次世代の大工さん | 家づくりのお役立ち情報マスター Dr.ジョーのブログ

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埼玉で「大工育成塾」by読売新聞

 継ぎ手に金具を使わない伝統的な木造建築技術を次世代に引き継ぐ「大工育成塾」が春日部市豊野町の貸倉庫で開かれている。

 全国から集まった、女性を含む20歳前後の61人が、住宅の骨格となる土台や柱、梁(はり)、屋根などの木材加工に取り組んでいる。

 塾生たちは、丸太の寸法を金尺で測ったり、かんなやのこぎりで削る場所に印をつける「墨付け」、機械ではなく手で削る「刻み」に取り組んでいる。岡山県玉野市の藤原宙(ひろし)さん(21)は、「うちの工務店では手刻みをしない。丸太に穴を開けるのは難しい」と話す。

 大工育成塾は、同じ名前の一般社団法人が、9年前から熟練の技を次世代に引き継ごうと、国の支援を受けて行っている。塾では3年間の座学と現場で修業を積んだ後、修了制作として、木造住宅を建築する。

 木造建築は、情報技術(IT)で、木材を精密に加工する「プレカット」が普及している。建築現場では加工された材料を組み上げるだけで済み、工期短縮や建設費の削減ができる。その一方で、伝統的な木造建築技術は廃れ、継承されなくなったという。

 今回、制作に挑んでいるのは、来年3月に修了を迎える塾生。さいたま市緑区の木造住宅を手がけるため、材料加工を始めた。30日には建築現場に移り、住宅の土台や柱、屋根などの骨格造りに着手。11月2日には骨格完成を祝う上棟式を行い、制作を終える予定だ。(一部抜粋)

本当に頑張って欲しいです。
記事によれば、昔に比べると、大工さんは30万人減ったそうですが、こうやって手刻みの技は残っていって欲しいです。

ただ問題は、家を買おうと考えている人に、手刻みである事がプレカットされたものに比べて、どう優れているのか、どういうメリットがあるのか、を具体的に分かりやすく説明できなければ…本当に勿体無いことです。



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