家づくりのお役立ち情報
~施主さんの近隣挨拶~
今回は
「上棟(建前)の前の挨拶」編です。
まず、そんな挨拶しなければいけないの?なぜ上棟の前に挨拶が必要なの?
という質問が飛んできそうです。
特に、しなければならないということはありません。むしろ、しない人が多いかもしれません。ではなぜ私が勧めるかといいますと、3つの理由があります。
1.現場状況の確認ができる。
これは工事の進行状況ではありません。建築会社が近隣に気を配っているか?ということです。
2.挨拶の効果が高い。
この時期から大工さんが現場に入るので、建築音が本格的に出始めます。また、上棟時には多く職人さんが現場に入るので、車両が多くなり交通の妨げになりやすいです。着工前の挨拶から既に1ヶ月程度経っていますので、この機会で挨拶をしておくと時期的にも効果が高いのです。
3.餅まきなどをする場合、告知も兼ねられる。…当日になって人を集めようとしても上手くいきません。せっかく餅まきをするのに、人が集まらなかったら、すごく寂しいですよね。
という理由です。
そんなの建築会社の責任でしょ?と言われるかもしれません。確かにその通りです。実際には建築会社では上棟前に改めて近隣挨拶するのが常識だと思います。
でも、着工からおよそ1ヶ月が経った頃ですから、「ご迷惑おかけしていませんか?」と言って近隣の方とコミュニケーションをとっておいて損はないと思います。現場の状況を第三者の目線で知るいい機会ではないでしょうか?
ひょっとすると
「現場監督の人、ぜんぜん来てないみたいよ」
とか
「職人さんが道路を汚しっぱなしで帰っていくのよね~」
とか、逆に
「現場監督さんが、よく来てくれるから安心よ~」
かもしれません。
いずれにしても、建築会社側の報告だけでなく、自分の目と耳で確かめておいたほうが、家づくりの失敗リスクが小さくなります。