福島 避難農家が耕作放棄地で栽培
原発事故の影響で避難生活を送っている農家を支援しようと、作付けがされずに放置されている農地を整備して野菜作りをしてもらう珍しい取り組みが、福島県の会津美里町で行われています。
福島県内で作付けがされずに放置されている農地「耕作放棄地」は、おととしの国の調査で2万2000ヘクタール余りと全国で一番広くなっています。
会津美里町では町やJAなどで作る協議会が、こうした農地およそ26アールを国の交付金を使って整備し、楢葉町から避難している農家などに野菜を栽培してもらっています。
29日は仮設住宅に住む5人が、町の職員などと一緒にブロッコリーの苗を植えました。
高木保之さん(66)とキヨ子さん(68)の夫婦は、楢葉町で肉牛8頭を飼育しながら、およそ300アールの農地でコメや牧草を作っていましたが、仮設住宅では閉じこもりがちになっていたといいます。
高木さんは「汗を流せる機会を作ってくれてありがたいです。暑さなど環境は違いますが、頑張りたいです」と話していました。
こうした取り組みは被災地ではまだ珍しく、協議会の山田隆義会長は「耕作放棄地の利用につながるだけでなく、避難してきた方に営農意欲を保ってもらえたらうれしいです」と話していました。
栽培される野菜は10月ごろ収穫され、仮設住宅にある直売所で販売されるということです。
-NHKニュースより
私の実家の近くの町のニュースです。
こうした取り組みがどんどんできるといいですね。
ただ、インタビューにもある通り「暑さ」に関しては楢葉町(浜通り地方)に比べ会津美里町(会津地方)
のほうが格段に暑いので、無理しないように頑張ってほしいです。
先日、帰省した折に小学校の校庭で除染作業が行われていました。
会津地方は風向きの関係でそれほど放射線の影響はないほう(南関東と同レベル)なのですが
まだ爪痕はしっかり残っているんですね。