ここまで、グラフィックデザイナーはコンピュータを利用して、商業デザインを手がけている人が多いという話をしたね。
そこで、素朴な疑問が発生する人も居ると思うんだ。
そもそも、グラフィックデザイナーという職業は、もう何百年も前から存在していたとも言われているんだ。
活版印刷が登場する以前より、新聞などの紙媒体のデザインを始めた人が、グラフィックデザイナーという仕事の始まりとも言われているね。
さらに、コンピュータが普及し始めて、まだ50年前後と比較的歴史は浅いんだ。
さらに、日本で顕著に見られる所謂「アニメイラスト」では、歴史は20年前後と、まだまだ今後の発展が見込めるジャンルだよ。
しかし、これからグラフィックデザイナーを目指す人は、デジタルでの処理能力は必須スキルの1つといえるよ。
現在は、広告等の紙媒体のデータを作成したり印刷所に入稿する際には、データで入稿するケースが多いんだ。
そのために、デジタルでデータを作成する能力は、これからグラフィックデザイナーを目指す人にとっては、必要不可欠なスキルの1つと言えそうだね。