グリップスワニーの歴史
【GRIPSWANY創立者マッテオ・ビアンキ】
1848年~
マッテオ・ビアンキは、ローマにて装飾グローブの職人をしていましたが家族と共にイタリアから新天地ゴールドラッシュに沸くアメリカへわたります。新たなる夢を抱いてたどり着いた地はニューヨークから北へ300キロカナダに近いグラバスビルという片田舎、そこで小さなグローブ会社を設立。その土地に合わせてレザーワークグローブを製作。そこからGRIPSWANYが誕生して行きます。
【60年代】
1965年~1970年
4代目ゲイリーキャンベルは、グローブの縫い糸のほつれに悩んでいました。元来グローブの縫い糸は天然繊維、絹糸、綿糸に決まっていました。50年代すでに天然繊維と比べ風化・老化に強いナイロンを中心とした化学繊維が主に使用され大幅にグローブの耐久性が伸びましたが、皮革の強さと比べるとまだまだ弱く、特に摩擦による熱には致命的な欠陥を持っていました。しかし、ゲイリーは、ディユポン社のKEVLAR【538℃まで耐熱性があり剛鉄と比べ5倍の強度がある魔法の繊維】を世界で初めてグリップスワニーグローブの縫い糸に使用し、今までのグローブと比べ糸のほつれは0.8%に激減しました。しかもその糸が切れ、ほつれた場合無料修理をするシステムを導入しました。
【米国アウトドア市場】
1977年~
1977年グリップスワニーグローブの皮革があまりにもハードな為、立体裁断の加工が出来なかったものを特殊な方法により立体裁断を可能にしました。この考案は縫い代が手にあたらないアウトシーム使い込めば使い込むほど手に馴染む立体構造です。そのため、グリップスワニーグローブがアウトドアグローブの逸品として認知され米国アウトドア市場を席巻しました。現在アウトドア(キャンプ、登山、ハンティング、乗馬、4WD&RV、バイク、バイシクル)ワークは勿論、防寒用としても、なくてはならないアウトドア用品として四季をとうして使用されています。
【日本製グリップスワニー誕生】
1983年
3月、株式会社スワニー販売により日本に輸入されると同時に一部のアウトドアマニアに熱狂的支持を受けたが、日本人が使用すると次の問題点がクローズアップされました。一つは、白人と日本人の骨格差により特に親指の部分が日本人にフィットしませんでした。もう一つは皮革のなめしが日本人にはハードすぎて手に馴染むのに時間がかかるという事でした。
1985年
4月いよいよ本格的アウトドアグローブであるグリップスワニーが株式会社スワニー販売により国内生産されることになりました。日本人の骨格にフィットするように裁断型も調整され、皮革もソフト差を強調したアメリカ産牛革を輸入しました。長い年月の波風に耐え生き続けていた高品質の本物、グリップスワニーは合衆国で生まれ合衆国で育った本格的アウトドアグローブの逸品です。