摂食とは、人や動物が食物を摂ること、嚥下とは飲み下すこと、口腔内の食物を胃に送り込む過程をいいます。
その摂食・嚥下のプロセスが以下のとおりになります。
①先行期(認知期)
食べ物の形、固さや湿度などを見たり、においや触ることで判断し、何をどう食べるかを決めて行動します。
②準備期(そしゃく期)
食べ物を口に入れて噛み砕き(咀嚼”そしゃく”)、舌でまとめて咽頭へ送りやすい形(食塊”しょっかい”)にします。
③口腔期
舌の運動によって食塊を咽頭の報告へ移動させます。
④咽頭期
食塊をゴックンと飲み込み咽頭から食道に送る。
⑤食道期
食道の蠕動運動により、食道から胃に送る。
高齢者になると、①~⑤の過程がスムーズにいかなくなります。
食べるのに必要な筋肉や唾液分泌の減少等が原因としてあげられます。
また、食事のお手伝いを行う際、①の過程を飛ばしていきなり口に運ぶ介助者の方がいらして、
そこから、誤嚥するという形がよく見受けられます。
食事のお手伝いを行う時は、
認知症の高齢者であっても、言葉で「今から〇〇を食べますよ」や食事のにおいをかいで頂いたりすることって、
とても大切なプロセスなのです。
食事は生きる上での楽しみです。
その楽しみを最大限に引き出せる援助者でありたいものです。