5月2日は親友の9回目の命日。
今年もかわらずずっと塞ぎこんではいたけど、初めて泣かなかった。
毎年声が枯れるくらい泣くんだけどね。
そして今年は庭の小さな桜の木に花がついた。
何かちょっと吹っ切れたよ。
未だに病室や火葬場を思い出すくらい刻まれちゃって。
まだ彼女がこの世界にいないんだって、彼女は止まったままで自分は進んでるってことに違和感ある。
病室の彼女やご家族の声、骨を拾った事も覚えているからもういないんだって、わかってはいる。
でも本当に、何であの子が死んじゃったんだろうって。
きっかけにしたくないけど、精神が壊れちゃったのはここから。
もともと破綻してたけどね。
そして好きだった。
相手は同級生で同性で親友だけど。
あれからずっと泣いて、車にも乗れなくなった。
彼女を殺した塊にしか見えなくて怖くて。
実際はタンクローリーなんだけど。
この苦しさやつらさがずーっと続くと思ってた。
庭の桜を見たら、ぽっかり。
もういいのかなって。
エゴだった桜を見る事も、この小さな桜で終わりそう。
車が怖いのはまだまだ消えないけど。
来年は10年だから。
もう声を枯らして泣いたりはしないかな。
たぶん。
10年かぁ。長いような短いような。
10年って感じしないや。
彼女が死んで、
ユキはもう笑ったり楽しんだりできないのに、自分だけ笑って楽しむなんてできないよって
ずっと思ってたけど。
そろそろ笑おうかな。