さっそく、Grooveについて再定義していきたいと思います。
まず皆さんは「Groove」という単語を耳にしたときにどんな感想を持つでしょうか。
考えたらいろいろあると思います。
「ノリのことでしょ!」とか
「皆で気持ちを合わせて演奏することだよ!」とか
「言葉では説明できるものじゃないよ!」とか
「そもそもなにそれー!」とかとか...
僕が今まで出会ってきたタイプとしては大きく分けてこんなタイプがありました
1.音楽に対して広い意味のGroove
ある演奏を聴いて、気持ちが高揚して「この曲のGrooveはすごい・・・」とか「かっこいい!聞いていて気持ちいい!」って意味のGrooveですね。音楽そのものに対する意味として使われることが多いと思います。
し、これはミュージシャンだけじゃなくて聞き専の人にも多い使われ方かなと思います(ちなみにWikipediaにも同じようなことが書いてありますが、やっぱりGrooveについて具体的な定義は決まっていないみたいですね。)
2.音楽のジャンルに対するGroove
これは音楽全体ではなくて特定の、例えばブラックミュージックに対して使われることが多いGrooveの使い方。
これで一番使われやすいのはFunkとかじゃないでしょうか。音楽のジャンルに対して「これはすごくGroovyな曲(音楽)だ」みたいな。
この考え方だとこのジャンルにはGrooveがない、とか少し前はよく目にしましたが日本人の演奏にはGrooveがない、とか(これについてはまた記事を書きます)ってことにつながってくるわけですね。
3.リズムパターン、フレーズに対して使われるGroove
2と少し似てるような気もしますが、2は音楽のジャンルに対してであって、こちらはジャンル関係なくリズムパターンやフレーズがGroovyだねという使われ方です。16分音符が多く含まれているBPM=90-120くらいのものに対してよく使われる感じがします。
4.気持ち的な意味でのGroove
「気持ちがROCKだったら、それがROCKなんだよ...!」的なあれです。これも最近だと分からないですが一昔前だと結構こういう使い方してる人多かったんじゃないでしょうか、、、ちなみに100%正解ではないと思いますが実は見方次第ではあながち間違いではなかったりもするかなって思います。
5.特定の人物に対して使うGroove
「Grooveとは○○のことを言うんだ」みたいなやつです。音楽好き、ミュージシャン好きとしてはそういいたくなる気持ちも分からなくもないですが、個人的には結構頑固な使い方ではあるかなと思います。
とまあほかにもいろいろあると思うんですが、大きく分けてこの5つかなと、、、。
10人いたらそれだけの"Groove"があったわけですね。
ここで本題に戻します!Grooveの再定義について。
時代によって受け取られ方は違うし、考え方の違いも出てくるので絶対これ、とは言い切れませんが
「現代のGroove」
という視点を持って僕なりの経験と気づきと知識と独断をもって再定義させていただきます。
「音符が持つリズム」
であると定義します。
「なんじゃそら。。。」
と思われる方が大勢いると思うので次回から解説していこうと思います。