今を生きる

よく言われる言葉

私は今まで 自分は そのタイプの人間だと思ってきました

ある時期

過去のトラウマに「今」を侵食されて 抜け出せないことがありましたが

そもそもが 楽観的で

ずっと ハマり込む根性もないほうなので

これまでの人生トータルで考えると 今を生きるタイプだと感じてきました


けれど ある本を読んだ時に

それは勘違いだったとわかりました

その本にはこんなふうに書かれていました

「例えば今、貴方が シャワーを浴びているとしましょう。その時貴方はなにを感じているでしょうか?これからの予定のこと…主婦の方だとすれば 今晩の献立について考えている…今 シャワーを浴びて 水の流れる音や肌にあたる感覚 身体がサッパリとする快感などを感じることをせずに
今ここにない事に思いを向けていることが多いのではないでしょうか?」

…そうだな私

あれ?私は、実はいつも ほんの少し先の時間に意識を向けているかもしれない

そう気づいてから

心を「今」にフォーカスして感じるということを意識するようになりました

もちろん

大人ですし すべきことも 日々たくさんありますからなにをするにも段取りを考えておく必要はある

「転ばぬ先の杖」も

「備えあれば憂いなし」も大切な考え方だと思います

ですが

人生を謳歌し

うまく流れに乗っていく人は

今を生きることが上手に見えるのです



与えられた時間を リアルタイムで味わうことが

肉体(五感)を持って生きることの意味かもしれないなと感じています

それは「サボって生きる」ということとは

全然違うのですよね

そう思ったのでした


中和田美穂