[2/28] 新企画 "HW KRU YMD 曰く" VOL.1 [HEADPHONE]
http://www.grindrecord.com
info@grindrecord.com
今週より毎月曜日の特別企画 HEAVY WEIGHT KRU SOUND ENGINEER "YMD"氏の
辛口批評 YMD 曰くをお送りいたします。彼の仕事柄ならではの辛口な切込み口を
お楽しみくださいませ。
記念すべき第一回目は、 "ヘッドフォンについて"です。
"HEAVY WIGHT ENGINEER YMD 曰く"
『Grind Recordな人が選ぶべき"でない"ヘッドフォン
第一回「SONY XBシリーズ」』
皆さんこんにちは。
HeavyWeightというパーティで音質管理をしているYMDです。
今回はDJ YUTAKAさんの厚意により、ヘッドフォンのレビュー
を寄稿することとなりました。
内容は、色んなヘッドフォンを批評するという試みです。
楽曲探しって、砂漠で砂金を探すような、まさに「発掘」だと思います。
探す対象も無限大にあります。
でも、ヘッドフォンなんて発掘しないでも聴けばわかるってところ
があります。
あと楽曲と違い、一般的に「ええもんは高い」「安かろう悪かろ
う」というヒエラルキーも存在します。
ということで、今回はYMD目線で「コストパフィーマンスが×なヘッドフォン」をご紹介しようという運びとなりました。
5つぐらい製品を紹介したいのですが、ただの感想だけだと意味が
ありません。
この記事を通して、音響や機器の知識も知って欲しいと思うと、ど
うしても長くなってしまいます。
なので、数回に分けてご紹介できればと思います。
***
それにしても、それにしても、何かを批評するのは慎重になります。
褒めるなら良いのですが、人の価値観に傷をつける可能性があります。
なので、今回の記事を書くために、ヨドバシカメラ梅田に改めて試
聴しに行ってきました。
久しぶりに行ったのですが、なんかえらいコーナーが充実しました
ね・・。
客層も、ギターを背負った人からTHE NORTH FACEな人、スー
ツ姿の中年まで色々いました。
ところで、この記事を読んでいる人って、どういう人なんでしょう?
例えば2000円ぐらいの製品を探しているのか。
それとも20000円までいける人なのか。
ここに、価格にして10倍のひらきがあるわけです。
やっぱり読者の方に有益な情報にしたかったので、この辺りをまず
ははっきりさせておきました。
で、私が想定した読者像がこんな感じです。
1.購買意欲のある価格=8000 ~ 15000円
2.クラブとか行ってて、ちょっと音にこだわりたい
3.(小声)あとそれをアピールしたい
4.再生は圧縮音源で、Appleのモバイル機器がメイン
5.低音とか欲しいと思っている
まず1)ですが、買うならこの価格帯が狙い目じゃないかと。
よく言われることで、
「オーディオ機器は10000円以下のは全部いっしょ」というの
があります。
まあ、だいたいあってると思います。
2)はGrind Recordのブログなので。
3)は、やっぱ自己顕示欲というのは誰にでもありますので・・僕
もですし。
4)は結構重要です。これは別のところで詳述します。
5)これも大事ですよね、ヘッドフォンを選ぶ時には。
さて、読者像がわかったので、早速試聴してみましょう。
ヘッドフォンを批評するという記事だったので、
とりあえず私の嫌いなメーカーから始めようと考えました。
私が嫌いなメーカーは色々あるのですが、
・audio-technica
・BOSE
・MONSTER
・Pioneer
などなど。全て偏見です。オーテクとかすごい企業ですしね。
ただ、気になってた製品があって、それはSONYのXBシ
リーズです。
それでは前置きが長くなりましたが、
最初のレビューはSONY MDR-XB1000から始めたいと思います。
***
■□■□
◎ほとんどコント仕立てのヘッドフォンで裸の王様
ヘッドフォンにおいては、SONYはとても優れた製品をリリー
スしています。
しかし、直近でリリースしたこのヘッドフォンは、SONYいわく・・
「クラブで聴く重低音をヘッドフォンで体感」(笑)
http://www.sony.jp/headphone/products/MDR-XB1000/
index.html(本家サイト)
http://www.phileweb.com/news/d-av/201101/26/27768.html(情報
サイト)
で、このスペシャルコンテンツ。
http://www.sony.jp/headphone/special/xb/index.html
なんかソニーがつくりそうなスペシャルサイトですよね。
まず、この時点でダルいんですよね。
このヘッドフォンのセールスポイントは、振動板の大きさです。
つまり、空気を押し出す面積が大きいので、低音いっぱい出せます
ということです。
ただですね、低音というのはその物理特性上、エアボリュームが必
要です。
つまり空気量です。
例えば低音ボカスカならしたい兄ちゃん達が、特大ウーファーをハ
イエースに仕込んだりします。
でも、車内の空気量からしたら、低音なんて限界あるんですよね。
だから、窓全開で走ったほうがいいです、あの場合。
話が逸れましたが、なんぼイヤーカップを大きくしても、ヘッド
フォンのエアボリュームはしれてます。
むしろ、鼓膜が音圧で圧迫されて、耳壊れますよ。
これからもクラブミュージックと長くつきあいたい方は、止めたほ
うがいいです。
それから、SONYいわく・・・
~キングサイズイヤークッション~
極厚の低反撥ウレタンフォームと、伸縮性の高いレザーの立体縫製
により、沈み込むような快適な装着感と、高い気密性を確保。重低
音を快適に楽しめます。」
金あるならレコード買うわっていう。。
そんなより僕らからしたら、音質にコストつっこんで欲しいですよね。
王様じゃありませんから。。
実際に試聴したのはXB1000ではなく、同じシリーズで
\9,600(ヨドバシ価格:以下同じ)のXB700です。
http://www.sony.jp/headphone/products/MDR-XB700/(本家 )
【装着感】そりゃあ良いですよね。極厚の低反発ウレタンですから。
【見た目】これつけてると、初めてクラブ行ってテンション上がっ
た人みたいでなんか嫌です。
【低音】音圧で鼓膜が押されるのがわかります。個人的にはむずむ
ずして気持ち悪かったです。
【中高音】ややノイジーです。振動板がでかいので、細かい動き=
高周波数がきついのかな。
【まとまり】低音と中高音のまとまりがとれていないので、楽曲の
音楽的なまとまりが楽しめません。
実は低い周波数の音、つまり低音には、高い音よりも「マスキング
効果が高い」特性があります。
音量的には同じでも、低い音のほうが他の音をマスクしやすいとい
うことです。
例えば空調の「ごぉー」という音がなってると、人と話づらいですよね。
反対に、全体としては結構な音量がでていても、夏場の蝉の音はそ
こまで干渉が大きくありません。
こうした特性から、低音が大きく、かつ中高音もきちっと抜けてく
る音作りは難しいと思います。
しかも振動板が50mmを超えているヘッドフォンの場合、中高
音はしんどいんじゃないかと。
5000Hzの音で、1秒間に五千回震えているわけですから。
音質なんてどうでもいい、ようは爆音だ。って方は\9,800も
出さなくて良いと思います。
やはりD'n'Bであっても、ちゃんと楽曲を音楽的に聴きたいと
ころです。
そうなると、音楽的にまとまりのある再生は重要だと思います。
あと致命的だったのが、耳元だけやたら音圧があがる点です。
クラブの音圧って体全体も含めて音圧を感じるから気持ちいいんで
すよね。
あれが耳元だけだったら、こそばくてこそばくて・・。
そんな体験をさせてくれるのがこのXBシリーズです。
そんなバイブレーション溢れるSONY XBシリーズ。
車はアメ車、キングサイズがお好みのクラブナンパ師なビーボーイ
(笑)には大変おすすめです。
///このヘッドフォンが教えてくれたこと///
・その製品のどこにコストがかかっているのか?(宣伝費もふくめ)
・低音は振動板を大きくしたら出やすい。だから?
・低音と中高音のまとまり感は大切
あと、なーんかバビロンには荷担したくないんですよねぇ。。
長い記事にもかかわらず、読んで頂きありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
kyo_YMD
[2/27] 本日はこちらから快電波飛ばします [DIESEL]
お気軽にお問い合わせ下さいませ
http://www.grindrecord.com
info@grindrecord.com
月末最終日曜日の恒例行事、本日午後20:00~
DIESEL AMERICAN VILLAGE から生放送でお送りいたします。
本日の放送も UST 中継を予定しております。
UST URL ↓ [GRINDRECORDS CHANNEL]
[http://www.ustream.tv/channel/grindrecords-presents-drum-n-bass-dj-mix-show-from-osaka-american-village
]
GRINDRECORDS PRESENTS DJ YUTAKA D&B MIX↓[I FLYER]
[http://iflyer.tv/diesel-america-village/event/77155-Grindrecords-Presents-DJ-Yutaka-Drum-N-Bass-Mix/
]