作品と演出家に巡り会えた役者の冥利を感じながら、日々お稽古を重ねております。
稽古場からの道々も、あるものはジッと一点を見詰めて思い巡らし、またあるものは台本を片手に口をパクパクしながら歩き、あるものは街をキョロキョロ見渡しながら芝居のヒントを探し……
今回は銭湯のおはなし。
先日は若手みんなで銭湯行ってみたりもしました。
『あー、銭湯、最近行ってないな』
というかたも多いでしょうね。
建物の様子や中の雰囲気など、百人いれば百通り、それぞれ思い出の銭湯があることと思います。
かくいうボクも、稽古場までの道中では、街をキョロキョロ……
アンテナをはって歩いています
ん?!なにか気になる!!
芝居のヒントの匂いがする!!
『銭湯』だ!
ん、せんとう、、、
いいえ、アサバさんでした。
アンテナ広くはっていると
ちょっと違うものも引っ掛かりますね
取捨選択して、今日もシンプルに!!
お稽古いってきます!
〇ウケウリ銭湯豆知識〇
銭湯といえば…の、富士山に代表される背景画。あの壁画を専門に描く『銭湯背景絵師』という仕事があります。かつては人数がいましたが、今では丸山清人さんと中島盛夫さん(ふたりは兄弟弟子)、中島さんのお弟子さんがひとり独立して、『銭湯背景絵師』という職人は現在3人しかいない仕事だそうです。日本が五輪景気で沸き、東京のあちこちに銭湯ができた頃には、職人たちはそれは忙しく、毎日どこかの銭湯で絵を描き替えていたのだとか。ちなみに、日本ではじめて背景画を描いた銭湯は『神田のキカイ湯』なんですって。巡り巡ってやってきた東京五輪。また銭湯のすばらしさ、おもしろさを再確認してもらえるようなきっかけがあったらいいなと思います!
千葉有卯助

