「演劇部目当てで入学しました」と「女子バレーボール部目当てで入学しました」が優等生を競い合う……と、ここまでヒントを出しておきます。
で。
若気の至りというか何というか。
紆余曲折あった中学校時代を抜け出して、「演劇部目当て」で高校に入り、演劇部でめきめきと頭角を現し……と行かない。
まあ、そんなもんですよ。
今は更なるモンスター高校がいるから、あんまり言いませんが、全盛期には4~50人くらいいたらしい演劇部です。
俺の同級生の入部希望者は20人くらいいたんじゃないかなぁ。
その中でどんどんフルイにおっこっていって、2年生の時に11人になって、それで固まったんだけど。
フルイにかかる行程の中で、悪友というやつが出てくるもんでございまして。
その時に、どうしてそうなったのか、全く記憶がないんだけれども、今でも付き合いのある友達と、その頃仲良くしていた女の子と3人で部活サボってカラオケに行った。
どういう流れで、「部活目当て」が「サボった」のか、本当に覚えていない。
20年以上前のカラオケですからね、価値観が多少違いまして。
高校生だけでカラオケに行くっつーと、悪目立ちするような頃です、少なくともこの地域では、俺の中ではそうでした。
次の日、顧問の先生に呼び出しを喰らって、特に俺は「何をやってるんだ、何を~!」と怒られました。
で。
男の方は今はおいといて。
「その女」の方のお話です。
別段恋愛感情はない、でも馬が合う友達だった……ように記憶しています。
合法的に(?)一緒にカラオケ行ったりしてましたし。
今だと、猛省を促してしまいたいのだけど、中学・高校・大学の初期と、オカマキャラ・オカマギャグで笑いを取っていました。
ホモネタ、までは行かず、オカマキャラ・女形キャラで止まっていたんですが、ことあるごとにオカマをやってました。
女装が好きだったらしい、と記憶しているし、言葉遣いもそちらの方が本心を話せましてね。
(当時を書くにはこの表現を使わざるを得ないので、ご容赦を)
未だに女性っぽい言葉遣いの方が好きだったりするのはこの頃のせいで。
なんでこんな話をしたのかというと。
「その女」が何故か買ってくれたのがデヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」。
たぶん俺が、普段から金持ちなのを鼻にかけていた「その女」に、ねだったんでしょう。
「その女」には何かのCDを買ったような買わなかったような……。
で。
この「ジギー・スターダスト」が大きく自分の人生を変えまして。
中性的というものに触れたんです。
カタチだけの「オカマ」ではなく、生き方として魅力的な「中性」を教えてもらいました。
のちに、演劇集団LGBTI東京との関わりや今の人脈の繋がりとも大きく影響していると思っています。
「その女」は、まー性格に難があって、演劇部も自然消滅していったんですけどね。
でも、俺とはチョイチョイ付き合いがありました。
演劇部の方が忙しくなって、部員以外には心を閉ざす、という訳のワカラン思春期に入り徐々に少なくはなりましたけど……。
「その女」には人生助けられました。
タイトルは、俺の大好きなTHE YELLOW MONKEYの「BURN」から。
高校2年だったと思うけど、カラオケで、この情念のある女歌を捧げたら
「アタシはこんなに可哀想な女じゃないわよ」と一喝されましたとさ。
高校時代にいた、「その女」の話、おしまい。
いろんなことを書いていきます。
まず。
「その女、サエグサユキノにつき」
先日、某所にて、初稽古をしました。
もんのすげーたどたどしい初心表明を、ゆきのちゃんに話しました。
初稽古だからね。
そのあと、諸々のすり合わせと打ち合わせをして、いよいよ初通し読み。
ひとり芝居なので、まあ、そりゃそうなんだけど、徹頭徹尾「サエグサユキノ」のお芝居。
まず一番最初の読みだから、あれこれありますが、自分のやりたいことを明確にしていく、その線が見えた。
最初の読み、ということもあって、帰り道、割と疲れて、そんなに込み入った話はしなかったと思う。
稽古場で話したからね。
稽古場の録音を聴きながら、あーだこーだ、演出ノートにまとめています。
まだ+αな要素があるので、これから。
実はこの日、稽古場の最寄り駅に近いところに引っ越した、縁のあるお姉さまと会いまして。
画家もしている方なのだけど、大きな池沿いに歩き、銀杏並木を散策し、ライトアップされた光景を写メに撮り、画のモチーフにするようで。
昼間は昼間で良い一日を、夜は濃密に時間が流れました。
ゆきのちゃんは、こちらの2月29日~3月2日
「あんっ ❤️ Happy Girls Collection」さんの
フココレ vol.6「ビキニ豚の日!」~アナタは豚を❤️せますか?~
https://ameblo.jp/an-happygirls-collection/entry-12551327734.html
に出演致します。
こちらも合わせて応援していただけると、みんなが幸せになります。
ぜーんぜん違う顔をしていると思いますので、2つの公演で、いくつもの顔をしているゆきのちゃんをご覧あれ。
(フココレは毎回キャスト総シャッフルだから1公演6パターン)
フココレは主宰の夢乃屋毒花さんことおはなさんが、今回「ガチンコ」のキャスティングをしている上、相当にガチンコを交える様子。
ゆきのちゃんにそれを持ち帰ってきてもらって、武器を更に増やして、稽古場で「その女」を育てて、4月24日から26日に池袋北口「木星劇場」に姿を現してもらいます。
ま、そんなことをまず書いてみました。
先日、演劇集団LGBTI東京所属のCONANくんにカメラをお願いして、ゆきのちゃんと撮影をしてきました。
寒い日だったのですが、おふたりに頑張っていただいて、画力の強い写真の数々が撮れました。
俺は当日はディレクションをしていたのだけれど、
こういう雰囲気から
こういう雰囲気まで、様々に撮って、撮られてもらいました。
この写真の数々が表す、「その女」の姿。
是非ご覧にいらして下さいませませ。
★★★
ニイモト企画
ひとり芝居
「その女、サエグサユキノにつき」
出演:三枝ゆきの
作・演出:ニイモトイチヒロ
2020年4月24日(fri)~26日(sun)
会場:Cafe&bar 木星劇場
(池袋駅西口側-C3出口徒歩10秒)
前売2500円+1drink
当日3000円+1drink
★★★














