フランス リヨン生活

フランス リヨン生活

美食の町リヨンで見つけた美味しいもの
日々のつぶやきをつらつらっとご紹介!

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いやー、4月はブルゴーニュへのワイン・ツアー、フェミナリーズのワインコンクール、そして大学の友人もにリヨンに来るから大忙しだなぁ目 と思っていた4月初旬のこと。

日本の妹から突然「3月末で仕事辞めて、5月からまた働くから、4月にフランス行こうと思うんだけど~顔文字」と連絡が・・・。

えっ、今からチケット取ったり、ホテル探したりできんの??と聞いたところ、「旅行会社の安いパック旅行があんのよ~。」とのお応え。

確かに、出発日限定 パリ5日間の旅が10万円前後と格安!!

しか~し、安いのには必ず理由がある!!

内容を見てみると、パリ着が夕方⇒到着日はほとんどなにも出来ない。出発日もパリの空港を午前中に出発⇒当然なにもできない、空港に行くだけ。つまり、観光できるのは丸々3日間だけ・・・。

しかも一人旅だから、1人参加の追加の金額が数万円プラス。

そんで、1泊2日でリヨンに来ようってっか??

無理。無理。NG

もうこうなったら多少予算を超えてでも、自分で飛行機もホテルも探して、TGVも予約してアレンジした方が、よっぽどましパンチ!!!

と、まあ、結局は私が情報検索&手配をする事になるんですね・・・。慣れてるからしょうがないか・・・。

パリの空港に到着した英語フラッグ・アメリカもフランス語フランスもまったく解らない妹が、ちゃんとTGVに乗り換えできるかドキドキあせるあせるあせるしたけど、金曜日の夕方にリヨン駅に無事到着。

でも、予定の車両から降りてこない・・・。ガーン

セバスチャンもびっくりして妹を探しにダッシュだっしゅ

携帯に電話したら、「だって~、降りる人が一杯いたから、他の車両から降りたの~。」

・・・・・。だったら何故降りた後、勝手に動き回るんじゃ~~っむかっ

そう言えば、浅草の仲見世で勝手にちょろちょろ動き回って迷子になってたなぁ。と思い出が走馬灯のように・・・。

駅を出たら出たで、「おねえちゃん、すごいね。外人がいっぱいいるよ~。」。

ここではオノレが外人なんじゃ~っ!!

これから5日間先が思いやられます・・・。








去年の5月ごろブルゴーニュのボーヌで女性がだけが審査員をつとめるワインのコンクールがあると聞いてから、この日をどれだけ待ち望んでいたでしょう~ドキドキ

そろそろ審査員の登録がインターネットで始まります。と連絡を頂いて速攻登録!

やっとその日がやってきたのですニコニコ

会社を休み前日にボーヌ入り。準備も体調も万全!

会場


ボーヌの街外れにある大きな展示会場の入り口の掲げられた<第8回 Feminalise(フェミナリーズ)>の看板。

ワインまみれ!!ワインの一日の始まりに期待が膨らみます。

まずは入り口で審査員一人一人の撮影が・・・。一体なにに使うのでしょうか?

朝食


ワインの試飲会場の前ホールには朝食が準備されていて、食べ放題。
試飲は10時から始まるので、ゆっくりたっぷり朝食を。満腹状態では試飲はできませんが、すきっ腹で試飲は危険すぎドクロ

それにしても一体何人の女性審査員が集まっているのでしょうか?

9時45分に開場して、事前に指定されている席に座ります。

女だらけ



女 女 女 女だらけ♀

このワインコンクールの主催者の挨拶によるとどうやら今回は約650人の女性がこのコンクールに参加しています。

さて、このコンクール。審査員が全て女性。基本的にはワインの醸造に関わっていたり、レストラン関係者、ワイン販売、ジャーナリストなどが審査員に選ばれるようですが、私の隣の女性はブルゴーニュの村で小さなホテルを営んでいるとのこと・・・。

ってことは誰でも参加できるってこと??そもそも日本のワインエキスパートの資格を持ってるってだけの私も参加できちゃってるし・・・。ん~シラー、ま、こだわらない。こだわらない。

最近ではフランス国内のワインの消費も昔に比べて落ちている上、海外の安いワインに国産のワインが市場を奪われつつあります。

有名ワインだったりすれば売り上げが落ち込む心配も無いかもしれませんが、無名な生産者だって。何とか生き残らなくてはなりません。そのために色々なワインコンクールに出品して、金色の受賞シールを手に入れようとしているのです。

特にスーパーで買い物をする時の主導権は女性。女性が審査員であるコンクールに出品してなんとか賞を取りたい!売り上げを伸ばしたい!という生産者がワイン1本の出品につきxxユーロを払います。その出品料でこのコンクールが運営されています。

と言う訳で、審査員の我々の参加費はタダ∑(゚Д゚)!!なのです。

う~ん、素晴らしい・・・。

さて、ワインの試飲が始まりました。登録の際にテイスティングできるゾーンを3つ以上選択しましたが、その選んだゾーンのワインがリストに記載されています。

午前中の私のテイスティングワイン

シャンパン5種類
プロバンス、アルプス-コート・ダジュール 3種類
南西地方 8種類

合計 16種類

それぞれのワインの外観、香り、味わいに点数をつけていきます。
う~ん、シャンパンはいいとして後半厳しい・・・。


正直なところ<これ!!恋の矢>というワインには出会えませんでした汗

2時間の試飲の後は、他の参加者と一緒にテーブルを囲んでビュッフェ形式の昼食。
とりあえず食べ物の近くに陣取れば、食いっぱぐれることもあるまい。と同行した友人とダッシュだっしゅ


前菜


立派な前菜・・・。


メイン


後からメインの豚肉まで出てきて、大満足!

なによりすごかったのは、午前中の試飲であまっている大量のワインがテーブルに並べられていて、セルフサービスでのめるのです!



わいんん



試飲の時はさすがに口に含むだけで飲みませんでしたが、こんなに美味しいランチがでたら飲まないわけには参りません。

何回もコンクールに参加しているフランス人の女性たちが次々とテーブルにボトルを運んくるので、女同士「きゃ~。キャー。」話しながら飲む飲む

シャンパン グランクリュ


ロゼ シャンパンのグランクリュ


シャンパン


こちらもシャンパン プルミエール・クリュ

サンジョセフ


サンジョセフ

ボルドー


ラランド ポムロール

後何本飲んだか記憶にございません。

チーズを食べたところで、ボーヌの街の観光に申し込んだ人は出発でーす!とアナウンスが。

え~、デザートまだ食べてないのにショック!

バスに乗ること10分で街の中心に到着。

ボーヌに来たらオスピス・ド・ボーヌに行かないとね。と既に3回目の訪問。
ここの入場料も無料。至れり尽くせりです。



オスピス中庭


オスピス・ド・ボーヌはかつては修道院経営の救済院でしたが、今は博物館になっています。
屋根のモザイクが特徴的です。


オシピスベッド


博物館の中は施設であった頃の様子が再現されています。
ベッドが縦に並んでいるのが、なんだか新鮮??

オスピスをかなり時間を掛けて見学して、ボーヌの街もぶらぶらと少し散歩ニコニコ
今日はセバスチャンも仕事の同僚もみんな働いているんだなぁ。と思うと2倍嬉しいのはなぜ?

バスに乗って会場に戻り、午後4時からの第2回目のテイスティングに臨みます。

午前中のワインのラインナップは、私の第一&第二希望から外れたゾーンだったので、午後はブルゴーニュ、ボルドー、アルザスが来ることを祈りながら、リストを確認。

なんじゃこりゃ~~!!!!怒り


シャンパーニュ 5種
南西部のロゼ  2種
プロバンス アルプス-コート・ダジュールのロゼ 2種
南西部の白   5種
南西部の赤   4種

合計      19種類

午前中と全然ワインの生産地域が変わっていなーいショック!!!

ぶつぶつ言っていたら、隣のフランス人マダムが、「参加者がテイスティングしたがるのは、やっぱりボルドー、ブルゴーニュ。なるべく避けたいのは南西部なのよ。そんなとこのワインのテイスティングは嫌だから、私は第二希望までしか出さなかったわ。」とのこと。

そうかぁ、そーいう手があったかー。と嘆いてもあとの祭。

まぁ、ワインの種類もバラエティに富んでるし、こんな経験もなかなか出来ないので文句を言わずに真面目に審査をしよう!と気を取り直して最後まで頑張りました。

テイスティングの後は休憩を挟んで、夜8時から着席形式のディナーがありました。
この時もお昼同様に数えられないくらいのワインのビンが並んでおりました。

あとはホテルに帰って寝るだけ!好きなだけ飲み、食べ、おしゃべりして会場を後にしたのは午後11時過ぎ。

こんなに楽しい一日は本当に久しぶりでした!
時折イベントが重なる事があるものですが、今月半ばから先週にかけてその大波波に ざぶ~~ん と飲み込まれておりました。

まずはその第一弾の大波。

4月13日(日)の春の遠足 ブルゴーニュ・ワインツアー>ワイン

これは数年前からお付き合いのある仲田幸司さんのワイナリーにみんなで行けたら楽しいだろうなぁ。ブルゴーニュで頑張ってワイン作りをしている日本人がいるというスンバラシイことを知ってもらいたいなぁ!!

そして、自分もワインが飲みたい~ニコニコ!!<←え?こっちがメイン??>

という限りなく気楽に企画を始めたのがきっかけです。

正直仲田さんのMaison Lou Dumontは、今や日本でもとても有名で私が紹介する必要なんてこれっぱかしもございませんが、でも!!いいんです!!

せっかく車で2時間弱のところに住んでいるのですから、訪問して彼のワインに傾ける情熱に触れながらワインを頂かない手はありませんぜ。

早朝8h00に大型バスでリヨンを出発バス

お子さんを含めた総勢41名の大遠足です。


なのはな


外は春爛漫。菜の花が大満開nanohana2☆☆
車中ではこれから訪問する2つのワイナリーのご紹介。ブルゴーニュワインの説明なども。

このままなら予定通りにワイナリーに到着するな~。と思っていたら・・・。

なんと高速道路上で事故渋滞に!!!!

ひえ~叫び叫び このまま動かなかったらどうしよ~ガーン

ワイナリーに電話で連絡をしたものの、冷や冷やしながら待つ事30分以上・・・。
やっと道が開通しました!

遅れに遅れてGevrey-Chambertin村に到着です!

急いで41人のグループが2つに分かれて、仲田さんのMaison Lou DumontとDomaine des Varoillesに向かいます。

私はまずDomaine des Varoillesへ。

到着した途端に今回の訪問についてやり取りをしていたファビエンヌが爆裂爆弾爆弾爆弾

どうしてわざわざグループを2つに分けるのよ!うちは一回で訪問できるほどカーブが大きいんだから迷惑だわ!! 

おいおい。そんなの最初に連絡した時に説明したでしょうが・・・。それが無理ならあなたのワイナリーを選んでないってショック!

久しぶりにフランス人女の周りをはばからないヒステリーに対面して、なんとも懐かしい気分に・・・(笑)。

以前日本で働いていた時は、ファッション業界のこのタイプの女性にしばしば、いや。常に接していましたが・・・。いや~、いたんだー、ワイン業界にも~。

こういう女性と上手くお付き合いし、なだめるにはおだてる。持ち上げる。盛り上げて気をそらす。しかありません。

そして意外に人が好いのであっという間に機嫌はなおります。


その彼女の運転するバンに乗せられてDomaine des Varoillesが所有する畑をぐるっと巡ります。

はたけ


まぁ、飛ばす。飛ばす。
がんがん運転しながら畑の説明。ぶどうの紹介もこなします。
上の写真もDomaine des Varoillesの畑の一部です。斜面の違いによって日当たりも変わってくるので、ぶどうの育ち具合も違ってきます。


ぶどう


立派に育って美味しいワインになるんだよ~。


畑めぐりの後は、カーブをちょこっと見学してワインの試飲。
Gevrey-Chambertinは、すぐ飲みができるカジュアルなワインというよりは、5年以上は熟成させて楽しむ長期熟成タイプが多いです。
10年後にはきっと素晴しいワインに育つんだろうなぁドキドキ

この後すぐに仲田さんのMaison Lou Dumontに歩いて直行!

後ろでは、次のグループに「はいはい!!早くバンに乗って頂戴!この後家族でブッフ・ブルギニョンを食べるんだからー!」と叫んでいるのが聞こえました。

まったく元気だなぁ・・・・ε=(。・д・。)

歩いて7分ほどの場所にMaison Lou Dumontはあります。
こちらにお伺いするのは実は2回目。2年ほど前に個人的にお邪魔したことがあります。

「わざわざ遠いところまでようこそいらっしゃいました。」と丁寧にご挨拶してくださる仲田さん。

やーーっぱり、ほっとするわー。このソフトな対応ドキドキ!しかもあの強烈なファビエンヌの後だと一段と・・・。

さっそく地下のカーブに直行して、お待ちかねの試飲を始めます。




なかたさん


仲田さんが樽から直接ワインを取り出しグラスに注いでくれます。
この樽から直接ってところがまた感動!!!美味しさもひとしおです。

まずは白ワインから始めて、念願のご自分の畑をもち最近作りはじめたアリゴテ、BIOのブルゴーニュを頂きます。

どれも素晴らしい美味しさ恋の矢 

むるそー


そしてもうすぐビン詰めされるムルソー2012年ニコニコ なんと言うかワインツアーを企画した苦労が報われる味でございました。

かれ


毎日忙しくて疲れていないはずはないのに日曜日にまで私たちのようなグループの訪問を快く受け入れてくださった彼。

一杯のワインごとにその味わい、作る時のご苦労など本当に丁寧に、そして情熱をもってお話ししてくださいました。

作り手の方の話を聞きながら飲むワインは、ワインの味以上の仲田さんのを感じることができました。

ご自宅のお庭までお借りして準備したお弁当を食べ、注文したワインをピックアップしてリヨンへ!

予定時間を少々オーバーしましたが、事故も無く帰って来れました。

あ~、疲れた・・・。しばらく大型ツアー企画はやめよう・・・。



先月に引き続き、今月もお友達が東京からリヨンにいらっしゃいました音譜

とは言っても彼女は、お仕事でフランス中を訪問し、フランス中の美味しいレストランでお食事をなさっている、食いしん坊の私からするととーーーーってもウラヤマシイ方です(笑)ニコニコ

彼女のお誘いでリヨンのフルヴィエールの丘にある5つ星☆☆☆☆☆ Hotel Villa Florentine(ホテル・ヴィラ・フロランティーヌ)の中にある、1つ星☆レストラン Terrasses de Lyon(テラス・ド・リヨン)のランチに突入!!して参りました。

レストランは名前の通り、テラスが広くて、丘の中腹にあるためリヨンの街の眺めが最高!

まだリヨンに住んでいない頃、大奮発してセバスチャンの誕生日にここに来たことがあります。

なんと懐かしい・・・ラブラブ 7月に来て、あんまり暑くて食事が終わる頃、二人とも日射病になり気持ち悪かったなぁ、とか、ものすごく風がつよくてパラソルが飛ばされそうだったなぁ、とか全くどうでもいいことを思い出します。

あれから5年くらい経っているでしょうか。時間はあっという間に過ぎていくものですねー。

まずはシャンパンでカンパーイcocktail*


ドぅーつ


久々のDeutz ドゥーツは、すっきりと品があって、うっとりするようなハチミツの香りハチ


さてさて、本日のコースは「Au Plaisir des Sens」、訳すると<味覚の歓び>とでもなりますでしょうか?

まずは「味覚を呼び覚ますための料理たち」。

アミューズ


1皿目は、小さなアイスクリームコーンで登場!
いきなりのかわいい攻撃にしょっぱなからやられました勝者

 
リゾット


2皿目のパルミジャーノのリゾット、黒トリュフ添え。
お米の硬さも、味付けもとって好みに仕上がっていて、「えー、これだけー??」もっと食べたいなしょぼんという出来栄え。(←なぜか上から目線。)

トリュフの香りとチーズの香りがふわっと広がって、食欲中枢刺激しまくりです。



ほたて いかすみ


前菜の「ホタテ貝の貝柱のカルパッチョ、イジニー産の牡蠣入り塩味のビスケット、根セロリのレムラードサラダ。リンゴのジュレをあしらって」

もう手が込んでいて、込んでいて大変!
一つのお皿の中に、沢山の素材とテクニックが満載です~。給仕してくれるサービスの方も、お皿を運んでくる度にお料理の説明をしてくれるのですが、早口早口。
内容も沢山すぎて、全部聞き取ることができません!

ま~、でもとっても目に鮮やかな素敵なお皿です。

白い貝柱と交互に組み合わされている黒いディスクは、イカ墨の硬めのゼリー。
イカってあのイカイカですよ。そのイカ墨をゼリーにしちゃおうって、まぁ良く考え付くなーと感心しちゃいます。

ゼリーだけの味は?と問われると、味はあんまりない。但し。口に入れたときの触感とホタテと一緒に頂いた時の味が面白い!しかもきれい!これは、初めての体験でした。

最初に上にのってる紫色の花花を食べて下さいね。と勧められました。

口にいれて噛むと、少しネバっとします。こ、これはどんな効果を引き出すのか、微妙になぞはてなではありますが、花を食すのがなんとなくメルヘン??


魚


メインの1品目、「スズキのグリル、ブルターニュ産クルベット・グリーズ(灰色エビ)。ベットラーブのしっとりソースとグレモラータ添え」

グレモラータってなに?と思って調べてみたら、イタリア料理のソースで、バター、イタリアンパセリ、にんにく、レモンの皮を使ったソースということでした。
確かに、ブイヤベースに入れるにんにくたっぷりのアイオリソースみたいだなぁ、と思いました。

こちらも絵になる一皿。エビはカラリと揚げてあるようで居酒屋の川エビを彷彿とさせました。
例えが全く高級感がなくてすみませんあせる

フランス語が解ったとしても、あまりにも色々な要素が盛り込まれていて途中から理解することを断念ドクロ

料理の専門家かよっぽどの料理好きでもない限り、理解するのはフランス人でも無理なんじゃ??

さて、お次はレストランっていうかシェフの得意料理ハトはと。そうそう、こちらのシェフはMOF(フランス国家最高職人)だそうで、リヨンの料理界の帝王ポール・ボキューズからの評価もとっても高いそうです。

ハトはとはとはと・・・。

むかーし、昔の大昔。初めてのベトナム旅行でフランス料理の店に行き食べた事がありますが、小骨が多くて食べにくかった記憶のみ・・・。

ベトナム行って、なぜあえてハトをチョイスしたのか・・・。ハト料理に関しては全てが微妙な記憶のみ。

美食の都 リヨンでのハトとの再会。楽しみです。

カモーン!! MOFのハト!!クルックーはと

はと


「ブレス産のハトのグリル、ハトのもも肉のコンフィ入りカネロ二。かぼちゃのクーリと肉汁のソース」登場~。

一言で感想を述べるなら・・・。素晴らしい料理です・・・。

ほぼ初めて(微妙なベトナム・フレンチ以外)ハトを食べたので、比べようがないのですが。とにかくこんなにシットリとしてキメの細かい肉質の肉料理を食べたのは初めて!!

やわらかいけどしっかりした歯ごたえ。もも肉も味わいが深くてハトを二度楽しめます。

もしかしたら今後ハト料理を食べたらガッカリしてしまうかも。食いしん坊&フレンチ好きな方は是非このハトを味わってみてください!!

こちらのシェフはまだ充分若いので時間はあります(笑)。

Cote de roti


お勧めのワインはCote Roti(コート・ロティ)のFrancois et fils(フランソワ・エ・フィス)2012。
コート・ロティの2012年か~。まだ若いんじゃないかな~得意げと心配しましたが・・・。うまーいー!!

正直インパクトの強いコート・デュ・ローヌの中でもとりわけコート・ロティは、飲み難い印象をもっていましたが、なーんとまー、上品かつ飲みやすいできばえ!

近いうちに絶対にドメーヌ訪問しなくちゃ!!まだ、ワインをリリースし始めて3年目の若い造り手だそうです。ギガルで醸造を担当していたとか。

フランスでもまだ知名度は高くないようです。


デザート1


最初のデザート。
「マンゴーの細かい角切りにパイナップルのシャーベット、ミルクのエマルジョンソース バジル風味」

は~ドキドキ ほっとする。味覚の切り替えが出来るようなさっぱり味。


デザート2


すみません。
細かいことを忘れちゃいました。美味しいのでがーっと食べ終わってから、「えーと、なんだったけ?」って感じでした・・・。

ご覧の通りチョコレートメインのデザートですが、重くなかったラブラブ

デザートのお供にはアルザスのヒューゲルのゲベルツトラミネールの甘いワインを。
はなやかーな香りと味がチョコレートとベストマッチ!!
なかなかデザートまでワインを合わせて飲むことがないので、贅沢贅沢。

デザート3


最後の小菓子。

うわ~、かわいい~!!

最後までまったく手抜きなし。攻める攻める。

左から、マントン産のレモンのマカロン、クランベリーのクリームのシュークリーム、オレンジクリームのマドレーヌ風菓子、ガナッシュとナッツのチョコレート。

一つ一つの完成度高い~~~!!うまい~~~にゃ

なにがすごいって、これだけ食べても胃が重くならない!!
まるで和食をたべたような胸焼けのなさ。そして、ワインも最初から最後まで4杯は飲んでいるのにスッキリ!

驚きの料理体験でした!!ポール・ボキューズでは料理と格闘した感じでしたが、こちらは一皿ごとに感動しているうちにあっという間にすんなり全てが胃に収まりました。そしてとっても印象的。

こちらのメニューは108ユーロだそうな。高い。はは。貯金しなくちゃ。そして、また来るんだドキドキ

どうやら、今回のメニューを8月に東京のホテルで3日間提供するそうです。
少々高くてもお勧めします!!!飛行機代考えたら、いかなきゃ損です。

Terrasses de Lyon
Villa Florentine内
25, montée Saint Barthélémy
69005 LYON
Tel. 04 72 56 56 56
Fax. 04 72 40 90 56
営業日:火曜日-土曜日昼と夜
コート・デュ・ローヌに日本からわざわざ来てくれたワイン好きの友人をお連れした(連行?)後、疲れがバリバリにたまっていそうな彼女を、リヨン Part-Dieu駅からそのままレストランへ・・・。

ちょっとプログラムをつめ過ぎたかしら??とちょっと反省。

でも、明日の早朝にはリヨンを出発してしまうので、この一日に全力投球しなくちゃっっ炎!!

今晩のお店は、珍しくもペルーペルー国旗とフランスフランス国旗のフュージョン料理のお店。

昨年オープンしたばかりの新しいお店のようです。

それにしてもペルー。う~ん、フジモリ大統領日本大使公邸の占拠事件くらいしか思い浮かばない・・・。

それってなんじゃい?というヤングな方(←しっかり死語ドクロ)は、ちょっとググッて見てくださいねー。そういえば、あの事件が起きた頃、ちょうどフランスに留学してたわぁ。懐かしいー。


さて、リヨンの高級住宅街6区にございますMiraflores(ミラフローレス)。多分、スペイン語で<千の花>コスモスという意味かと思われます。

わりとこじんまりしています。入ってすぐ目に入るのは、壁面に描かれたナスカの地上絵ばりの得体の知れない絵。

malflore1


なんだろう。猿?人?

clement de bourgogne


まずは再開を改めて祝ってブルゴーニュ・ド・クレマンでカンパーイシャンパン

昼から沢山ワインを頂きましたが、これは別!久しぶりの泡泡は美味しいニコニコ

東京のワインスクールで出会ってから、これまで彼女と会うときにワインを飲まないことなど全くありませんでした。

勉強のために集まってわざわざワインを飲むなんてしないよねー。普通は。はは。

saint Jacques


まずはアミューズ・ブシーュその1.帆立貝をパイ皮でつつみグリルしたものに<なんとか>ってソースが掛かっています。

おーラブラブ!!クレマンにぴったり!ホタテもちょっと生っぽく火が通っていて、ソースはなんだか酸味もあります。クリームソースのようなのですが・・・。

huitres


アミューズ・ブシーュその2.ポワレしたカキに<なんとか>ってソースが・・・。

だから<なんとか>ってなんだよっ!!!

と自分でつっこむしかありませんが、使用している素材がペルーのものでメニューを読んでも、説明されても、全然解んないんですよー叫び

メニューの後ろにまとめて説明をしてあるページがありますが、結構細かく説明しているので、途中でリタイヤ。

まぁ、美味しければいいでしょードキドキドキドキ

このソースもあり?という色をしていますが紫イモっぽい?カプチーノの泡のように軽く仕上げてあってカキと意外にもあっています。



foie gras


前菜にフォアグラ好きな2人が選んだフォアグラとチョコレート風味のソース。

・・・。小さい・・・・むかっむかっ

美味しいだけにもっと食べたい感が否めませぬ。

poisson


メインの白身魚のやっぱり<なんとか>ってソース。(笑)

最初の帆立貝のソースと同様、クリームソースなのですが少し酸味がありました。
こちらは前菜よりはボリュームがありますが、やっぱり控えめサイズ。
今日は疲れているので胃にはちょうどいい感じです。

vin chardonnay


メインと一緒にペルーの白ワインINTIPALKAというシャルドネ種のワインをグラスで。
太陽を一杯うけて育ったようなぶどうの味。
ペルーのワインはなかなか飲む機会がありませんが、美味い!!
今度みつけたら買ってみたいワインです。


dessert


〆のデザート。
リヨン名物プラリヌ??を彷彿とさせますが・・・。
すみません。味の記憶が全くございません。食べてから既に一ヶ月たってますからねー。

フレンチというには軽い味付け、そして分量も軽め。
フランス人男性には物足りないくらいかもしれません。疲れていた私も余裕で食べられたくらいなので・・・。

前菜+メイン+デザートで39ユーロ。
お料理としては意外性があってとても面白いので、今度また来てもいいかなー。

お店が小さいので事前の予約は必須のようです。

Miraflores
60 rue garibaldi 69006 LYON
Tel 04.37.43.61.26
オープン日;火曜日ー土曜日19H30-21H30、土曜日12H00-13H30
最寄駅;Masséna