先日

7月21日 海の日に、義父は天国へと旅立ちました

義父の癌がわかったのは

娘の小学校入学式の翌日でした

約3ヶ月と少し…

義父は1度も

「痛い」「辛い」などの弱音をもらさず

見舞う子供や孫たちに 必ず手を上げて挨拶してくれました


義母が「父ちゃん、私がついてるから大丈夫」と言って

ずっとずっと そばにいて お世話した日々

幼少の頃から 自分の周りの大人たちが繰り広げるシーンは

そのように美しかったことは ほとんどなく

義父や義母の見せてくれたドラマに

私は心底胸を打たれ 感動していました


旅立つ前の日も

娘が見せる踊りに

拍手しようと懸命に手を動かして 応えてくれた義父

その娘は 息を引き取ったじいちゃんに必死で頬ずりして声を上げて泣きました

元気だった頃

娘の一言一言に 眉を下げて 愛おしそうに微笑んでくれた義父

その笑顔はいつも

私のインナーチャイルドをも癒し 温めてくれました

本当に本当にありがとうお父さん

それにしても

今まで あたりまえにいてくれた人が

日常から消えてしまうということは とても不思議で…

ふとした時に感じる「いない」ということの淋しさに戸惑わずにはいられません

肉体がなければ

こうした別れの喪失感は あるいは起こらないのかもしれません

それでも私たちが「肉体」という衣をまとって生きていくことを神がお与えになったのなら

その意味がきっとあるのだろうと思っています

答えは ひとつではないのでしょう

それを探し

見つけることが出来たら

大切にして 歩んでいこうと感じています


お父さん

告別式で收くんがした最後の挨拶 …聴いていてくれたでしょう?

どちらかというと おとなしくて 内向的だった男の子が

あんなに頼もしく立って 雄々しく語りました

すべてが お父さんに対する

尊敬と感謝と愛の証明なんだと思います

自分の存在をもって

お父さんを讃えて生きていくと 心に誓った日だったのだと思います

お父さん

ひとまずは 本当にお疲れ様でした

心おきなく 美味しいものをたくさん食べて

心おもむくままに大好きな航海を楽しんでくださいね

そしてどうか

おっかあを始め

みんなを見守っていてください

お父さんの 海のように深く広い

消えはしない愛で